バランス感覚を鍛える方法
何事もバランスが大事。
勉強と運動のバランス、仕事と休日のバランス、主食と副菜等のバランスなどなど、私たちは常にバランスよく生活していかなくてはいけません。
バランスとは、「つり合いを取る事」「つり合いが取れている状態」を意味するそうですが、つり合いがとれなくなると様々な問題が噴出してきて、いろいろと厄介なことになります。
だからこそ、常日頃からバランスを崩さないような生活をしていかなければならないのです。
とはいえ、常に天秤の重りを調整するかのようにつり合いを取ろうと安定ばかり求めて生活していたら、どうなるでしょう。
私は、頭がおかしくなり発狂すると思います(笑)
なのでバランスについて考えすぎるのもまたよくないので、これもまた考え方のバランスが大事なんですね。
これは人間の体を扱う上でも同じです。
私たちは何気なく立ったり、座ったり、歩いたり、走ったり、寝たりしていますが、このような動作もすべてバランスが大事です。
立ったり座ったりする時にバランスが悪いと様々な不具合が生じます。
代表的なのが筋肉の過緊張です。
ただ座っているのになんだか筋肉がこわばってきた・・・
立っている時間が長いと、筋肉がガチガチ・・・
これらはすべてバランス感覚が悪い証拠、筋肉が常に収縮していて休めない時に起きる現象です。
いわゆる肩こりや腰痛なども言ってしまえばバランスが悪いということですね。
かく言う私も昔は腰痛や寝違いなど、筋肉の異常を沢山経験してきました。
そんな私がそれらの問題を見事に解決!
解決方法は、簡単です。
日頃からバランス感覚を養う練習であり、体の軸を鍛えることですね。
私は体について30年以上研究し続けてきましたが、やっと体の軸を見つけることができました(笑)
そして、体の軸を見つけてからというもの、肩こりや腰痛など体に関する悩みは全て解決。
健康でいるにはどうしたらよいのか、全て答えを出せました。
いうまでもなく、体の軸を見つけられない人は、腰痛や肩こり、膝の痛みなど体の不調があちこちに現れてきて常に体に悩みを抱えていくことになります。
そんな体の軸を失いバランスが崩れているのに気付かない人には、脳や内臓にまで悪影響を及ぼし、大きな病気へと繋がっていくのです。
こんな単純な原理で人間の体に痛みや病気がおきているのに、現代人はバランスを整える努力をしません。
なぜでしょう。
私が思うに、現代人はバランスが崩れている事に気付いていないからでしょう。
いわゆる感覚鈍麻です。
みんなさん鈍いんです(笑)
こんなことを言われてイラっとするかもしれませんが、本当にそうなんです。
それでは、皆さんに聞きます。
日常生活でバランスチェックしていますか?
私は階段をのぼる、おりる、歩く、走るといった日常生活の中で常にバランスチェックしています。
するとどうでしょう、バランスが崩れていることに気付けるのです。
真っ直ぐ座っているようで座れていない、真っ直ぐ走っているようで走れていない、自分が当たり前に出来ていると思っていた動作は常にバランスが崩れているのです。
皆さんは、バランスチェックをどうしたらいいのかも分からないのではないでしょうか?
それが感覚鈍麻の代表的な症状です。
何をどうしたらよいのか分からない。
それはそうです。
私たちは体について全く勉強していないからです。
そんな全く知らない体を使って、私たちは地球という乗り物に乗って、想像もつかない速度で移動しています。
過去のブログ「体の歪みを取る方法」でも書きましたが、地球は速度1400kmで自転し、108,000kmで公転しています。
このような速度で移動している乗り物に乗りながら私たちは生活しているので、むしろバランスは崩れて当たり前のような気がします。
しかし、バランスが崩れて当たり前だからといって、そのままにしておいていいのでしょうか。
何も考えずにボケーっと人生を過ごしていいのでしょうか。
それでいいと思う人はそれでいいのでしょうが、私は与えられた貴重な命を最大限に生かして誰かの役に立てるようなことをしたいと思っているので、常にバランスチェックをしていきます。
このように書くと非常に変わった人に思われるかもしれませんが、私は至って普通の人間です(笑)
ただ、他人よりも体の謎を解き明かしたいという欲求が強いのかもしれません。
そんな体について知りたい欲求にかられた私に神経を通して、人間を作った神様は様々なことを教えてくれました。
そのうちの一つが「バランス感覚を鍛える方法」です。
今回はそんなバランス感覚を鍛える方法について書いていきたいと思います。
ちなみに、常識的に言われているバランス感覚を鍛える方法は、「体幹や下半身を鍛える」「腹筋や背筋を鍛える」といったことですが、今回の記事ではそのような低次元のものではなく、もっと次元の高い方法をご紹介致しますので、筋肉で体を作り上げたいという方は時間の無駄になるので読まない方がいいでしょう。
これからの時代は筋肉で物事を語る時代は終わりです。
神経で人間をどう動かすのか、そんな次元で話をしましょう。
現代の常識に疑問を持っている方は、ぜひ最後までお読みください。
バランスはどこでとる?
私たち人間は、歩いたり座ったり立ったり、日常生活で実に多くの動作を行います。
その動作でバランスを崩すと様々な不具合がおきます。
ギックリ腰、五十肩、変形性膝関節症などはその代表例です。
何気ない動作でバランスを崩したまま動作を続けたから腰や膝を傷めたのです。
では、どうしたらバランスがとれるのでしょう。
答えを見つけるには、人間はどこでバランスをとっているか考える事です。
ヒントは、上記の写真です。
重いブロックを運ぶのに、女性たちはどこでバランスをとって運んでいるのでしょう。
写真をみるかぎり、下半身ではバランスを取っていないように見えます。
また、お腹に力をいれているでしょうか?
先頭に立つピンクの服を着た女性のお腹は、タプタプですね。
タプタプなお腹なのに、とても涼しい顔して重いブロックを運んでいます。
となるとお腹に力を入れずに重い物を持った方が持ちやすいのでしょうか。
人間はどこでバランスをとっているか、答えは体の軸でバランスをとっています。
体の軸については過去のブログ「体の軸を知る方法」「体の軸を鍛える方法」をご覧下さい。
上記の記事でも書きましたが、体の軸とは筋肉でも骨でもありません。
体の軸とは脊髄という神経でしたね。
背骨の中を通る脊髄が体の軸、上記の写真に写る女性たちは体の軸を上手に使って重いブロックを運んでいます。
頭の上にブロックを乗せていますが、とても賢い体の扱い方ですよね。
手を使って運ぶとブロックが軸より外側に移動するのでバランスが取りづらくなり、非常に疲れます。
反対に背骨の延長にある頭の上に重い物を乗せると、軸の上に重い物を乗せて運ぶ事ができるので安定します。
体の軸がブレなければ、無駄に筋肉が収縮する必要がないので、疲れにくくなります。
写真を見る限り、まだまだ運ぶべきブロックが山のようにありますから、無駄な労力をかけずに運ぶのに最適な方法は体の軸を使って体を動かすに尽きます。
いまや日本には様々な物が溢れていますが、便利な物を使って、出来たつもりになっている日本人に重いブロックを運ばす事をさせたらすぐにへばってしまうでしょう(笑)
もろすぎだぞ日本人!!
それくらい日本人の軸は歪んでいますし、体力は極端に低下しています。
そんなことに気付かず、ただウイルスや菌に対してマスクなどで対策しても、肝心の根本がぐらついて熱中症で倒れてしまいます。
かく言う私は、日頃から体の軸を鍛えているので、マスクをつけなくても快調快調(笑)
いつどんな時に風邪をひくかわからないですから、風邪をひかないようにマスクで用心するよりも、風邪をひいてもすぐに治せるような体にしておくのが賢い生き方。
口の中の潤いも唾液をしっかり出す方法を心得ているので、ウイルスや菌は唾液によって死滅して増殖する気配もありません。
周囲にインフルエンザに罹った人がいようとも全部やっつけられます(笑)
もちろん、時には負けますが、1~2日ですぐに回復します。
体の軸を整える努力をすると思考のバランスも安定するようで、世間ではウィルスがどうのこうの大騒ぎしていても、冷静でいられます。
これにて自律神経も乱れず呼吸も安定、体調管理もばっちりですね。
といったように体について知りたい欲求をもった私はどんなときにも頭がよく働くようです。
はて?話が脱線してしまいました(笑)
話を戻して、人間はどこでバランスをとっているかについてですが、体の軸である脊髄以外にもっと重要な部分が活躍しています。
むしろ脊髄はその重要な部分と連携をとっているからこそ重要なのですが、みなさんはどこか分かりますか?
当然のことながら、医療従事者やスポーツ指導をされている方の皆さんならすぐに分かりますよね?!
そうそう、あれですよ、あれ。
あの形に似ていると言われている部分ですよ。
分かりますよね。
まさか、体について詳しい医療従事者やスポーツ指導者の方々が分からないとは言わないですよね。
人間が何も考えずにバランスをとれるのは、彼が陰で活躍しているからなのです。
そんなバランスを陰で支えてくれている彼を知らずに、治療や運動指導をしている人はヤバいですよ(笑)
なーーーんて、私も30年以上体の研究をしてやっと見つけられたので偉そうに言えません。
私たちのバランス感覚を中心的に取り仕切っている彼の正体とは・・・・
そう!!!h
1000億個の神経細胞をもつ小脳
小脳です。
脳と聞いて、私たちがイメージするのはおおよそ大脳のことだと思います。
もちろん、大脳の機能も凄いのですが、その大脳の後ろに隠れた小脳はもっとすごいです。
------------------(以下、Wikipediaより転載)
小脳(しょうのう、英: cerebellum、ラテン語で「小さな脳」を意味する)は、脳の部位の名称。
脳を背側から見たときに大脳の尾側に位置し、外観がカリフラワー状をし、脳幹の後ろの方からコブのように張り出した小さな器官である。
脳幹と小脳の間には第四脳室が存在する。
重さは成人で120〜140グラムで、脳全体の重さの10%強をしめる。
大脳の10分の1しかないのに、大脳の神経細胞よりもはるかに多くの神経細胞がある。
脳の神経細胞の大部分は、小脳にあり、その数は1000億個以上である。
小脳の主要な機能は知覚と運動機能の統合であり、平衡・筋緊張・随意筋運動の調節などを司る。
このため、小脳が損傷を受けると、運動や平衡感覚に異常をきたし、精密な運動ができなくなったり酒に酔っているようなふらふらとした歩行となることがある。
小脳が損傷されると、そうした症状が起きるが、意識に異常をきたしたり知覚に異常を引き起こすことはない。
このため、かつては高次の脳機能には関係がなく、もっぱら運動を巧緻に行うための調節器官だとみなされ、脳死問題に関する議論が起きた際も人の生死には関係がないので、小脳は脳死判定の検査対象から外すべきと主張する学者もいた。
ところがその後、小脳がもっと高次な機能を有していると考えられる現象が相次いで報告された。
また、アルツハイマー病の患者の脳をPETで調べたところ、頭頂連合野や側頭連合野が全く機能していないにもかかわらず、小脳が活発に活動していることが判明した。
アルツハイマー病の患者では例外なく小脳が活動しており、通常より強化されている。これは大脳から失われたメンタルな機能を小脳が代替していると考えられている。
伊藤正男は、小脳は大脳のシミュレーターであって、体で覚える記憶の座と表現した。
小脳の傷害が運動障害を引き起こすことを最初に示したのは、18世紀の生理学者たちであった。
その後19世紀初頭〜中盤にかけて、実験動物を用いた小脳切除・病変形成実験が行われ、小脳傷害が異常運動・異常歩様・筋力低下の原因となることが明らかにされた。
これらの研究成果に基づき、小脳が運動制御に重要な役割を果たすという結論が導かれたのである。
協調運動制御のため、小脳と大脳運動野(情報を筋肉に伝達し運動を起こさせる)および脊髄小脳路(身体位置保持のための固有受容フィードバックを起こす)を結ぶ多くの神経回路が存在する。
小脳は運動を微調整するため体位に対し絶えずフィードバックをかけることで、これらの経路を統合している
-----------------------(転載ここまで)
小さくなっても頭脳は同じ、名探偵・・・ではないですが、小脳は大脳の10分の1サイズしかないのに、大脳よりも神経細胞が多いそうです。
その数1000億個!!!
なんて、数で言われても想像がつかないですよね。
ただ私は小脳を動かす感覚が分かるので、その凄さは半端ないと自覚しています。
私は、仕事で疲れたり、運動で筋肉がこわばったりしていたら、小脳を動かします。
小脳を動かすと言っても体の軸を使って後頭部を動かすのですが、後頭部周辺を「ポキ、ゴキ」という音を出すようにして動かします。
するとどうでしょう、全身の関節が気持ち良く動くようになるではありませんか。
もちろん、関節だけでなく筋肉も緊張がとれて快適な状態になりますし、呼吸も安定してしっかり酸素が吸えます。
それもそのはず、小脳は知覚と運動機能の統合、平衡・筋緊張・随意筋運動の調節をおこなっているからです。
バランス感覚で言えば、私たちの関節には位置感覚を知らせてくれるGPSのような物があります。
私たちが普段何気なく立ったり座ったりできるのは、関節にあるGPSの情報がすべて小脳で統括され、関節の状態を良い位置にするように小脳が脊髄へ指示だして、全身にある各関節が動くからできるのです。
ここで関節の位置が悪いと筋肉がバランスを保とうとします。
この筋肉がバランスを保とうとする時間が長ければ長いほど筋肉が収縮したままになり、こわばり、かたくなり、疲れやすくなるのです。
皆さんの肩こりは、頭の位置が悪く神経で関節を動かせなくなり、肩や首の筋肉で支え無駄な力が入っているからおこるのです。
つまり、肩こりを解消したい人や疲れにくい体を手に入れたいという人は、筋肉でバランスを保とうとするのではなく、小脳の働きを使って神経で関節を動かせるようになるといいでしょう。
というのも、神経は筋肉よりも精密ですし、能力が高く、圧倒的に次元が高い存在だからです。
そんな次元の高い神経や小脳を使いこなす為にも、関節についたGPS機能の精度を高める努力が必要なのです。
また、体の軸である脊髄の通り道を形成する背骨の状態も重要です。
背骨が曲がっていたらその上にある小脳に傾きが出て、正しい位置感覚が認識できません。
現代人はパソコンやスマホをみる時間が長く、頭も前に倒れ小脳の位置が極端に悪くなっています。
自粛に次ぐ自粛で、皆さんかなり姿勢が悪く、そんな姿勢でいたらすぐに肺炎になりそうです。
いわゆる姿勢が悪い人は、肺だけでなく、小脳の機能も正しく使えていないもったいない人です。
これら関節のGPSは医学用語で小脳の固有受容感覚と言われるものですが、小脳と脊髄の働きが非常に重要になってきます。
だからこそ、からだ塾では「体の軸である脊髄を鍛えましょう」と言っているのです。
体の軸を使いこなせるようになると小脳の機能も巧みに使えますし、脊髄の上にある延髄も正しく使えます。
延髄は呼吸、循環、消化機能の中枢でしたね。
人間は酸素を吸ってなんぼ、酸素を吸うと様々な細胞が生き生きとして、健康でいられます。
マスクで感染対策もいいですが、それ以上に酸素をしっかり吸える身体にしたいものです。
ちなみにマスクをした状態ですと、酸素が6割くらいしか吸えないそうです。
ただでさえ酸素が吸えていない現代人が、6割しか酸素が吸えないマスクを常時着用したらどうなるでしょう?
ご自身の頭で考えて答えを出して下さいね。
私はマスクを捨て、正しい呼吸をしてくれる延髄を鍛えます。
正しい呼吸をアシストしてくれる延髄ですが、詳しく知りたい方は「延髄の使い方」をご覧下さい。
そして小脳は、神経細胞が1000億個あります。
例えは悪いですが、タンスの中に1000億円あるのに「タンスのあけ方」を知らなければ1000億円取り出せないので使えません。
いわゆる、宝の持ち腐れですよね。
これは、皆さんの小脳に1000憶個の神経細胞があるのに、「体の軸を知らない」ので神経の機能を使えないのと同じです。
つまり、体の軸を使えるか使えないか、神経を使えるか使えないかで人生がまったく違います。
脊髄や延髄を使いこなせるようになると、めちゃくちゃ体が動きやすくなるので、体を動かすのが楽しくなります。
お陰様で私は、近所をただ歩くだけで幸せを感じています(笑)
また小脳にある1000憶個の神経細胞を巧みに使いこなせば、体の不調もある程度は自分で治療できます。
労働力が高まり、疲労の回復力も高まる。
まさに、世の中を縦横無尽に動き回れる人の完成です。
このようなことを一般人ができるようになったら、マッサージ師や医者は大変なことになるでしょうね(笑)
ただ、これからの日本は日米FTAの影響で国民皆保険も廃止されることが予想されているので、現代医療に関わらず自分の健康を自分で管理できる技術は習得しておいた方がいいでしょうね。
アメリカは既に国民皆保険は廃止、民間の保険しか使えなくなり、お金をもっている人しか医療を受けられない状態のようです。
そのうち日本も同じ状況になるのでしょう。
そんな状況になっても冷静に対応できるように皆さんも体の軸や小脳の使い方を覚えておくといいですよ。
そのような技術を具体的に知りたい方は、スマホやPCで動画レッスンができるセントレムービーをご紹介しますので、興味のある方は「セントレムービー」をご覧下さい。
細かく具体的に体の軸を鍛える方法をご紹介致します。
以上、人間はどこでバランスをとっているかについて書いてきました。
人間は、体の軸である「脊髄」と脳の中で一番多くの神経細胞を持つ「小脳」でバランスをとっています。
体幹や下半身、腹筋や背筋でバランスを取っているなんて言っている人がいますが、そんな話は適当に聞き流しておきましょう。
人間の体にとってもっとも重要なのが「脳」「神経」です。
大げさかもしれませんが、私たちはこの重要な部分をどのように成長させていくかで、その人の価値や人生が決まってきます。
低次元の脳や神経であれば、低次元の人生を歩むことになりますし、高次元の脳や神経であれば高次元の人生を歩むことになります。
これらは当たり前のことですが、この当たり前のことが出来ないのが人間です。
世の中には様々な誘惑や妨害がありますからそれらに打ち勝つ術を知らなければ、どんどん次元の低い存在となっていきます。
私もまだまだ低次元の人間ですが、どうすれば脳や神経を究極的に成長させることができるのか、幸運なことに知る事ができました。
その方法は、まだ皆さんに教えることはできませんが、はっきりいって体を鍛えるだけではだめです。
もちろん、体を鍛えず怠惰な生活をするのは論外、最低限のこととして体は絶えず鍛えておきましょう。
体は鍛えておかなければ脳と神経を究極的に成長させることは出来ないでしょう。
なので、人間が生きていく上で最低限やるべきことをこちらのブログでは紹介しています。
例えば、皆さんが当たり前に使っている目ですが、正しく使えてますか?
目は小脳との関連性があると研究結果がでているほど重要な存在です。
詳しくは「目は脳を映す鏡」をご覧下さい。
バランス感覚を鍛える上でも目の使い方は重要ということになります。
だからこそ、私は子供たちに「目と耳の体操教室」というものを行っているのですが、未だに目と耳の重要性に気付かない親御さんは多いようです。
体操教室に通う前は、眼鏡をしていた子もトレーニングしていくと、自然と眼鏡を外していき目がどんどん良くなっていきます。
これらは、指導者が小脳と目の関係性を熟知しているからこそできることなのですが、眼科医は目のことしか考えていないので、目と小脳を正しく使えるような方法を教えていません。
とても残念です。
これら目について知りたい方は、「目の使い方」をご覧下さい。
目を鍛えれば小脳も鍛えられるので、バランス感覚も鍛えられます。
もちろん、目だけ鍛えても意味ないです。
体の軸である脊髄で全身を動かし、小脳でズレたバランスを調整する。
この繰り返しを定期的に何回も繰り返す事で、おのずとバランス感覚がよくなります。
そんなバランス感覚を養う上でお勧めなのが、スラックラインです。
スラックラインの第一人者 大杉徹さん
上記の動画をご覧下さい。
私はこれを見て心から美しいと思いました。
まさに脊髄と小脳、それに目や全身に張り巡らされた神経を使って、見事にバランスを取っているからです。
映像で見る限り簡単そうにやっていますが、めちゃくちゃ難しいです。
素人は、まずスラックラインの上に立てないです。
一般人は下半身でバランスをとりますが、大杉徹さんは脊髄のある上半身で見事にバランスをとっています。
だからこそ安定してスラックラインの上を歩けるのでしょう。
しかしながら、スラックラインを101m歩く、そしてめちゃくちゃ高い場所(笑)
絶対に無理です!
でも同じ人間がやっている訳ですから本当に凄いですよね。
ちなみに、大杉徹さんは「がっぱい」というあだ名があるそうです。
がっぱいとは沖縄の方言で後頭部が出ている人の事をさすそうです。
もし、大杉徹さんが「がっぱい」といわれるゆえんが、後頭部が出ているということなら後頭部にある小脳の発達が著しく大きくなっている証拠ですね。
ちなみに、私も体の軸を鍛えるようになってからというもの後頭部が大きくなってきている感じがしています。
明らかに昔の後頭部とは違います。
これも小脳の後天的な発達ででしょうか。
ちなみに、バランス感覚も昔に比べて良くなっていますよ。
ただ、スラックラインの上を101m歩くことは無理です(笑)
これは大杉徹さんだからこそ出来る業です。
本当に凄い人です。
バランス感覚を養うトレーニングとして、スラックラインはお勧めです。
室内で出来る器具もあるようなので、外出制限で自宅にこもりがちな今の時期にちょうどいいかもしれませんね。
もちろん、スラックラインのやり方を間違えるとまったく違った方向にいくのでお気を付け下さい。
スラックラインの指導者も人によって下腹部や下半身でバランスをとるように言う人もいますが、それらは体の構造からして間違った指導になりますので、どうぞお気を付け下さい。
あくまで上半身、体の軸は腰や背中にある脊髄ですし、バランス感覚を調整するのは小脳です。
だからこそ、スラックラインの時には手を高くあげて意識高めでのるのです。
手を高く上げ背骨の動きと合わせて手を動かすと脊髄の機能が高まり、バランスが取りやすくなります。
反対に下半身で体を動かすと、馬尾神経が強く働き、脊椎-小脳の機能が低下し、バランス感覚が悪くなります。
すると足の筋肉が無駄に発達して無駄に太い下半身が出来上がります。
下半身○ブは、馬尾神経優位の現れです。
そんな状態になりたくない方は、ぜひ小脳と脊髄を使いこなせるようにしましょうね。
ちなみに、スラックラインをやるときは、ただ単に手をあげるのではなく、背中で手をあげる、これを意識しながらスラックラインを行うと小脳と脊髄を鍛えられますよ。
なんて簡単に言っていますが、スラックラインは本当に難しい。
せっかくスラックラインを買ったのに、上手に出来なくてタンスの奥にしまったまま・・・
なんて人も多いでしょう。
またわざわざスラックライン買うのもな・・・
なんて考えてしまった方、こんなことをしてバランス感覚を鍛えてみてはいかがでしょう。
からだ塾がおすすめするバランス感覚を鍛える方法が以下のものです。
文字通り耳を引っ張って片足たちをする、ただそれだけです(笑)
上記のポーズをとりながら、時間は10秒ほど静止しましょう。
以上の要領で左右を5~6回ほどやってみてください。
なんて簡単にいっていますが、トレーニングをする際に気を付けるべきポイントが5点あります。
1、耳先を上へ引っ張る
2、目線も上へ向ける
3、後頭部と背中の小脳と脊髄を使って片足で立つ
4、足やお尻の筋肉をぎゅっとさせてはいけない
5、あくまで軸は後ろにあり、後頭部と背中を高い位置に保ちバランスをとる
ひとまず、上記の5点を意識しながら行いましょう。
正しく行えば、無駄に筋肉に力を入れずに軽い感覚で片足たちバランスをするという快感が得られると思います。
とはいえ、ほとんどの人が正しい体の軸の位置で片足バランスができないかと思います。
どうしてもフォームを見て欲しいという方は、セントレムービーをご利用下さい。
皆さんが思っている以上に体の歪みがありますので、体の歪みもセントレムービーではご指摘できるかと思います。
以上、簡単ではありますがバランス感覚を鍛える方法でした。
またの更新お楽しみに!!