運動神経が良くなる方法
運動神経を良くするにはどうしたらいいのか、私は幼い頃からずっと考えていました。
というのも、私は鉄棒、雲梯、のぼり棒が下手くそ、走るのが遅く、持久力もなく、逆立ちも出来ない典型的な運動神経が悪い子供だったからです。
世の中には運動神経が良い人がいますが、そのような人にどうしたら運動神経が良くなるか教えてもらう機会が幾度となくあり、話を聞くと皆さんこのように答えてくれました。
「感覚だよ」
「センスだよ」
「繰り返しの練習だよ」
「イメージでやればいいんだよ」
上記の答えは、運動神経が良い人が教えてくれた「運動神経を良くする方法」です。
「運動が出来る人」には「運動が出来ない人」の気持ちは分からないのでしょうか。
運動が出来ない人には、どんなイメージで、どんな練習をすればいいのか分かりません。
それにどんな感覚やセンスを持てばいいのかなんて、まったく分かりません。
もしかしたら世の中にも私と同じような思いをされた方もいて、ほとんどの人が運動神経を良くすることを諦めてしまったのではないでしょうか。
そして、運動神経を良くしようと頑張ったものの諦めた方が今はこのブログを読んでいる。
それでは、なぜこのブログを読むのでしょう。
それはこのような思いで読まれているのではないでしょうか。
「自分の運動神経が悪いのは分かっているけど、せめて子供の運動神経は良くしたい」
「もう一度、自分自身と向き合い運動神経を良くしたい」
我が子の為に何かできることはないか、一生懸命に調べる親御さん素晴らしいですね。
また、一度あきらめたことに更に挑戦する気持ちを持つ方々も素晴らしいですね。
そんなあきらめなかった方たちに朗報です。
幼少時代は運動神経が悪かった私ですが、大人になって驚く現象が起きています。
それが、運動神経が良くなっているのです!!
俗に言う30代からは体力の下り坂だなんて言いますが、私は10代、20代の頃よりも30代の今の方が運動神経が良くなっていて、日常生活でも精力的に活動できています。
走るのが苦手で、10~20代の頃に10㎞走るなんて考えもしませんでしたが、今は10㎞走るのが楽に気持ち良く出来るようになりました。
のぼり棒や雲梯が苦手でまったく出来なかったのが、今は懸垂平行棒で体を上げ下げする事が楽しく出来るようになってきました。
もちろん、それら全てが上手に出来ているかと問われればまだまだ上手に出来ていませんが、とにかく体を動かすことが楽しく感じられるようになり毎日の生活が充実してきました。
運動神経が悪い時の自分も知っているので、運動神経が良くなるって体にも生活にもにいいものだと身に染みて感じています。
そして、「感覚だよ」「センスだよ」「繰り返しの練習だよ」「イメージでやればいいんだよ」と運動神経が良い人が教えてくれた言葉の意味がようやく分かるようになりました。
運動神経が良くなれば、確かに感覚やセンスで運動出来るようになるし、イメージした通りに自分の体を動かすことが出来るようになります。
またそれらを習得するにはとにかく「練習が必要!」、これは間違いないと思います。
いわゆる、「たゆまぬ努力を死ぬまですることで人間は充実した人生を歩める」のだと、私は体を動かすことで人生の悟りを得た気がしています。
まさか、運動神経を良くすることを考えるだけで人生の悟りを得るなんて・・・ありえないですよね(笑)
これは人それぞれ考え方が違うので、私と同じように運動神経を良くする努力をして人生の悟りを得られる人は少ないかもしれません。
そんな人生について悟った私がお勧めする「運動神経が良くなる方法」を行うと、運動が上手になって、なおかつ運動が大好きになります。
確かに運動神経が良い人って、楽しそうに運動していますよね。
これはある意味、体の奥底から喜んで運動をしている感じがあり、そんな状態で練習すれば様々な運動の技術も高くなりそうですし、たくさん練習しますよね。
まさに目で見てハッキリわかる運動神経が良くなっている証拠な気がします。
ちなみに以下の写真は、私が勧める運動神経が良くなる方法を体験している子供たちの様子です。
上記の写真はスポーツ鬼ごっこの全国大会という大舞台前のウォームアップです。
全国大会前となれば普通は緊張で表情も硬くこわばりやすくなりますが、写真に写る子供たちはみんな楽しそうに笑顔で体を動かしていますよね。
「緊張で体が動かなくて、試合で思うようなプレーが出来ない」
なんてことよくありますよね。
練習はたくさんしてきたのに、試合ではうまく実力を発揮出来ない人がいますが、その原因の一つに「緊張」があります。
この緊張は自律神経のバランスが崩れたときにおこるもので、いくら運動神経が良くても自律神経のバランスが崩れると実力を発揮出来なくなるのです。
そのようなことがないように日頃から自律神経を整えるメンタルトレーニングを勧める人もいますが、私は必要ないと考えています。
というのも、日頃から「運動神経を正しく鍛えれば、自律神経は自然と整えられる」からです。
そもそも心臓や肺の働きは中枢神経が勝手にやってくれるもので、それを意識的にコントロールすること自体が不自然で逆に緊張してしまいそうです。
自立している人に対してとやかく外から言うと、自立している人は余計なお世話だと怒ってしまうのと一緒で、自律神経も自立していますから、とやかく外から言わない方がいいと思います。
このことについては過去のブログ「自律神経を整える方法」「間違いだらけの呼吸法」をご覧ください。
それでは「自律神経が自然と整えられ、運動神経が良くなる方法」とはどんな方法でしょう。
それは、常日頃から体の軸を鍛えることです。
体の軸については過去のブログ「体の軸を知る方法」「体の軸を鍛える方法」をご覧ください。
体の軸は、筋肉でもなく、関節でもなく、骨でもなく、「脊髄」です。
俗にいう腹筋背筋の体幹ではありません。
筋肉よりも、もっと奥深いもので体の全てを統括しているのが体の軸(脊髄)であり「神経」です。
スポーツの世界では「重心移動」「体重移動」なんて言葉をよくききますが、それらを操作しているのが「体の軸」です。
体の軸が動き、結果として「重心移動」「体重移動」が行われたと私は解釈しています。
なので、重心移動がどうとか、体重移動がどうとか考える前に、体の軸を動かすことを考えれば体が動きやすくなるのではないでしょうか。
というか、人間の体に重心がどこにあるか考え、それを移動させようと考える時点で私の頭はおかしくなりそうです(笑)
そもそも人間は物体ではなく、約60~70%は水なので流体ともいえます。
物体は移動させても重心は変わりませんが、流体は移動させると様々な方向に重さが移動するので重心も移動するのではないでしょうか。
これは、10㎏のダンベルを持ち上げて走るか、10㎏の水風船を持ち上げて走るかの違いを想像してもらえると分かりやすいかもしれません。
成人男性であれば50~70㎏の水風船を移動させているようなものでしょうか。
さらに、それら水風船には約260個の関節がついていて、上肢、下肢、体幹、頭部と大きさや長さもまちまちになった水風船がついています。
手や足を多くく広げてバランスをとって走る人もいれば、手や足をさほど大きく動かさず速く走れる人もいたり、人間の動作は人それぞれ違うのです。
また手足が長い人、手足が短く胴体が長い人、首が長い人、指先が短い人、体型も骨格も人それぞれ違います。
それら人それぞれ違う水風船を持ち、移動している訳ですから、重心がどこかなんて考えて移動させようとしたらなんか頭が混乱してしまいます。
なおかつ体には、神経の流れ、血液の流れ、酸素の流れ、細胞間のイオンの流れなどなど様々な流れが私たちの体の中にはあります。
そんな流れのある水風船の重心がどこにあり、それを常に意識して動く、ん~~~~私には出来ません。
私はシンプルに体の中の流れをスムーズにしてあげれば体は喜んで動いてくれると思っているのですが・・・、どこかの誰かが体の中心を求めて、全員が同じその中心を移動させるという重心移動という発想が広まっていきました。
よく言われるのが、体の重心はへそ下にあると言われています。
胴体が短い人も長い人も体の重心の位置は同じなので、そこを変えてはいけないそうです。
その事を子供たちに伝え、重心を意識して走れというとどうなるのでしょう。
みんな「走りにくい」「動きにくい」「腰が痛い」「肩が痛い」と言います。
感覚が鋭い子供たちは正直に体の気持ちを代弁してくれます。
私は大人ではありますが感覚は鋭い方なので、子供たちの気持ちが良く分かります。
ランニング中にへそ下を意識したとたんに走りにくくなり、息切れが激しくなり、走るのが嫌になってしまいました。
運動神経が良くなる方法として重心を意識して丹田に力をいれるなんて言っている人もいるかもしれませんが、私や子供の場合は運動神経が悪くなったような気がしました。
そもそも重心がへそ下にあるって誰がきめたのでしょう。
これについて調べましたが、計測が人間を物体として動かないことを想定して、体のパーツごとに重心を求めていき、その合計値から算出された人体の重心が「第二仙骨前方3㎝」でした。
第二仙骨前方3㎝がへそ下の丹田に当たるのでしょうか。
人間が物体であれば、答えは正解なのかもしれませんが、人間は物体ではなく流体です。
ボタンの掛け違いを最初からおこした中で出されたのが人間の体の重心です。
詳しくは下記の動画をご覧ください。
体の重心とは
ちなみに、動画3分34秒あたりから重心線という言葉が出てきますが、私の考えている体の軸のラインに比べて明らかに前です。
体の軸は後ろにあるので、重心線を意識して動くと体の軸がブレて手足を動かしにくくなる気がします。
重心線の中に重心が含まれていますから、重心を意識して体を動かすと体の軸がブレて運動能力が低下するので、私は体の重心は考えずに運動するのが一番シンプルでいいのではないかと思っています。
人によっては上記の動画を見ても疑問に思う事はないかもしれませんが、私は人間の体に重心を求める必要があるのか疑問に思っています。
そもそも、人間の動く意識がなくなり、それを動かす時に「第二仙骨の3㎝前方」を持ち上げればバランスよくスムーズに人間を運べるのでしょうか?
答えはノーです。
詳しくは、下記の動画をご覧ください。
上記の動画を見ると意識がない人を持つときに人間の重心であるへそ下を支えバランスをとっていないことが一目瞭然でわかるのではないでしょうか。
動画を見る限りでは、意識がない人を上手に運ぶには、意識がない人の「みぞおち、胸腰椎移行部付近」を担ぐ人の「背中」に乗せ運ぶのがよさそうですね。
さらに、肘膝の関節をロックすることで動かなくなった体を安定させることができるようです。
動画に写る人は簡単そうにやっていますが、素人は絶対にできないでしょう。
上記の動画を見る限りでは、人間の体の重心位置がへそ下にないことが分かりましたから、もっとシンプルに考えて運動してもいいのではないでしょうか。
体をシンプルに動かすのに一番いいのが、体の軸を意識して動く事、これにつきます。
私は子供達に体の軸がどこにあるのか教え、その部分を使って運動するように教えると、みんな気持ち良さそうに運動をしてくれます。
運動することを気持ちいいと思えるなんてとてもいいですよね。
これは、子供に限らず大人も体の軸を意識して運動すれば気持ち良く運動出来ます。
そもそも体の軸を意識して運動するとなぜ気持ち良く動けるのでしょうか。
それは、「体の軸は神経」だからです。
人間の体はめちゃくちゃ精密にできています。
そんな精密な体を操作するのって本当は物凄く難しいんですよね。
でも皆さんは何となく動けているので、体を動かす事を難しいと思ってないかもしれません。
私たちが何となく動けるのも神経が勝手にやってくれていることなので、わざわざ体の取扱い説明書を読まなくても私たちは何となく動けるのです。
ただ、何となく動いている方々の多くが腰痛や膝痛など体のあらゆる不調に悩まされています。
昔に比べて寿命は長くなっているかもしれませんが、膝が痛い、腰が痛い、首が痛い、体が重いなどの症状で悩まされ、体に何不自由なく健康でいられる時間というものは年々少なくなってきていて、70歳を過ぎれば寝たきり生活している方々が珍しくない状況です。
そんな状況を打開するには、体の軸である人間の神経を鍛えるのが一番です。
これは運動神経が良くなる方法でもあるのですが、なぜそのようなことがいえるのでしょう。
それは、脳と脊髄の中枢神経の能力が半端ないからです。
もはや、神が宿る場所として認定してもいいのではないかと思うくらい中枢神経の能力は半端ないくらい凄いです。
なんせ脊髄を鍛えるトレーニングをしたことで、30代のおっさんでも運動神経が良くなる訳ですから、若返りの秘訣が神経にはあります。
事実、80代の方が脊髄を鍛えるトレーニングを受けると「以前より若くなった」とおっしゃられます。
もちろん、それは他の人から見ても分かるくらい、姿勢も良くなり、瞼が引き上がり目が澄んできて、髪の毛の生え方やお肌の艶も若々しくなり、以前は持てなかった重い物も持ち上げられるようになったのです。
80代でも若返るなんて・・・
まさに神業!!
体の軸である、脊髄(神経)を鍛えると確実に運動神経が良くなり、若々しく生きることが出来るようになるのです。
とはいえ、「脊髄を鍛えよう!」なんて言われてもどこをどのように鍛えたらいいのか分からないですよね。
この辺りの鍛え方が具体的に分からないので、運動神経を良くする方法は「重心を意識して動く」「自分のイメージ通りに体を動かすことだ」「感覚だ」「センスだ」「練習すればいいんだ」といった言葉が横行して、運動神経が悪い人を悩ませているのでしょう。
そんな何が正解で何が間違いか分からない世の中でも、私はシンプルにこのように伝えています。
「腰と背中」を使って運動しましょう!
脊髄は腰と背中にある
例えば、準備体操で屈伸や伸脚をする時がありますが、その際に腰と背中を意識して動かせていますか?
ほとんどの人が、膝や太ももの後ろといった足を動かすことしか考えていないと思いますし、むしろ屈伸は膝の曲げ伸ばしの体操だと思っている人がほとんどだと思います。
運動神経が悪かった時の私も同様の感覚で膝を伸ばしたり曲げたりするために屈伸や伸脚体操をしていました。
ただ、今は違います。
子供たちに屈伸や伸脚体操をするときには決まって腰と背中を動かすように声掛けをしています。
すると、どうでしょう。
屈伸や伸脚体操をするだけ全身がバネのように動き体が軽くなるのです。
同じ動作をしながら、意識して考える事を「足」から「腰背中」に変えるだけで運動神経を良くなるのです。
これらは、他の準備体操でも同じことが言えます。
例えば、両手を組み上にあげて背伸びの体操の時も「手や肩」を伸ばすことを考えるのではなく、「腰と背中」を伸ばすことを考えながら行います。
すると、どうでしょう。
背伸びの体操をするだけで、肩がよく回り軽く動くことが実感出来るようになります。
このように、体を動かす時に何事も腰と背中を動かすことだけを考えて行うとまったく違う運動になります。
これがまさに運動神経が良くなった証拠です。
今まで重い体を動かす感覚が、軽い体を動かす感覚に変わり、運動が楽しく気持ち良くなっていきます。
子供たちはこの感覚が大好きです。
なので、冒頭の写真のように準備体操をすればするほど体が軽く動くようになるので、表情が柔らかくなっていくのでしょう。
何も複雑に考える事無く、シンプルに体を動かすことが一番良いのです。
歩く、走る、ジャンプする、しゃがむ、私たちが当たり前にやっている動作を全て腰と背中を意識して動けば自然と運動神経が良くなるのです。
ただ残念なことに、「腰と背中を動かす」意識で運動しようと思っても出来る人と出来ない人に分かれます。
何も考えずに自然と腰と背中を動かしている人もいれば、動かせない人もいる。
この前者は運動神経が良い人、後者は運動神経が悪い人です。
おそらく今ブログを読んでいる方々は、自然と腰と背中を動かせない運動神経が悪い人だと思います。
では、なぜ動かせないのか、それは感覚神経が異常をきたしているからです。
人間には様々な感覚があります。
いわゆる五感というものですが、 人間が生きていく上でなくてはならないものですよね。
そんな現代人の五感に異常が起きている・・・なんて言っても素直に「はい、そうですか」と言える人は少ないと思います。
五感に異常が起きている人は自分の五感に異常が起きていることに気付きませんが、五感が正常な人は自分の五感に異常が起きているとすぐに気付き修正しようと努力します。
皆さんは、どちらですか?
そもそも五感が無くなると人間はどうなってしまうのでしょう。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、これらが全て無くなる。
見えない、聞こえない、痛くない、かゆくない、気持ち良くない、味が分からない、においが分からない。
鼻づまりで食べ物の味が分からなくなる経験は誰しもしたことがあると思います。
あの状況って凄くストレスで、食べ物がおいしく感じません。
五感を喪失したらこれが一生続くということですから、想像するだけで恐ろしいですよね。
見えない、聞こえない、で一番恐ろしいのが時間が分からないことです。
私たちは当たり前のように時計を見ますが、それが出来ない。
他の人に何時なのか聞けない、むしろ他の人がどこにいるのかさえもわからない。
経験したことがないので想像することでしか判断できませんが、五感全てを喪失したら話す事さえ出来ず、生きている感覚さえも分からなくなり、何も出来ない無気力人間になってしまうのではないでしょうか。
私たちは当たり前のように五感があり、美しい自然や景色を見て感動し、音楽を聴いたり、人と話をして楽しんで、食べ物を美味しく頂けています。
これらは脳や脊髄などの神経がやってくれていることです。
神経に感謝しなくてはいけませんね。
でも、そんな神経に感謝している人はいないと思います(笑)
ただ、私は毎日このように言って感謝しています。
「今日も限りある命を与えてくれてありがとうございます。限りある命を使って今日も全力で生きますので今日も宜しくお願いします。」
こんな風に神経に対して感謝している人は世の中にいるのでしょうか(笑)
おそらくいないでしょうね。
ただ、体についてとことん考えた人は自然と神経へ感謝するはずです。
五感が鋭くなると、ちょっとした変化に気付けるようになるので、考えや行動も変わって物事を深く考えられるようになります。
深く考えた人は、神経を作って下さった神様にも心から感謝できると思うのですが、なかなかそんな風に深く考える人もいないのでしょう。
そんな世の中を見て神様は物凄く心を痛めていると思うので、私は神経の凄さを世の中に伝えていき、感謝すべき目に見えない神様へ感謝できる人間を一人でも増やしていきたいと願って今の活動をしています。
「人間は凄い!それを動かす神経はもっと凄い!さらに言えば、神経を作った神様はもっともっともっと凄い!」
こんなことを私は体について深く考えていく過程で悟れるようになり、人間の感覚が異常をきたす原因も分かるようになりました。
私たちが生活している環境には「感覚に異常がおきる様々な要因」があります。
衣食住全ての中に感覚に異常がおきる様々な要因があるのですが、私たちはそれらの要因に気づかず生活しています。
人によっては、感覚を狂わすものを避けて生活している人もいるのでしょうが、それが分かるのもごく一握りの人達のような気がします。
究極的な話ですが、それら感覚を狂わすもの全て無くせば誰でも感覚が正常になるので、運動神経が良くなるのではないかと思います。
とはいえ、そんなことが出来る訳がありませんよね。
私も何が人間の感覚を狂わすのか未だにすべて分かっていないのですが、少しずつ分かり始めてきました。
そして、避けられるものは避けるようにしていますが、全てを避けることは不可能でしょう。
ただ多用するのは控えた方がいいと思う物を一つお伝えします。
それは、テレビです。
これは私だけが言っている訳ではなく、小学校の先生もテレビの見過ぎは良くないですよと言っているので、理解してくれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でもテレビを見ない生活なんて、普通の人であれば考えられないですよね。
どこでもテレビ
ドラえもんがお腹から出す道具に出てきそうな名前ですが、世の中の人はどこでもテレビを見ていますよね。
家、電車、車、お風呂、トイレ、しまいには歩きながらやスポーツジムで運動しながらテレビを見ている人さえも見かけます。
テレビは30秒見るだけで脳波がα波になり、思考停止人間を作り上げる装置と化すなんて研究成果も出ているくらいですから、脳にも人間にも良くなさそうですよね。
そんな思考停止人間を作り出すテレビがどこでも見られるなんて、恐ろしい世の中になりました。
かくいう、私も幼い頃はめちゃくちゃテレビを見る子だったので、確実に思考停止した人間になっていたと思います(笑)
私の時代はドラマもバラエティー番組も物凄く面白かったので、毎日テレビを見なくてはいられない状況でした。
今思えば、それが私の運動神経を悪くしていた原因の一つだったのかもしれません。
というのも、テレビの見過ぎは明らかに姿勢が悪くなり、頭が正常に働かなくなるからです。
過去のブログ「目の使い方」でも書きましたが、目の動きと腰は連動していて、目玉が上に向くと腰や背中が伸び、目玉が下を向いていると腰や背中が丸くなります。
テレビを見るときは、自然と目玉が下に向いていきます。
目玉が下を向いた状態で24時間生活すれば、腰や背中が丸くなり自然と姿勢が悪くなります。
愛は地球を救うの24時間テレビをずっと見ていたら、姿勢が悪くなって人を救うどころか自分さえも救えなくなってしまいます。
姿勢を良くしなさいとよく言われますが、テレビを見る時間が長ければ長いほど目玉が下を向きがちになり姿勢は悪くなっていくのです。
テレビばかり見ているおじいちゃんおばあちゃん、さらにいえば子供はまさにその通り姿勢が悪い状態になっていますよね。
腰や背中が丸くなり姿勢が悪くなると、脊柱の中にある脊髄の神経伝達の速度も遅くなりますから、確実に運動神経に悪影響を及ぼします。
悪影響を及ぼすのは運動神経に限らず、内臓のコントロールをする迷走神経や自律神経にも悪影響を及ぼすので、テレビ視聴はあきらかに健康にはよくないでしょう。
幼い頃の私もまさにそんな状態でした。
だからこそ、ご飯を食べる時も姿勢が悪い!歩く時も下を向いて歩いている!と、父親によく注意されていたのでしょう。
さらに恐ろしいことがあります。
それは姿勢が悪いのは運動神経が悪くなるだけでなく、歯並びにも影響を及ぼします。
私は幼い頃から歯並びが悪く、小学校高学年から歯列矯正をしていました。
これはもしかしたらテレビの見過ぎて姿勢が悪くなり、歯のかみ合わせが悪くなり、舌の位置と口腔内のバランスが悪くなり、歯が真っ直ぐに出てこなかった可能性があるのかもしれません。
現代の子供たちも歯並びが悪く歯列矯正をしている子が多いそうですが、これらはどこでもテレビの影響を受けて姿勢が悪くなり、歯並びが悪くなっているとも考えられるのではないでしょうか。
どこでもテレビというとおり、今はご飯を食べながらテレビをみるのが当たり前になっていますからね。
そんなことを言っている私も幼い頃はテレビを見ながらご飯を食べていました。
だからこそ、歯並びも悪く運動神経も悪かったのでしょう。
私はテレビの見過ぎで、姿勢が悪く、歯並びも悪く、運動神経も悪くなっていきましたが、唯一の救いがありました。
それが、目だけは悪くならずに済んだことです。
これは、テレビを見ること以外に屋外や体育館などで遊ぶ事をたくさんしていたからだと思います。
おにごっこ、かくれんぼ、缶蹴り、サッカー、バスケ、野球、空手、インディアカ、ソフトバレー、とにかく体はよく動かしていました。
勉強は大っ嫌いだったので、小学生の頃はテスト勉強を一度もしたことがありません(笑)
勉強も出来ず運動神経も悪かった私ですが、体を動かすのは好きだったので、友達とたくさん体を動かして遊んでいました。
これら体を動かす遊びが私の目玉を上げることに繋がり、視力低下という最悪な状況を間逃れたのでしょう。
目を守れば脳も守れるというのでしょうか、勉強はしないけど小学生の頃から私は人生についてよく考えていました。
何で私は生まれたのだろう、何のために私は生きているのだろう、将来はどんな仕事をすればいいのだろう・・・
こんなことをよく考える小学生でした。
もちろん、私は勉強もろくに出来ない人間だったので、答えはでませんでした(笑)
ただ、幼い頃から考えることが当たり前の行動だったので、30代になって考える事が楽しくて仕方ない状態になっていて、考えるだけで幸せを感じています(笑)
人によっては考えれば考えるほど答えが出なくなるので、悩み苦しみ考えるのが嫌になり、何も考えない人間になっていくのでしょうか。
私は考えれば考えるほど頭をスッキリさせる答えが出てきて、その答え通りに進むと凄く楽しいことになります。
もちろん考える事はすごい労力を伴うので大変な作業ですが、神経を正しく機能させれば大変だと思う以上に楽しいと思える気持ちが上回るようです。
私は人からプラス思考とか前向き思考だと言われますが、神経を正しく機能させれば誰でもそんな思考になれると思います。
話がどこでもテレビからそれかけていますので、テレビの話に戻します。
これは私が実体験しているので言えることなのですが、テレビを見ている頃よりもテレビを見ていない頃の方が体調がいいのです。
私がテレビを見なくなって2~3年くらい経つのでしょうか。
するとどうでしょう。
めちゃくちゃ感覚が良くなります。
感覚が良くなると神経が活性化してくるので確実に健康になります。
さらに、運動神経も自然と良くなるので、運動がさらに楽しく感じられるようになってきて、毎日運動せずにはいられなくなります。
すると仕事も遊びも充実してくるので、毎日が生き生きとしてきます。
もちろん、私の感覚が良くなり健康的になったのはテレビを見なくなったからだけではなく、私は感覚を良くすることを他にも色々とやっているのでそれがあるからこそ、全てがうまくいっています。
なので、みんながみんなテレビを見なければ私と同じように感覚が良くなり健康になれるのかというと、そんなことはないでしょう。
ただ、テレビを見ない生活をすると物事の優先順位がしっかり立てられるようになり、メリハリのきいた人生を送れる気がします。
テレビを見出すとダラダラ時間を過ごしてしまいますし、切り替えが上手くできずやるべき事をやらずに一日を終えてしまいます。
かといってテレビを見なくて何もしないのは良くないでしょう。
私はテレビを見ることよりも優先してやるべきことがたくさんあるので、そちらを優先してやっていたら、自然とテレビを見なくなった、ただそれだけです。
テレビのある生活に慣れ親しんだ人からしたら、私のような生活はありえないことだと思います。
ただ、私のようなテレビを見ない生活に慣れ親しんだ人からしたら、テレビに依存して生活を送っていることがあり得ないと思います。
これはどちらにしても言い分があるので、各自で答えをだせばいいでしょう。
ちなみに、私はテレビを見ないからといって全く世の中のことに対して関心がないかというと、そんな訳ではありません。
私は私なりの情報収集ルートを形成していて、テレビで世の中を知るのではなく、信頼のおける情報ルートを通して世の中を知るようにしています。
テレビは政治家や企業にとって都合がいい情報しか流さないので、そんな情報を鵜呑みにしても一部の人の思惑通りになるだけです。
テレビは国民を思惑通りに動かす為の宣伝装置、芸能人は広告塔です。
昔の私はそんなことも知らなかったので、テレビの情報に左右された人生を送っていたのです。
まーテレビの情報に左右されて踊らされるのが好きな人もいるので、テレビを全否定するつもりはありません。
私が言いたいのは、「テレビを見て運動神経が悪くなった」「テレビを見ないと感覚が良くなり健康になった」という事実を伝えたいだけです。
ちなみに、父親がテレビを見ないということは、必然的に子供もテレビをみていません。
そんなことしたら、学校の友達と話が合わなくて寂しい思いをするんじゃない・・・?
確かにそんなこともあるのかもしれませんが、今の所は問題なさそうです。
というのも、うちの娘はみんなに合わせる人生ではなく、自分で自分の人生を切り開いていく人生を歩んでいるので、なんか毎日の生活で主体性をもって生きているので楽しそうです。
そんな楽しそうにしている子がいたら自然と友達も多くなるようで、娘は高学年から低学年まで幅広い友達がいるみたいです。
また「テレビを見ないと運動神経が良くなる」といった動かぬ証拠を示してくれました。
以下はその証拠です。
運動神経は遺伝しない
この結果から、「運動神経が悪い親=運動神経が悪い子供」といった遺伝子説を見事に否定してみせました(笑)
小学1年生で20mシャトルランが50回って・・・数字を見てかなり驚きました。
これは娘の自慢をしたくて言っているのではなく、運動神経が悪い親の子供でもやり方を考えれば子供の運動神経が良くなる可能性があることを伝えたくてのせました。
このような結果から、全ては子供の育っていく環境を親がどのように作るかで、子供の運動神経は良くも悪くもなると私は確信しています。
運動神経が悪い親でも子供の運動神経を良くすることは出来ますので、ぜひ親御さんは諦めずに子供の育つ環境整備に力を入れて下さい。
環境整備といっても、テレビを見なければ運動神経が良くなるかというとそういう訳ではありません。
テレビを見ない分、空いた時間で娘の能力開発の時間に費やしました。
能力開発といっても何かの習い事をさせるだけのお金は我が家にはないので、お金をかけずに出来る事をやらせています。
家にいれば母親や父親の手伝い、お絵かき、工作、絵本を読んだり、折り紙をしたり、外へ出ればたくさん歩いて、たくさん走って遊ぶ。
テレビを見ない変わりに、子供の個性と才能を伸ばす環境作りを両親が一緒になって一生懸命に取り組んでいます。
すると、子供の能力は確実に伸びるようです。
親がやることをやれば子供は誰でも能力を高める事が出来るのかもしれません。
ただ、ここで心配なのが現代の子供たちは想像以上に体力がないということです。
これはある調査でも結果が出ていて、昭和時代の子供たちと現代の子供たちの50m走のタイムを比較すると0.32秒ほど現代っ子の方が遅いそうです。
現場を見ている陸上クラブのコーチも、年々子供たちのタイムが遅くなっていると嘆いていました。
本来は能力が高い子供、それらが体力低下の影響で能力が低くなっているのは、どうも確かな事実のようです。
親が子供を育てる環境を変えていこうにも、それについてくる子供の体力がなくては空回りしてしまいます。
子供の能力を高めたくてたくさんの習い事をさせている家庭もあるかもしれませんが、子供に体力がなければせっかくの習い事も無駄に終わります。
ですので、運動神経を良くする方法を試す前に、日頃から体力向上の為に何をしたら良いのか考える必要があるのかもしれません。
いわゆる子供を育てる環境整備ですが、私はテレビを見ないという策を取っていますが、せっかくこれだけ便利になって色々な情報が手に入れられる時代なのに、その情報を上手く手に入れなければ逆に悪い環境になってしまいます。
テレビは悪影響だからといって全ての情報を遮断する事はしません。
では、どのようにして情報を手に入れているのかというと、これを上手く利用しています。
YouTube視聴
我が家ではテレビは見ませんが、YouTubeで動画視聴はしています。
YouTubeはテレビと違い、自分が手にいれたい情報だけを選択して仕入れることが出来ます。
テレビはスポンサーや政治家たちの都合がいい様に情報操作したものを流していますが、YouTubeはそれらの影響を排除した情報を手に入れられます。
もちろん、動画の内容は個性と才能が伸びるものに限定しています。
例えば、私は体の使い方を学べるスポーツ選手が運動している映像、娘であれば歌やスポーツの試合など、その動画を見る事で娘にとって良い影響が出るであろうものを選んで見させています。
当然ながら娘には毎日見せている訳でなく、娘が見たいと言った時にだけみせます。
その時には必ず、何を見たいのか聞き、何のためにそれを見るのか聞き、それで私が娘にとって良い影響を与えると判断したら許可します。
一見厳しいようなことに思えるかもしれませんが、このようなことをすることで娘の考える力を養います。
これらも運動神経を良くする方法の一つかもしれません。
自分で考え、自分で行動し、時に失敗し、その改善策を考え、その先にやっと出来た成功体験、これらの積み重ねこそが運動神経を伸ばす方法でもありますし、人間の能力を高める方法にもなります。
テレビを見ない変わりにYouTubeを見ているといっても長時間の視聴は控えましょう。
我が家もたまに娘がどらえもんやアニメをYouTubeで見てしまう時があるのですが、それらを30分見ると脳の回転に異常が起きているを感じます。
脳の回転に異常が起きると、親の話を聞かない状態になり、ダラダラ過ごす子供になります。
そんな時は、YouTubeを見せるのをやめさせて、外で遊ぶ時間を作ります。
世の中には便利な物がたくさんありますが、物に依存し操られる人間はどんどん能力が失われますが、その便利なものを使いこなす人間はどんどん能力が高くなりますし、たとえ便利な物が無くなったとしても優れた脳を持っているので臨機応変な対応ができます。
走ることで言えば、今は高性能なシューズがたくさんありますが、そのシューズに頼って記録を出すようでは一流とは言えません。
大げさな話、サンダルで走っても高性能なシューズを履いた人に勝てる人こそが一流と言えるのではないでしょうか。
とはいえ、高性能なシューズを履くなというわけではなありません。
テクノロジーに依存するのではなく、テクノロジーの進歩を上手に利用するべきだと言いたいのです。
これは、人間という体を巧みに使いこなせる唯一のものを鍛えるといいのではないかと考えています。
それが脳や脊髄である、神経です。
健康になりたければ、ただたんに運動して筋肉を鍛えるだけでなく、どうすれば気持ち良く体を動かせるようになるのか自分の頭を使って考えましょう。
ここでもテレビの言っていることを真に受けてやると痛い目をみます。
何でもかんでも筋肉を鍛えればいいのではないのだと、こちらのブログを読まれた方はご理解頂けると思います。
筋肉を大きくする前に、神経を使いこなせるようになりましょう。
そうすれば正しく筋肉を使えるようになり、怪我をしてもすぐに治せる体になります。
人間は失敗をするし、怪我もするし、病気にもなります。
肝心な事はその後です。
どんな失敗しても再び挑戦し、怪我や病気になってもすぐに治す。
これらをやってくれるのは、全て神経です。
神経を知って、神経を鍛え、神経に頼って生きることこそが人間の能力を高める秘訣です。
これらをすれば確実に運動神経が良くなります。
といっても具体的にどんなトレーニングや練習をすれば運動神経が良くなるのか分かりませんよね。
そんな方の為に、スマホでトレーニング動画の配信サービスをご紹介します。
このサービスは「セントレムービー」というもので、からだ塾が行うセントレのメニューを皆さんのスマホやPCでご覧頂けるサービスです。
トレーニング内容は、ご登録頂いた方の状態に合わせてオーダーメイドで提供いたします。
例えば、子供の為にトレーニングを教えて欲しいということであれば、子供向けのトレーニングメニューをご紹介しますし、大人であれば大人向けのトレーニングメニューを紹介します。
また、ご自身でトレーニングをしている姿を撮影して送って頂ければ、改善すべき点などを解説付きで動画添削致します。
詳しくは、「セントレムービー」をご覧ください。
からだ塾が教える神経を鍛えるトレーニングで、諦めかけていた皆さんの運動神経を良くしていきませんか?
運動神経が良くなると生活の質は確実に改善していき、毎日を楽しく快適に過ごす事ができるようになりますよ。
ちなみに、子供の運動神経を良くしたいと思ってこちらのブログを読まれている方へ、以下の子供たちはからだ塾の目と耳の体操教室へ通い体力テストでA判定を取りました。
「目と耳の五感」と「脳と脊髄の神経である体の軸」を鍛えると、「運動神経が良くなる」ということの証拠です。
インターネットでは様々な人が運動神経が良くなる方法を伝えているかと思いますが、こちらの証拠をみて何を信じればいいのか判断して頂ければ幸いです。
一人でも多くの方々が人生をより良い方向に進んで欲しくて今回のブログを書きました。
体の軸を見つけると本当に良い事ありますよ。
ぜひやって見てくださいね。
【おすすめ情報収集先】
【からだ塾のおすすめブログ記事】