スポーツ鬼ごっこ全国大会2019
今年も出場してきましたスポーツ鬼ごっこ全国大会、昨年は神奈川やまとなでしこスタジアムでの開催でしたが、今年はなんと千葉県で開催されました。
場所は、成田駅から歩いて10分のところにある中台陸上競技場です。
こちらの競技場は、来年の東京オリンピックでアメリカ代表が事前キャンプで使用することが決まっている競技場で、過去には2002FIFAワールドカップの公式練習会場として、ナイジェリア、ドイツチームが使用、サッカー日本代表も練習で使用するなど世界的な選手たちが使用した競技場です。
そんな競技場なだけあって、フィールドに足を踏み入れた瞬間に芝生が足にしっかりフィットして凄く気持ちいいのです。
こんな場所でスポーツ鬼ごっこが出来るなんて本当に有難いことです。
5年前の千葉県予選では、建売住宅の家がまだ建っていない雑草が生い茂る空き地で開催され、スポーツ鬼ごっこってこんな場所で行うものなんだと驚きましたが、今大会は違います。
世界的な選手が使った芝生で出来るのです!
なんて感動しているのは大人だけで、子供たちはどこでスポーツ鬼ごっこをやろうと楽しければそれでいいので、場所はどこだろうと関係ないのかもしれませんね。
ただ、子供たちも喜ぶチーバくんやうなりくんが来てくれました。
スポーツ鬼ごっこ全国大会に出場するのも今年で5回目です。
過去に参加した大会の様子は過去のブログ「スポーツ鬼ごっこ全国大会2018」「スポーツ鬼ごっこ全国大会2017」「スポーツ鬼ごっこ全国大会2016」「スポーツ鬼ごっこ全国大会2015」をご覧下さい。
5年前は、U9に10名1チームの出場でしたが、少しずつメンバーが加わり、今大会はU12に10名、U9に10名の計20名の子供たちが出場しました。
過去のブログをみても分かる通り、Teamからだ塾は子供たちだけで戦うチーム作りを目指していません。
Teamからだ塾は、「親御さんも一緒になって刺激し合い、共に成長していくチーム」作りを目指しています。
今の時代は学校や塾、運動教室に対して、子供だけ見てくれればいいといった考え方を持つ親御さんが非常に多いです。
親は仕事で忙しいので、学校から塾まで送迎してくれる習い事が人気を集めていて、親と子と先生の三者の関係が希薄になってきています。
そんな時代の流れに反して「親の背中を見て子供は育つのだから、親がやることやらなきゃダメなんだよ」といったある意味大多数の親御さんにけんかを売るような方針を打ち出してるのがTeamからだ塾です。
こんな方針があるので過去には親御さんたちともめる事も少々ありましたが、 少しずつ理解ある親御さん達が集まってきてくれ今のチームがあります。
Teamからだ塾の方針「親が子供以上にやるべきことをやる」はいたって当たり前のことを当たり前に言っているだけなので、受け入れられる人は容易く受け入れられますが、受け入れられない人には受け入れられません。
もちろん人間には自由意志が与えられていますから、受けいれられない人に対してどうこういう気もありません。
私は多くの人達が良い方向に行って欲しいと願って今の活動をしていますし、子供の成長を最大限に引き出すにはどうしたらよいのか必死で考えて皆さんにお伝えしています。
それを受け入れられるかどうかは親次第になるので、私は決して強制しません。
残る人は残り、去る人は去る、ちょっと冷めた考え方かもしれませんが、チームに残る子供たちには火傷するくらい熱く半端ない力を注ぎます。
その熱い力を受けて一生懸命頑張った子供たちは尋常ではないくらい成長します。
今回の全国大会でも尋常ではないくらいの成長をみせてくれました。
そんな成長をみて親も感動し、親は子供の成長を間近で見て、もっと頑張ろうと思い親も成長していきます。
からだ塾は、誰もが成長出来る場所として様々な活動をしているのですが、何も特別なことはしていません。
そもそも、人間は当たり前のことを当たり前にやるだけで成長するように出来ています。
ただ、この当たり前のことを当たり前にやるのが凄く難しいんです。
なんせ生きていく過程で様々な誘惑がありますから・・・
その誘惑に打ち勝ち、自分を成長させたいという強い意志を持った人間だけが成長していき、世の中で凄いことをしてたくさんの人を救う働きをしていきます。
きっとそんな人達が集まった社会のことを地上天国というのでしょう。
更にいえば、死んだ後に行く天国は、地上で世の為人の為に働きたくさんの人を救った人間しかいけない場所なんだと思います。
誰もが死んだら天国にいけると思っているかもしれませんが、そんなに世の中甘くないです。
天国は、やるべきことをやってたくさんの人を救った人しかいけない場所で、誰しもが行けるところではないと思います。
だからこそ、日頃の行いが大切なのです。
とはいえ、日頃の行いといっても何をどのようにすればいいかなんて分からないですよね。
様々な考えがあるのでしょうが、私はとにかく「自分を成長させることを一生懸命にやる」ことだけをすればいいのではないかと思っています。
これって当たり前ですよね。
ただ、この当たり前のことをしようとする時に邪魔が入ります。
それは人間が考え行動することに対して影響を与えるものです。
よく言われる「心の隙間」ですが、この隙間に邪魔が入って、人間はやるべきことをやらずに成長できなくなります。
どこか心の隙間に「怠惰な考え」であったり、「傲慢な考え」などが入ってきて、やるべきことをやらないようになり、人間の成長を止めてしまうのです。
俗にいう「魔が差す」というやつですね。
心に「魔が差す」ということですから、その字の通り「悪魔が心に入ってくる」ということです。
悪魔はフィクションの世界で実在などしないと思っている人はもはや時代遅れ、私は感覚が人一倍あるので自分の心に「魔が差す」瞬間がわかるので、悪魔は本当にいるのだと確信しています。
もちろん、ほとんどの人には「魔が差す」瞬間なんて分からないと思います。
だからこそ、悪い事をしてしまった後に「ちょっと魔が差してしまいました」というのです。
万引きする人ってよく言いますよね。
悪魔は知らず知らずのうちにあなたの心の隙を狙っています!!悪魔に隙間を狙われない為にもこの壺を買えば大丈夫ですよ・・・なんていったら怪しい宗教団体になってしまいますね(笑)
もちろん、そんな数百万円もする壺なんか買わなくても、怪しい宗教団体に入らなくても大丈夫です。
人間には、悪魔に打ち勝てる知恵や知識を生み出す凄い脳を神様が与えてくれているからです。
この脳を最強にする努力こそが人間を成長させるし、悪魔に打ち勝つ方法なのです。
私が体をこよなく愛する理由は、この脳を最強にできるのが体だからで、体を正しく使う事で脳も正しく機能し、一生涯成長し続ける道を歩み、世の為人の為に働き、人々の救いの為に生きたいと常に願っているからです。
どこかの健康オタクのように、ただ単に健康になりたいからという理由だけではないのです。
神様が与えてくれた体の能力を最大限引き出す努力をすれば、必ず神様は助けてくれ自分の願いを叶えてくれます。
そんな努力をする人に対して成長出来ないように邪魔するのが、人間の心の隙を狙う悪魔です。
悪魔は英語で言うとサタン、日本語では鬼と表現されます。
悪魔だとあまり聞きなれないかもしれませんが、鬼だとなじみがあるのではないでしょうか。
鬼って、まさにスポーツ「鬼」ごっこの鬼ですね。
人によっては鬼の服装をして面白おかしくしていますが、私からしたら「やばっ」って思ってしまいます。
節分で「鬼はそとー」と言っている通り、鬼は倒すべき存在で、人間が鬼のようになったら一生地獄で暮らす事になります。
10月になると鬼のような服装をして面白おかしく町を出歩く人が増えてきていますが、そんなことをしている人には本当に鬼や悪魔が近寄ってきて、地獄に連れていかれるのでやめておいた方がいいと思います。
「類は友を呼ぶ」
これって当たり前のことですよね。
普通の判断が普通に出来なくなっているのが現代人、そろそろ気付きましょう。
私はあのカボチャを見るだけで気持ち悪くて近寄りたくありません。
ハロウィンでバカ騒ぎしている人達の心にはたくさんの鬼や悪魔が入ってきます。
それもそのはずです。
なんせハロウィンは、ただ単なるお菓子をもらったり仮装して楽しむイベントではなく、悪魔を拝むドルイド教徒の人達がおこなってきた、子供たちを悪魔に捧げる生贄儀式だからです。※詳しくは、「ハロウィンももともと悪魔崇拝者たちの行う生贄儀式でした。」をご覧下さい。
子供をもつ親御さん、そろそろやめましょう、ハロウィン。
さて、話が脱線してしまいましたが、私がなぜスポーツ鬼ごっこをやるのかというと、決して鬼と仲良くなりたい訳ではありません。
むしろ鬼や悪魔を叩きのめしたいです!
私がスポーツ鬼ごっこを行うのは、子供たちの体力向上、親と子のコミュニケーション拡大、地域交流、健康増進を目的として行っています。
さらにいえば、サッカーや野球に比べ、子供たちの教育の場として最適なものだからこそやっています。
鬼ごっこは約1300年前より行われてきているそうですが、江戸時代に行われていた鬼ごっこが「ことろことろ」というものです。
これは、鬼が子を捕まえにいくのを親が守るという遊びなのですが、鬼ごっこ協会の羽崎理事はこの遊びの重要性を説いています。
それは私も同様で、今の時代は悪魔や鬼のような心をもった総理大臣や政治家が日本を仕切っている訳で、これからの時代は親が子に「鬼と戦う術」を教えていかなければ生き残っていけないと思っています。
鬼と戦うには鬼より圧倒的に強い神様に頼るのが一番ですが、子供のうちはまず強い体と心を持てるように日頃から努力することでしょう。
子供の頃は特に体力をつける為に「たくさん体を動かして遊ぶ」これが基本です。
鬼ごっこ協会でも1日1時間以上を体を動かして遊ぶ事を推奨しています。
これって当たり前ですよね?
こんな当たり前のことが当たり前に出来ていないのが現代人です。
人間の体は動かせば動かすほど成長するように出来ています。
もちろん、動かし方を間違えると怪我をして動けなくなるのですが、動かし方を間違えずに運動すればいくつになっても自分の足で歩ける体にできるのです。
動ける体があるのに、体を動かさず不健康になっていく人のことを「怠慢・怠惰な人」と言います。
怠慢な考えが心に入るとそんな人間になり果てます。
私は子供たちをそんな人間にしたくないので常々このように言っています。
「鬼は悪い奴で退治するべき存在、そんな鬼が君たちの心の隙を狙っているから自分で追い出しなさい」
私は感覚が人一倍いいので、子供たちの心に魔が差す瞬間が分かります。
そんな子供を見たらめちゃくちゃ叱り飛ばします。
これは、一見子供がかわいそうに見えるのですが、これをしないとその子が鬼に心を奪われてしまうので、やらなければいけないことです。
つまり、私が叱っているのは、子供に対してでもありますが、心の中に入った鬼に対してでもあるのです。
もちろん、心の隙を作った子供にも責任があるので、隙を作らない方法も合わせて教えるのですが、このような事を日頃から子供たちにしています。
ただスポーツ鬼ごっこをただやらせて楽しむのではなく、目に見えない鬼との戦い方も伝えています。
目に見えない敵との戦いと言っても難しい事はありません。
鬼や悪魔は汚いのが大好きなので、心も体も汚い人間に近づきます。
であれば、常にきれいな体と心を持てるように努力をすれば汚い鬼や悪魔は近づいてきません。
俗にいう「悪い連中とは付き合うな」なんてよく言われていましたが、これは悪魔や鬼を近づけない為にもすごく大切な「鬼と戦う術」なんだと思います。
また子供の(しつけ)は親の役目ですが、漢字にすると(躾)と書きます。
つまり、子供の「身を美しくする」ことが親のやるべきことですね。
身を美しくするというのは、お風呂にしっかり入りましょうといった低次元のことを指している訳ではなく、「行いと言動」を綺麗にしましょうということです。
躾で子供の「言葉遣いや行動」に気を付けさせるのが親の役目ということですね。
相手に対して暴言を吐いたりすることは、スポーツ鬼ごっこでも厳しく罰せられます。
これは、スポーツ鬼ごっこ中だけでなく、常日頃から周囲の人が悲しむような言葉は慎まなければいけません。
まさに躾ですね。
漢字とは面白いもので、ただ何も考えずに漢字の形や書き順だけを覚えるのではなく、意味を考えながら学ぶとすぐに覚えられそうですね。
ともすると、子供のしつけ以上に親自身のしつけも必要な場合ってありますよね。
聞いていて気分が悪くなるような言葉遣いをする親っていますよね。
本人に自覚はないのでしょうけど、親の言葉遣いを子供は自然と真似しますから、家庭でたわいもない話の中で汚い言葉遣い(愚痴、文句、言い訳)をしないように日頃から気を付けたいものですね。
昔から悪い子をみたら親の顔が見てみたい!と言われるのが普通にありましたが、まさにその通り。
悪い子には悪い親がいる傾向が往々にしてあるので、親は自分の心を美しくたいものです。
なんてことをTeamからだ塾の親御さん達には言っていませんが、私なんかに言われる前にやるべきことをしっかりやってくれています。
そして、私自身も常に行動と言葉遣いに気を付けて生活しています。
話をスポーツ鬼ごっこの全国大会に戻すと、今大会は、去年以上に親御さん達のサポートが厚くなってきました。
その甲斐あって、5回目の参加にして初めて楽しめました!(笑)
良い親御さん達に囲まれてチーム作りが出来ると本当にやりやすい。
そして、チームの成績結果も昨年以上のものをだすことができました。
良い親のもとで育った子は、良い結果を出すことが証明できた気がします。
U12 ベスト8
U12は、今年で3回目の出場になるのですが過去2大会共に予選敗退でしたが、今年は予選を勝ち上がり、決勝トーナメント1回戦も勝ち上がり、準々決勝で敗退、それでも過去最高のベスト8の成績を残すことが出来ました。
U12のメンバーは能力はあるのに、どこか自分の力を発揮出来ないタイプの子が多く、千葉県予選でもパッとしない感じでした。
攻めに行くタイミングを失い相手が先に攻めて来て、全て後手に回り失点して負ける。
このようなケースが非常に多かったのですが、全国大会ではその欠点をしっかり克服出来てきたように見えました。
特に千葉県予選で負けた「いんばチャレンジ」と戦うことになった決勝トーナメント1回戦はその変化を凄く感じました。
攻めるべき人が攻め、守るべき人が守り、時に守る人が相手の裏をついて攻める、このような全体バランスが非常によくなってきて前半は立て続けに点数を重ね、6-3で終えます。
後半は、「いんばチャレンジ」も対策をとってきて猛攻をしかけてきますが、相手のミスやこちらの最後まで集中力を切らさないプレーが随所に見られ試合終了、10-8で勝利。
いんばチャレンジとの戦いを通算成績で考えると、明らかに負け越しています。
それが全国大会の大舞台では、勝つことができました。
これらは、チーム全員で勝ち取った勝利です。
今回は、U12の監督を親御さんにやっていただきました。
親御さんといっても、昨年の大人のスポーツ鬼ごっこ全国大会で準優勝した「おじさんず」のキャプテンですから、ただの父親ではありません。
私なんかよりもずっと頭がいいので、シンプルで分かりやすい説明を子供たちにしてくれます。
そんな指導を聞いて子供たちも開花、全国大会では一人一人の声掛けがしっかりできていて、試合中に子供たちだけでゲームコントロールが出来るようになってきました。
Teamからだ塾U12は、「子供たちの自立を最大限に促すチーム作り」を目指していて、問題があればチームメイト同士で話し合い解決させていくことをさせています。
監督はあくまでもサポート、足りない部分を補う練習方法を考えて子供たちに提供する、その練習内容の意味をしっかり子供たちに考えさせます。
「この練習は、どんな意味があると思う?」
このような問いかけをして子供たちに考えさせ、答えさせます。
このような積み重ねをしていき、子供たちの自立を促していきます。
なぜ自立を促す指導をしているのかというと、試合中に困ったら、自分で自分を助けなくてはいけないからです。
子供に甘い親に対して私が厳しく接してきたのは、親が子供に甘いと子供が自立できないからです。
自立できない人は自分が困った時に自分でどうすることもできないですし、他人のことなんて絶対に助けられません。
一方、自分で自分を助ける事ができる自立した人は、困った時に自分で対処できるし、必ず他人を助けられる存在になります。
だからこそ子供たちの自立を促すのです。
チームスポーツは助け合いのもとで成り立つものですが、他人に頼ってばかりでは絶対に強くなりません。
自分のことは自分で行い、さらに他人の助けをする。
これってチームスポーツに限らず社会に出ても同じことですよね?
今の世の中は自分で自分のことが出来ない人が多く、だからこそ他人を助けることができず、不平不満を言う人達であふれ、ぎすぎすした世の中になってしまうのです。
そんな世の中が私は本当に嫌いです。
今の世の中が大嫌いだからといっても、そこから逃げ出すことをしてはいけませんので、私は立ち向かいます。
今の世の中を変えるには、まずは自分を自分で助けられるようになり、更に人を助ける働きをするしかありません。
その大嫌いな世の中を変える作戦の一つが、子供のころから「しっかり自立させる指導」をすることです。
これに尽きます。
私はスポーツ鬼ごっこをただの競技としてだけで捉えることなく、子供たちの将来に必ず役に立つものを与えたいと思い教えています。
勝ったから良い、負けたから悪い、という単純な発想で私はスポーツ鬼ごっこを教えていません。
そういう意味では、U12の子供たちは私が伝えたいものをしっかり感じ取って表現してくれていると思っています。
既にTeamからだ塾には中学生になった子供たちもいますが、自立した精神でたくさんの人を助けられる存在として活躍してくれることを期待しています。
ここまで偉そうに語っていますが、私がやっていることはスポーツ鬼ごっこを指導している人は全員やっていることでもあります。
なんせ、鬼ごっこ協会の方針が勝利至上主義に疑問を投げかけていますし、勝利も大事だがその過程を大切にしてくださいと羽崎理事は今大会の開会式の挨拶でも言っています。
スポーツ鬼ごっこを生み出した人の理念をしっかり読み解き、子供たちへ指導している人たちがスポーツ鬼ごっこの指導者にはたくさんいます。
そんな素晴らしい指導者が作り出したチーム同士が戦うので、大会中も皆で健闘を称え合える環境があります。
今大会のU12の優勝チームは「アスとれU12」ですが、ただ強いだけでなく子供たちへの教育もしっかりしています。
アスとれの皆さん優勝おめでとうございます。
いつの日か、皆さんたちと決勝の舞台で戦えるようにTeamからだ塾も頑張ります。
U9 第3位
U9は、昨年大会で3位だったので、今年こそはという気持ちはありましたが、結果は3位でした。
なかなか上にいけずにもがいています。
U9の監督は私が担当したのですが、子供たちの力を発揮させる準備は例年以上に出来たと思っています。
今年のU9は10名中6名が全国大会に出場するのが初めてというチームで、過去のTeamからだ塾の中でも最低レベルのチームだと皆には伝えてきました。
何が最低かというと、まず「走力」です。
スポーツ鬼ごっこは走ってなんぼの競技なのですが、初心者のほとんどが相手陣地の宝までダッシュで走れないレベルでした。
また「視野の狭さ」は半端ないです。
水中ゴーグルを普段から付けているのではないかと思うくらい、周りが見えていません。
そして、「鬼ごっこが出来ない」これは走力も視野の狭さも相まると、子供が大好きな遊びの鬼ごっこさえできない状況になります。
これは何もTeamからだ塾の子供たちだけでなく、市川市の子供たちがそのような状態になっているといっても過言ではないかもしれません。
とにかく体力低下レベルが半端なく「走力低下」「視野の狭さ」が驚くほど見られます。
まだTeamからだ塾の子供たちは何とか自分で改善しようとしているのでいいのですが、体力が低下している事さえ気付かない市川っ子が凄く多いのが現状です。
ここでも親の意識が影響するのですが、市川市には運動が出来ない親が非常に多いので運動が出来ない事に対して危機感があまりないようです。
親が運動しなければ子供もしませんからね。
そんな環境で育った子供たちの体力低下を危惧して私は6年前から活動をしているのですが、今回のU9の子たちはそれらを痛感させられるほどの状況でした。
しかしながら、そんな体力低下が半端ない子供たちでも一生懸命頑張ればスポーツ鬼ごっこの全国大会で3位になれるのです。
これは監督の私が走力の向上方法、視野を広く保つ方法など具体的な方法を知っているから成せたと言っても過言ではないでしょう。
なんせ全国大会レベルになると走るのがめっちゃ速い子供たちと戦うわけですから。
もちろん、監督だけの力ではないのは当然です。
今回のU9には、過去の全国大会に出場歴のある4名のメンバーがいました。
この4名の功績がかなり大きいでしょう。
特にキャプテンと副キャプテンの2名は、初心者6名に的確な声掛けをして成長を促すことをしてくれました。
その甲斐あって見違えるほどに上達してくれ、初心者6名が初めて参加したとは思えないほど積極的にプレーしてくれました。
今大会は準決勝で「あたごっちホライズン」という東京のチームと戦いました。
以前にも戦っていて負けたことがなかったと思いますが、今回はかなり強くなっていました。
前半は、開始早々に3点を連取し勢いに乗ります。
しかし、その後立て続けに6点奪われます。
その後、1点取って取られ、前半4-7。
このままではやばい、と思い今大会初の叱咤激励をして子供たちを鼓舞させます!
そして、その勢いのまま後半へ、2点を先取し、2点取られる。
3点連取し、1点取られ、1点取り返し、そして同点。
残り時間が50秒、相手に弱みをつつかれて1点取られ試合終了。
11-12で敗れました。
昨年に続き1点差で負けるというめちゃくちゃ悔しい形で大会終了です。
これには多くの子供たちが涙を流しました。
それでも、試合後に応援してくれた人達へしっかり挨拶。
勝っても負けても学ぶべきことがある。
私は今回の負けでたくさんのことを学びました。
自分一人で戦うのではなく、仲間と共に戦うことの重要性。
油断は絶対にしてはいけない。
大会は練習の成果を見に行く場所、大会の結果は練習で決まる。
これらが今大会で学んだことです。
当たり前のことだけど、当たり前のことを当たり前にやるのが一番難しい。
ただ、準決勝までの道程の中で一番嬉しかったことがあります。
それが、予選で対戦した「アスとれ」に勝てたことです。
アスとれはスポーツ鬼ごっこを知り尽くしたチームで、誰もが知る強豪チームです。
そんなチームと予選1試合目で戦いました。
今大会、この戦いに負ければ上はないと思っていましたから、この1戦にかけるぐらいの気持ちで臨みました。
するとどうでしょう。
試合開始、6連続失点の0-6(笑)
もはや、全国大会は終わったと思いました。
それでも、練習してきたことを子供たちに伝え、なんと前半のうちに5-7まで追い上げることが出来ました。
そして、後半は見事に相手を攻略、終わってみれば13-11で逆転勝利です。
これは、本当に感動しました。
もうこれで帰ってもいいかなとさえ思うほどお腹いっぱいになりました(笑)
そのくらい嬉しかったです。
この1戦はなぜ勝てたかというと、練習の時から子供たちへ「考えさせた」からです。
過去のブログ「千葉県予選2019」でも書きましたが、私は子供たちに考えさせることをたくさんしてきました。
さすがにこれは、低学年の子供たちには理解出来ないでしょ・・・と言われるようなことも私は平気で伝えてきました。
その甲斐あって、アスとれと戦った時に0-6といった絶体絶命のピンチの時でも落ち着いて、何をどうすればいいのか考え行動できたのでしょう。
私はこのことを証明できたのは本当に嬉しかったです。
やはり、人間の脳は凄い!
そして、そんな人間を作った神様は本当に凄い!
私は自分の活動を通して、神様が作った人間の凄さを証明したいと願いながら活動しています。
そんな証明が今回の大会で一つできたことも私は凄く嬉しかったです。
もちろん、優勝したわけではないので、誰もが納得する証明とは言い難いでしょうが、ほんのちょっとでも証明できてよかったです。
今後は更に練習を頑張って誰もが納得する証明をしていきたいと思います。
最後に、今回のU9優勝チーム「キラーホエール」の皆さん、おめでとうございます!
今までに見た事のない最強の攻撃力、そして守備力もしっかりある素晴らしいチームでした。
Teamからだ塾の子供たち総勢20名、一人一人に個性と才能があり、一人として価値のない人はいません。
一人一人の努力がチームの力になり、Teamからだ塾は成り立っています。
これからの時代は自分の存在価値を高めた者が生き残る時代、これからも自分自身の存在価値を高める努力を共にしていこう!!
最後に、鬼ごっこ協会の皆様、審判団や運営して下さった皆様、今回の大会では素晴らしい環境を提供して下さり本当にありがとうございました。