手首の痛みや腱鞘炎の改善方法
近年は、パソコンやスマートフォンなどの物や道具を手で長時間操作する方が増えてきています。
人によっては、朝9時から夕方5時まで8時間以上もパソコンに向かいキーボード操作する方、それ以外にも通勤時の電車や自宅でスマートフォンを操作する方、実に多くの方が手を酷使しています。
電車に乗り周囲を見渡せば恐ろしいくらいスマートフォンと向き合っている方が多く、10人中9人は小さな画面をのぞき込み何かをしています。
ある人はゲームやショッピング、またある人はメールやLINEなどのSNS、またまたある人は動画視聴や電子書籍を読んだりしているのでしょうか。
ファミレスなどで見かける家族ですが、それぞれがスマートフォンに夢中になり特に会話をすることのない家族も現代は普通になっているようです。
これだけみても現代人はスマートフォン依存症でしょうか、食事をとるときはもちろん、トイレにいくにもお風呂にいくにも常にスマートフォン片手に移動される方も多いのではないでしょうか。
いつもそばにあれば便利で安心なスマートフォンですが、そんなスマートフォンを常に持ち続ける手は悲鳴をあげています。
「手首が痛い」
「親指が痛い」
「指が伸びない」
このような症状を訴える人が近年増加傾向です。
どんな高性能な機械でも使い過ぎれば壊れるように、人間の体も酷使すれば壊れます。
特に手は毎日のように使っている体の部位ですから消耗も激しく壊れやすいのかもしれません。
そんな壊れた手を治すべく多くの方は整形外科へ行き医師の診断を仰ぎます。
そんな医師は手首の痛みについて以下の説明をしています。
-----------(以下、こちらより転載)
「手を使うと手首に痛みが起こる」という症状が現れた場合、腱鞘炎けんしょうえんを疑ったことはありませんか。
腱鞘炎は手指をよく使う人に起こりやすいとされ、病院で治療することができます。
この記事では、手首に起こる腱鞘炎の対処法・治療法について解説します。
【腱鞘炎が手首に起こる理由は?】
腱鞘炎では、手指の使いすぎ、および加齢や糖尿病などが原因で、指を動かすと手首に痛みが起こったり、指をスムーズに動かせなくなったりする症状がでます。
「腱鞘」とは、腕から指まで束状に何本も通っている「腱けん」を、束ねるトンネル状の構造です。
腱鞘炎は、この腱鞘と腱の間で炎症を起こした状態であるとされます。
手首の親指側が痛む腱鞘炎は、ドケルバン病と呼ばれます。
手首の腱鞘炎は、手をよく使う仕事をする人に起こりやすいとされています。
そのほか、スポーツをしている人や、更年期の女性、妊娠や出産をした女性にも多いといわれています。
【腱鞘炎が手首に起こった場合の対処法・治療法は?】
腱鞘炎が手首に起こった場合の対処法・治療法には、病院へ行く方法とセルフケアの2つがあります。
【病院へ行く】
腱鞘炎は、病院で適切な処置を行うことで、早期の回復を目指すことができます。
病院は、整形外科を受診しましょう。
病院では、まず腫れや痛みを抑える治療が行われます。
軟膏や湿布などの外用剤や、ステロイド注射などが使用されます。
また、症状が重い場合や症状を繰り返す場合には、手術が行われることもあります。
手術では、手首を1~2センチ切開し、腱鞘を一部切開することによってトンネルを広げ、腱の通りを良くします。
通常、日帰りから1泊程度で手術ができ、手術の当日から指の運動は可能とされます。
【セルフケア】
腱鞘炎のセルフケアでは、痛む箇所を不用意に動かさないことが大切です。
無意識に手指を動かしてしまうことを防ぐため、サポーターやテーピングなどをしてもよいでしょう。
-------------(転載ここまで)
このように「手を使うと手首に痛みが起こる」という症状は、手指の使いすぎ、および加齢や糖尿病などが原因でおこるもので腱鞘炎が疑われるそうです。
腱鞘炎という言葉は一般の方々もよく耳にしたことがあるのではないでしょうか。
特に現代人はスマートフォンやパソコンで手指の使い過ぎていますから腱鞘炎になって当たり前と言えば当たり前でしょうか。
むしろ腱鞘炎にならない人の方が珍しいくらいです。
私もスマートフォンの使い過ぎで親指に痛みが出ていた時期もあったので腱鞘炎の経験者でもあります。
そんな腱鞘炎に対して病院での治療が有効とのことですが、治療の代表例が軟膏や湿布などの外用剤や、ステロイド注射などが使用されるそうです。
また、症状が重い場合や症状を繰り返す場合には、手術が行われることもあるそうです。
このような治療法で良くなる人もいれば良くならない人もいるのでしょうか、整形外科では治らないからといってからだ塾に来る方もいっらしゃいます。
当然ながら、からだ塾では病院でやるような注射や薬の処方、手術といった治療はできません。
であればどのような施術をするのでしょうか。
これについてはブログの後半で紹介していきますが、病院で言われているような「痛む箇所を不用意に動かさない」とは正反対のことをしています。
ということは病院が勧める「無意識に手指を動かしてしまうことを防ぐため、サポーターやテーピング」なども一切しないということです。
そんな病院で言われるようなことと反対のことをしたら腱鞘炎が悪化しちゃうでしょ!?
普通はこのように考えますよね。
残念ながらそんなことはなく、むしろ腱鞘炎は改善していて痛みが気にならないほど快適に指を動かせるようになっています。
そんな非常識な腱鞘炎の改善方法はブログ後半でご紹介しますので、気になる方は最後までお読みください。
ひとまず、改善方法を紹介する前に非常識な考え方をご紹介します。
それが腱鞘炎は本当に「腱鞘と腱の間で炎症を起こした状態」なのか?といったものです。
腱鞘炎についてとても分かりやすい説明が以下に書かれてありますのでご紹介します。
----------------(以下、こちらより転載)
ドケルバン病は、親指を伸ばしたり広げたりする働きをする腱が、それらを包んでいる腱鞘との間に炎症を起こして発症する腱鞘炎です。
手の甲に腫れや痛みが起こり、また親指を曲げたり広げたりすると、手首が痛みます。
スマホの長時間使用でも起こることから、俗に「テキストサム損傷(text thumb injury)」とインターネット上などで呼称されたこともあります。
ばね指は、指の曲げ伸ばしの際にばねのような引っ掛かりが生じる「ばね現象」と呼ばれる症状です。
指の曲げ伸ばしをするための腱と、腱の浮き上がりを押さえるトンネル状の「靭帯性腱鞘」の間で炎症が起こって発症する腱鞘炎の症状で、手のひら側の親指や人差し指、中指の付け根などが痛むことがあります。
-----------(転載ここまで)
さすが、くすりと健康の情報局です。
図解付きの説明で非常に分かりやすいですね。
説明では腱鞘の肥厚や腱の肥大により症状が起こると書かれてあります。
確かに私も腱鞘炎のような症状が出ていたときに、上記の図に書かれてある腱や腱鞘が硬く触れると激痛が走ったので、その部分に炎症が起きていたのは紛れもない事実でしょう。
ただ、その炎症がおさまれば症状が改善するのかというとそんなことはありませんでした。
1週間経っても、2週間経っても、1ヶ月経っても痛みの出ている場所の状態は変わりませんでした。
変わったとしたら痛みになれた?といったことくらいで腱鞘炎がある部位の硬さは変わらず、むしろ月日が経てば経つほど硬くなっていました。
硬くなればなるほど動かしづらくなり、むしろ動かさないように体がかばってまた違う体の場所が痛くなるなんてこともありました。
このような状態が続くと病院では手術をして硬くなった腱鞘や腱を切ったりするのでしょう。
ご年配の方々は特にそのようにする傾向があるようです。
では、その後はどうか?
私は腱鞘炎がひどくなり手術をした70代の方の手首の治療をした経験があるのですが、手術をしても痛いのは変わらないと言っていました。
また、私がその方の手首に触れて思ったのは、腱鞘や腱が硬いということでした。
つまり、いくら肥厚した腱鞘や腱を手術しても硬いのは硬いままであるということです。
この事実を知った時に思ったのが「腱鞘炎の原因は手首にない」かもしれないということでした。
その事をきっかけに私は様々なことを試してみましたが、やはり腱鞘炎は手首を治療しただけでは解決しないと断定しました。
であれば、どこに問題があるのか?
それは・・・
首の神経
そうです。
私が考える腱鞘炎の原因は「首の神経異常」です。
なぜ、そのようなことが言えるのかというと、上記の写真を見ても分かる通り首には無数の神経があります。
この神経は脳から始まり、背骨の中を通り体の中心から手足末端部分へ広がっていきます。
川で例えるならば、脳が上流で手足が下流です。
川に上流から下流へといった流れがあるように、神経にも脳(上流)から手足(下流)への流れがあります。
川の流れが上流でせき止められたら下流に異常が現れるように、神経も同じで脳の異常は手足に現れます。
よく脳梗塞の前兆で片側の手足が動きにくくなって体が傾きやすくなるなんて言う症状がありますが、これは上流の異常が下流に現れた典型例で前兆に気付かずいると、重症化して意識を失い最悪の場合は死にますし、命が助かっても半身不随といった後遺症が残ります。
このような神経の流れがせき止められるのは脳に限ったことではありません。
中でも高齢者に多いのが脊椎で神経の流れがせき止めらる腰部脊椎管狭窄症です。
腰部脊椎管狭窄症は、腰痛はそれほどないものの歩くと足にしびれが出て長時間の歩行ができなくなります。
上流にある腰の問題が下流にある足に症状を引き起こす典型例です。
このような事は首でも起きます。
首から出る神経は手に通じるものがいくつかり、腕神経叢がその一つです。
腕神経叢は、鎖骨・上腕・前腕・手に繋がる神経の上流部分にあたるのですが、腕神経叢に異常が現れると下流部分にある鎖骨・上腕・前腕・手に繋がる神経に異常をきたします。
また腕神経叢と並行して頚神経叢があります。
この二つの神経叢からでる神経の流れがせき止められる疾患のことを頚肩腕症候群といいます。
驚くことにこちらの症候群に腱鞘炎も含まれるのです。
頚肩腕症候群について詳しく書かれてある記事の一部を紹介します。
-----------(以下、こちらより転載)
【頸肩腕障害とはどんな病気か】
この病気が社会的に注目されるようになったのは、昭和三十年代の中ごろからでした。
金融、損害保険などの職場に、コンピューターが導入され、そこで働くキーパンチャーと呼ばれる人達の間で、肩や腕のこりや痛み、手指の痛みやしびれを訴える人達が沢山出てきました。
こんな病気を当時は、腱鞘炎(ケンショウエン)とか頸肩腕症候群とか呼んできましたが、そのうちに、この病気は、タイピストの人達や、ボールペン複写、お札の勘定をする人、スーパーのレジをする人達にもみられるようになりました。
さらには、保育所の保母さん、施設で働く人達、ベルトコンベアー作業の人々、学校給食の調理員の人達にも、同じような症状がみられるようになりました。
さまざまな職場で、さまざまな仕事をしている人達の間に広まっていったのです。
最近では、主に仕事が原因でおこっているこの病気のことを、頸肩腕障害と呼ぼうということになり、その予防対策や治療について、いろいろと研究が進められています。
【頸肩腕障害の症状】
産業衛生学会が、頸肩腕障害という名前でこの病気を呼ぼうと提案したのは、それなりの理由があってのことです。
第一には、この病気は仕事による無理が主な原因となっているからで、第二には、従来、ケンショウエンとか、頸肩腕症候群といわれてきた病気と比べて、症状が複雑であり、一応これらと区別して考えたほうが、治療や予防を考える上で、うまくゆくということでした。
ケイワンの症状のあらわれ方や進み方は、その仕事により、またその人により少しずつ違いますが、まず手の指、手関節、上肢、肩こりやだるさからはじまります。
はじめはだるいとか、疲れやすいものだったものがだんだん進んで痛みや、うずきとなって苦痛が強くなっていきます。
手や手首が主にいたい人、肩、背中が痛い人などいろいろです。
痛みも動かす時だけ、使う時だけの痛みから、じっとしていてもたえず痛む、それからその部分が熱をもったりはれたりなど程度はさまざまです。
手指の冷えやしびれ、さらにはふるえをきたし、物が書きにくいなどの訴えも現れ、ひどい時には、手指が白くなるレイノー現象がみられることもあります。
これらの訴えは、必ずしもよく使う方に現れるとは限らず、右手をよく使うのに、左手の方に症状が強く出ることも、よくみられます。
また頸、肩、腕、手だけでなく、こりや痛みが背中や腰にまで及んだり、下肢がだるかったり、足先がしびれるという訴えも、よく聞かれます。
病気がひどくなったり、長びいたりすると、頭が重かったり痛かったり、耳鳴りがしたりすることもあり、さらにいらいら、物忘れ、めまいなどのいわゆる自律神経症状を伴う場合も、時にみられます。
---------(転載ここまで)
恐るべし頚肩腕症候群ですね。
神経の異常といえ、ビリビリしたり、しびれたりといった症状だけではないのですね。
症状は手の指、手関節、上肢、肩こりやだるさからはじまり、中や腰にまで及んだり、下肢がだるかったり、足先がしびれる、といった症状も出始め、最悪の場合は頭が重かったり痛かったり、耳鳴りがしたりすることもあり、さらにいらいら、物忘れ、めまいなどのいわゆる自律神経症状を伴うこともあるそうです。
このような症状を並べてみるとほとんどの人が経験した事のある症状ではないでしょうか。
ということは、首の神経異常が腱鞘炎をはじめ現代人のあらゆる疾患の原因になっている可能性があるということですね。
だからこそ、腱鞘炎に対して手首周辺の腱鞘や腱を手術してもよくならないのですね。
つまり、水の流れが悪いからといって川の下流で土砂を取り除いていても、上流にある土砂のせき止めを取り除かなれば水の流れがよくならないように、体も下流にある手首の腱や腱鞘を手術する前に、上流にある首の神経異常を改善しないことには手首の痛み腱鞘炎は改善しないということです。
さらにいえば、腱は神経分布が非常に多い部位でもあるので、首の神経の流れをよくすれば腱の神経の流れもよくなり炎症を改善し肥厚したものも柔らかくなるということですね。
いってしまえば、首の神経の異常を改善すれば腱鞘炎は手術なんてしなくても改善出来ると言う事です。
こんな単純なことなのに医者は患者へ手術を勧めます。
手術をしても治らない人が多いと知っているはずなのに患者へ手術を勧めるということは、それしか方法を知らないということなのでしょうか。
たくさん勉強をして頭が良いはずの医者が腱鞘炎の治し方を知らないなんて・・・
悲しくなりますがそれが現実でしょうか。
といったところで、ここからは医者も知らない首の神経異常を改善させる方法(手首の痛みや腱鞘炎の改善方法)をご紹介します。
まず、首について知って欲しいのが過去のブログ「体の軸を知る方法」でも書いた軸椎についてです。
軸椎
頸椎の上から2番目にある首の骨が軸椎と言われている部分です。
現代人はこの軸椎が動かない人が多く、首周りの神経や血液の流れが悪くなり筋肉が硬くなっています。
つまり、軸椎を動かせるようになることが首の神経異常を改善する方法なのです。
軸椎を動かす方法は過去のブログ「延髄の使い方」でも紹介していますので、そちらをご覧頂ければと思うのですが、今回の記事でも一つ紹介したいと思います。
まずは、仰向けに寝て下さい。
出来れば写真のような場所で仰向けになれたら一番気持ちいいのですが(笑)難しければご自宅の布団やフローリングまたは畳の上で構いません。
尚、仰向けになる際は枕はしないで少しアゴが上を向くくらいにして寝てください。
すると、後頭部が床や布団に触れると思います。
その状態から目線を上にあげ、おでこに軽くしわを寄せるように目を見開き、首を頭頂部の方へ少しづつ伸ばすように動かしてそのまま3秒ほど伸ばし続けます。
もうこれ以上伸びないというところでいっきに力を抜きます。
この一連の動作を何回か繰り返しましょう。
この際、後頭部が床や布団にのった状態でずれないように動かすのがポイントです。
あまり後頭部を床や布団にこすりつけて動かすと後頭部がはげちゃいますから気を付けましょう(笑)
なんて冗談ですが、後頭部をこすりつけすぎると首しか動かなくなるのであまりよくないからです。
上を見て首を伸ばす際に背中も一緒に伸び、さらに手も一緒に伸びてくるとよいでしょう。
動きの流れとしては中心から末端部分へ伝わっていくのを感じながら行いましょう。
筋肉でぎゅっと動かすようなことはしないように、あくまで上流から下流へ川の流れがあるように神経も頭から末端部分へ神経の流れで関節を動かしていく感覚を覚えていきましょう。
上記の動きを夜寝る前に気のすむまでやってみてください。
すると自然と寝てしまい、気付いたら朝になっているでしょう。
このように軸椎を動かす体操をすると延髄の働きが整えられます。
延髄は呼吸、循環、消化の働きをなす中枢的な存在ですから首の体操をしていながら内臓の状態も良くすることができます。
これにより自律神経も整えられ睡眠にも良い影響を与え疲労回復効果も望めるということで安心して寝られるということですね。
つまり、夜寝る前に紹介した体操をすれば首の神経の流れが良くなるだけでなく、延髄の機能を向上させることができるので、ほとんど全ての体の不調を改善させられる可能性があるということです。
これは凄い大発見ですよね。
なんて大げさな・・・なんて思われるかもしれませんが、全ての病気の原因は酸素不足にあるということが昔から言われていますので、延髄という呼吸中枢を使いこなせば病気になりにくい体になるといった話はおおげさでもなんでもないかもしれませんよ。
「軸椎の使い方を極めて延髄の機能を高めれば、体の問題はおおよそ改善する」
こんなことを言っているのは、おそらくからだ塾くらいではないでしょうか(笑)
それこそ多くの人は、咳が出たりすれば呼吸器科へ、血圧や血糖値に問題があれば循環器科、胃や腸がおかしいとなれば消化器内科へ行くのでしょう。
しかしながら、全ての疾患を改善することは難しいのかもしれません。
なんせ問題は軸椎の使い方にあり、延髄の機能が著しく低下しているからです。
この記事では手首の痛み腱鞘炎を改善する方法をご紹介していますが、実際の所は手首だけでなく体全体に良い事をお伝えしています。
ですので、腱鞘炎で困っていない方も自分には関係ないと思わず、先程紹介した首の体操をやってみてくださいね。
上手に体操ができたら体調が良くなるかもしれませんよ。
といったところで、腱鞘炎に対して首の神経の異常を改善する方法をご紹介しました。
これ以外にもたくさん方法があるので、そちらも合わせて行うと更に効果は高まるのですが、詳しく知りたい方はぜひセントレを受けにきてください。
セントレについてはこちらをご覧ください。
これにて手首の問題を引き起こす原因でもある首の神経の異常を改善する方法について書き終えましたが、まだ続きがあります。
というか、この後の話の方が現代人にとっては重要なのかもしれません。
というのも、そもそも現代人は手首についての認識が間違っているかもしれないからです。
「えっ?手首についての認識を間違っている?」
そうです。
皆さんが当たり前に思っている手首、もしかしたら本当の手首ではないかもしれません。
続いて、そんな手首の話をしていきます。
まず皆さんは手首と言われてどの部分のことをいうと思いますか?
腕時計をするあたり?
手錠をかけるあたり?
脈拍をはかるあたり?
おそらく上記の3つ辺りが手首だと思っている方が大半かもしれません。
もちろん、その部分も手首といえますが、手首はそこだけのことを指しているわけではありません。
私たちが手首と言っている部分、正確には手関節と言います。
手関節(しゅかんせつ)とは、手首にある関節で、橈骨、尺骨、8つの手根骨を含めた10個の骨で構成されており、橈骨手根関節、手根中央関節、下橈尺関節で構成される複関節といわれています。
手関節と一言で簡単に言っていますが、実は多数の関節をもった非常に複雑な関節なんです。
解剖学では、橈骨手根関節と手根間関節の総称を手関節といってもいるようです。
文章だけではなんのこっちゃ分かりづらいと思いますので、図で説明しましょう。
多くの方が「手首=腕時計、手錠、脈拍を測るような部位」だと認識していた方が多いかと思います。
そのような位置だと橈骨と尺骨の関節しかないので、なんちゃって手関節になります。
感覚の鋭い方なら分かると思いますが、なんちゃって手関節を使って手首を動かすと肩が凝るし首も硬くなります。
というかなんちゃって手関節を使って物を持ったりするだけで呼吸もスムーズに出来なくなるので、延髄も正しく機能していない気がします。
こんな状態で毎日生活を送れば、頚肩腕症候群になって全身に様々な不調がでるにきまっていますよね。
たかが手首、されど手首、手首の認識を間違えると本当に痛い目にあいます。
それでは、正しい手首はどこなのよ?
手関節には8つの手根骨で構成される関節も含まれるので、手首と言われたら上記の図で示した赤い○部分が手関節であり手首だと認識しましょう。
この手根骨を認識するのとしないのとでは手首の使い方がまったく変わります。
手を使うのに手根骨を意識して動かすだけで肩や首に力が入らなくなります。
そして、呼吸もとまらなくなりますから延髄も正常に機能します。
延髄が正常に機能すれば、呼吸循環消化機能が正常に機能しますので健康的な生活が毎日送られるようになります。
ちょっとした工夫で思わぬ効果が得られるとはまさにこのことです。
手首の痛みや腱鞘炎でお困りの方やその他体の不調でお困りの方は、この手首の認識を変える工夫をすると改善するかもしれませんよ。
とはいえ、ただ手首の認識を変えただけでは全てが良くならないのが正直な話。
まずは、体の軸を知る事から始めましょう。
そして、首の軸椎を使いこなせるようになりましょう。
そうすれば体の問題は全て解決します!
なんて簡単に言っていますが、私も軸椎を使えるようになるのに30年かかりました(笑)
30年という凄い長い年月をかけてやっと軸椎を使えるようになったという訳ですから、軸椎を使いこなせるようになるまではまだまだ年月がかかりそうです。
でもそんな努力した甲斐あって、手首が痛くなることは皆無で、それ以上に日ごろの身のこなしは凄く軽くなってきていて、日常生活のあれこれで億劫に思う事がなくなりました。
目的地まで徒歩30分と言われても「ちょっと歩いてみよーー」という気分になりますし、重い物を運んで欲しいと言われても「はい!喜んで―」と元気いっぱいに手伝うことができます。
そんなこんなで、今は自分の体についての悩みや不安がなくなりましたし、何か問題がおきても解決する事を楽しめるようになりました。
とはいえ、
「そんな長い年月かけて努力なんて出来ない!」
このような考えを持たれている方が大半だと思います。
だからこそ、どんなことでも億劫に感じ、ちょっと椅子から立ち上がろうとしようものなら「イタタタタ・・・」と体に痛みが現れ、その痛みを消すのに手軽に簡単に消す事ができる薬や注射などに頼る方が多いのでしょう。
過去のブログ記事である「健康になる方法」にも書きましたが、一人でも多くの方が薬や注射などに頼ることなく健康になって欲しいと私は思っているのですが、もしかしたら現代人には難しいかもしれませんね。
とはいえ、少しづつ自分を変えようと努力する方々が増えてきているのも事実です。
というのも、からだ塾が行うセントレに定期的に通う方が増えていき新たな予約をお断りするケースも出てきています。
また先日は90歳の方がセントレを受けて、その後の歩行が驚くほど変わったと息子さんがおっしゃっていました。
人間はいくつになっても努力すれば必ず報われると私は思っているのですが、それを証明するかのような出来事です。
セントレの価値性は「分かる人には分かる」のですが、その反対に「分からない人は分からない」のも事実です。
私としては一人でも多くの人に分かってもらいたいという気持ちがあるのですが、実際の所セントレの価値性を分かってくれる人だけ来てくれればそれでいいかなとも思っています。
なので「分からない人」はどこか他の何かで何とかして頂ければと思います。
きっとその先に答えがみつかるでしょう。
といったところで、手首の痛みや腱鞘炎の改善方法をお分かり頂けましたでしょうか?
何度も書きますが、手首が痛いからといって原因が手首にあるわけではないのです。
まずは、首の神経の異常を改善する為に軸椎をつかえるようになるトレーニングをしましょう。
それと同時に手首の認識を変えましょう。
皆さんが思っている手首はなんちゃって手関節です。
ものほん手関節を使って延髄を正常に機能させればおおよその体の問題は解決するでしょう。
とはいえ、それができるようになるのもちょっとやそっとの努力では厳しいです。
日頃の努力を惜しむことなく体を進化させていきましょう。
そうすれば、その人にしか出来ない特別な何かが出来るようになるかもしれません。
それこそ、その特別な何かで誰かの役に立つことが出来たら多くの人から感謝される人生になりますよね。
毎日必ず誰かから感謝される人生と毎日誰からも感謝されない人生とでは雲泥の差です。
一人でも多くの人が他人から感謝される人生を歩んで欲しいと私は願っています。
なんて手首の痛みや腱鞘炎を改善方法を紹介するブログとしては深すぎる話をしてしまいましたね(笑)
私のようなちっぽけな人間が偉そうに人生を語ることはできませんが、少しだけ私の考えを聞いてください。
私はからだ塾に来てくれる方々に感謝しながら生きています。
その対象が子供であろうと大人であろうと関係ありません。
一緒に体について考えてもっと良くしようとトレーニングしたり施術をしたり、その時間が私にとって一番楽しく有難い時間です。
その感謝の気持ちをただ「ありがとうございます」という言葉で伝えるだけでなく、からだ塾に来てくれる方々の体が良くなるように行動でも示します。
なので、分かる人には分かると思いますが、からだ塾に来たら必ず体が良くなります。
なぜそんなことが出来るのかというと、来てくれる方々に対して感謝の気持ちが物凄いあるからです。
この感謝の気持ちってすごい力を引き出してくれるようです。
昔から物や人に感謝する大切さを言われてきましたが、この年になってその重要性を実感出来るまでになりました。
何事も実感してなんぼです。
私の人生は誰かから感謝される人生とはまだまだよべないものがありますが、感謝の気持ちを忘れずに行動でしっかり示していこうと思います。
皆さんも一緒にしませんか?
昔の人達がよーーーく言っていましたが、感謝することって本当に大切ですよ。
とはいえ、いきなり誰かに感謝しなさいっていっても出来ないものですよね。
なんか照れくさいですからね(笑)
人に感謝できないのであればまずは、自分の体に感謝しましょう。
今のその体があるから生きることが出来るのです。
手首が痛かったり、体のあちこち痛くなりますが、それは体からもっと体を良くして欲しいというメッセージです。
それは、子供が親にかまってほしいからワガママを言うのと一緒です。
体からのメッセージをしっかり聞いてかまってあげましょう。
すると、今のままではまずいと気付くでしょう。
何でもいいです。
体を良くする努力を毎日コツコツしていきましょう。
体と対話しながら体に良いと思われる事を調べて実践してあげましょう。
他人のことより、まずは自分のことです。
親や子供の人生を考える前に、まずは自分の人生をどうにかしましょう。
自分がしっかりしていなくては親や子供を助けることなんて出来ません。
そんな自分をしっかりさせるには丈夫な体がなくてはいけません。
感謝の気持ち、当たり前だけど出来ていない気がしませんか?
今回のブログが誰かの何かが動きだすきっかけになれたら幸いです。
またの更新お楽しみに!