先日の日曜日、毎年恒例のTeamからだ塾打ち上げが市川市文化会館で開催され総勢40名の親子が参加しました。
Teamからだ塾の打ち上げも今回で4回目になるのですが、昨年まで使用していた勤労福祉センターは施設の改修工事で利用できず、今年は市川市文化会館で行いました。
また、昨年までは1日がかりで行っていたのですが、今年は予約の都合で午後だけの開催になり、昨年よりも開催時間が短くなりはしたものの、楽しみは例年以上だったのではないでしょうか。
その証拠に上記の写真をご覧ください。
喜ぶ人、悔しがる人、驚く人、笑う人、実に様々なリアクションをした人たちが1枚の写真の中に写っています(笑)
なぜ、このような状況になったかはブログ後半でお伝えしていこうと思います。
さて、今回も打ち上げでは「風船バレー」「Teamからだ塾クイズ」「表彰」の三本立てで行いました。
打ち上げの司会を務めて下さったのはU-12メンバーの親御さん方です。
なかなか人前で話をする経験が少ないお母様方もやる時はやります。
子供たちの前でしっかり司会進行して下さいました。
また、打ち上げの事前準備や当日の会場セッティングなど協力して下さり本当に助かりました。
1年間頑張った子供たちの為に何か出来る事はないかと、他のお母様方も色々な提案をして頂き、チームの皆さんの協力体制は本当に素晴らしいものだと思いました。
Teamからだ塾は子供達だけのチームではなく、メンバーの家族も含めたチームであることを再認識しました。
そんなチームワークをいかんなく発揮してもらおうと、打ち上げでは風船バレー大会を行いました。
チーム構成は、子供2人大人2人で1チーム作り、全10チームが2つのコートでそれぞれ競い合いました。
試合時間は4分で、試合終了のホイッスルがなった瞬間に得点が多いチームが勝者になるという変則的なルールだったのですが、このルールが最後の最後で大いに盛り上がる形を作ってくれました。
例年通り大人は利き手を使ってはいけないルールで行い、今年はタッチ回数3回しばりで行いました。
試合中は風船に触れる力加減を誤り、2回目で相手陣地に風船をとばしてしまうチームや、おもわず利き手で風船を触ってしまう大人の方などが出てきて大盛り上がり。
普段はまったく運動しないお母さんも風船バレーは比較的取り組みやすいので、毎年行われる風船バレーを楽しみにしてくれている方もいらっしゃいました。
大人が失敗して子供に謝るシーンはみていてとても微笑ましかったです。
子供も失敗すれば大人も失敗します。
そんな時に素直に謝れる大人って本当にかっこいいと思います。
おじさんずは自分のミスを他人のせいにしない素晴らしいメンバーがそろっていて本当に凄いと思います。
こんな大人を見て育つ子供は、他人の気持ちを理解できる素晴らしい大人になるでしょう。
得点を取り喜び合う大人と子供の姿を見ると何ともほっこりしてしまいます。
子供にとって自分の父親以外の大人とハイタッチする機会ってないですよね。
私は、自分の親以外の大人と触れ合うことは子供の人格形成する上でとても大切だと思っていて、私はこういう機会をもっと増やしていき、大人全員で子どもをみる環境作りをしたいと思っています。
自分の子供だけを見るのではなく、他人の子供も我が子のように接する大人が増えてきたら私は凄く嬉しいですし、そんな環境を本気で作りたいと考えています。
昔は悪い事をしたら隣のオヤジに怒られたり、良い事をしたらまた違うオヤジに誉められたり、自分の親以外の大人と触れる回数が多くて大人を知る良い経験ができたものでした。
もちろん昔の環境が全て良かったかと言えばそうとも言えない部分もありますが、少なくとも人間味のある時代を過ごせていたと思います。
今は人間というより、感情表現が乏しいロボット的な人が多い気がします。
ロボット的な人も悪気があってそうなったのではなく、世の中がそのような人間を作り出していると私は思っているので、そんな世の中に真っ向から対抗していこうと思っています(笑)
大人が子供の面倒をみるように、小学6年生の子供が小学1年生の子供の面倒をみるのも凄く大切。
Teamからだ塾のメンバーは同学年の子供が集まった仲良しチームではなく、異年齢の子供が集まった学び合えるチームにしたいと思っています。
私も小学1年生の時に隣の家に住む5年生のお兄ちゃんによくいじめられ、めちゃくちゃ泣きました(笑)
その当時は本気で辛かったですが、今になって思えばそれが理不尽な世の中に対抗する強い力を作り出してくれたのだと思っていて、いじめてくれたお兄ちゃんに凄く感謝しています(笑)
もちろんいじめたお兄ちゃんは私を可愛がる意味でやってくれたので、小学校で怖い不良のお兄ちゃんたちに私が脅された時は真っ先に戦ってくれました。
そんなお兄ちゃんの姿を見て、私も年下や弱い立場にある人に何かあれば矢面に立って戦うんだという精神を植え付けられたからこそ、今のような子供たちの環境を良くしようとする活動しているのかもしれません。
小学生時代の異年齢遊びは大人になって必ず役に立つと私自身が実感しているからこそ、Teamからだ塾でもそんな機会を増やしていきたいと考えています。
今回の風船バレーも高学年と低学年の子供を組み合わせてチーム編成をしたりして、異年齢遊びが出来るようにしました。
こうなると優勝チームは異年齢遊びが上手な子供たちになるのですが、結果は如何に・・・
風船バレー優勝
風船バレー決勝戦はとても緊迫した試合になりました。
5年/1年生コンビ 対 6年/4年生コンビの試合は試合終了残り10秒までは同点、最後のアタックが決まった瞬間に試合終了のホイッスルが鳴るというスポーツ鬼ごっこを思わせる展開に一同騒然となりました。
そんな試合を見事にものにしたのが5年/1年生コンビでした。
この試合を制した5年生は昨年の大会で負けた悔しさを晴らすためにかなり燃えていると親御さんから事前に聞いていました。
そんな5年生は3人兄弟の長男で、保育園時代は異年齢教育を受けてきた逸材です。
口下手ではありますが、非常に面倒見のよいお兄ちゃんで今回の風船バレーを見事に制しました。
やはり異年齢で学び合える環境は、非常に大切ということを子供も結果で証明してくれました。
5年生メンバー、リベンジおめでとうございます!
優勝チームには過去最高金額の景品を差し上げました。
ご家族で楽しんできてくださいね。
風船バレー準優勝
こちらは、6年/4年生コンビのチームです。
こちらの2名は大人顔負けの頭脳を持ち合わせたコンビです。
試合中はもちろん、自分が出ていない試合の時にも他チームを非常に細かく観察していました。
同じ子供でもやる事はそれぞれ違いますね。
このような子供の違いをしっかり理解して大人は子供に接するのってすごく大切。
そしてそんなチームをまとめた2人の大人はそれぞれ3人の子供を持つ父と母でした。
同じ兄弟でも違いがあることをしっかり理解しているからこそ、子供たちを上手くまとめられたのでしょうか。
子供たちの力を上手に引き出していたのが印象的でした。
決勝戦は惜しくも1点差で負けてしまいましたが、本当に素晴らしい試合をしてくれました。
準優勝おめでとうございます!
景品の温泉チケットで疲れた体を癒しに行って来て下さい。
Teamからだ塾クイズ
毎年打ち上げでは1年間を振り返りながらのクイズを行っています。
事前にあみだくじでチーム分けをしていて、6チームに分かれました。
出題数は10問、内容はコーチの出身地や全国大会の予選では何リーグだった?であったり、夏合宿の時にメンバーが来ていたビブスの番号は何番だった?であったり、実に様々なクイズが出題されました。
今年一年を振り返るといっておきながらも、まったく関係ない問題も出題されましたが、それぞれのチームで意見を出し合いながら答え導き出していました。
クイズの答えが発表された後のみんなのリアクションが見ていてとても楽しかったです。
正解したら本気で喜び、間違ったら本気で悔しがる、このような感情を包み隠さず表現出来る機会って少ないですよね。
特に大人になると文句や愚痴は増えますが(笑)、本気で喜ぶ瞬間って少ないですよね。
1度きりの人生ですから、本気で喜ぶ回数を増やしていって楽しく過ごしたいものですね。
そんな喜ぶ瞬間が何度もみられた今回のクイズですが、10問中5問正解のチームが3つありました。
この3チームの中で優勝と準優勝を決める訳ですが、公平な決め方と言えば、じゃんけんでしょう。
それぞれのチームの代表者を出してもらい3人でじゃんけんをしました。
代表者は6年、4年、2年生の子供達です。
じゃんけんをする代表者も同学年ではないのが面白いですね。
決戦前に記念写真を撮りました。
さーどうなるのでしょうか(笑)
じゃんけんぽん!
2人が「パー」で1人が「グー」です。
ということは、1人だけ脱落して、この後は優勝決定戦のじゃんけんになります。
いきなり1人勝ちがでなかったのも面白いですね。
そして、写真の後ろに写る大人や子供たちの表情が静止画でも雰囲気を伝えてくれてとてもいいですね(笑)
さー次はいよいよ決勝戦です。
勝てば優勝、負ければ準優勝、是が非でも優勝したいものですね。
それでは、行きましょう。
じゃんけんぽん!!!!
一人が「チョキ」、一人が「パー」・・・
ということは・・・・
こちらの写真には勝者と敗者のリアクションがしっかり写っています。
写真右手奥が勝者で、右手手前が敗者です。
勝ったチームはみんなで喜び合う姿いいですねー、そしてじゃんけんで負けた子が皆に謝っている姿もいいですねー(笑)
そして、なぜか関係ない子供が写真左奥でめちゃくちゃ喜んでおります。
彼はなぜ飛び跳ねるほど喜んでいるのでしょう。
それは、優勝チームに自分の母親がいたからです(笑)
なんともそれぞれの心情が読み取れる素晴らしい一枚ですね。
クイズ優勝
ということでクイズの優勝チームはこちらでした。
優勝チームには寒い冬にもってこいの景品を差し上げました。
クイズでこれだけ盛り上がれるのもTeamからだ塾ならではの光景なのかもしれません。
子供も大人も一つ一つに真剣に取り組んでくれるので、主催者としても凄く嬉しかったです。
クイズ準優勝
最終決戦のゃんけんで負けた子は心なしか喜びが少ない様に思えますが、見事に準優勝です(笑)
こちらのチームにも寒い冬には欠かせない景品を差し上げました。
家族みんなで楽しんでください。
ということで、みんなでクイズを楽しんだ後は今年一年を振り返ってチームの中でもっとも頑張った人達への表彰式を行いました。
激変賞
「激変賞」は昨年と比べて明らかに変化した3年生に贈りました。
1年前の彼は何事にもボケーっとしていて今では考えられないくらいの臆病な性格でした。
それが今年は別人に変わったかの様にどんなことにも積極的に取り組むようになりました。
朝早く起きて自主練を積極的に行い、私と会う時には自主練の方法を訪ねてきたり、とにかくやる気みなぎる少年になり、スポーツ鬼ごっこの試合でも頼れるエースとしてチームをけん引してくれました。
ピンチの時に彼が得点を取ってくれチームが助かったのは1度や2度のことではありません。
本当に彼には感謝しています。
ではなぜこんなにも彼は変わったのか。
これは間違いなく父と母の頑張りがあったからでしょう。
昨年の我が子の臆病な姿をみて、父と母が本気で様々なことに取り組んでくれました。
父はやるつもりのなかったスポーツ鬼ごっこを誰よりも真剣にやり、母はスポーツ鬼ごっこはもちろん、息子と一緒にマラソンにも挑戦したりして、家族全員で強く逞しく成長していきました。
もちろん父と母が頑張るだけで、本人の頑張りなくしてはここまで変化する事がなかったでしょう。
だからこそ家族全員ではなく、彼一人に「激変賞」を贈りました。
来年も更に成長してくれることを心より願っています。
苦手克服賞
誰にでも苦手な部分はありますが、彼ほどそれを必死で変えようと努力した人はいません。
誰よりも口下手で人前で話をしたり、みんなをまとめることが苦手な6年生に「苦手克服賞」を贈りました。
今年のTeamからだ塾はある事情でキャプテンが辞める事になり、その後を託されたのが6年生の彼でした。
初めの頃は全く声を出せず年下の子供達からもなめられていた彼ですが、日に日に頭角を現し今年の全国大会では誰もが認める立派なキャプテンになりチームをまとめてくれました。
そんな彼を見て「人間やればできる」と様々な刺激をもらいました。
大人の私が子供の彼からたくさんのことを学びましたし、私自身まだまだちっぽけだなーなんて思うこともたくさんありました。
今年で小学校を卒業する彼は、今後もスポーツ鬼ごっこを続けながら新たな競技に挑戦するそうです。
そんな彼を私もサポートすることを約束しました。
今後の彼の活躍を期待しています。
裏方サポート賞
主婦は本当に大変です。
私が主婦をやりなさいと言われたら絶対に出来ない、それくらい頭も体も心も全て使うのが主婦です。
そんな主婦業もしながら仕事もこなすお母さんに「裏方サポート賞」を贈りました。
こちらは3年生メンバーのお母さんで、Teamからだ塾の活動日の時は仕事が遅くまであり参加出来ない事が多いのですが、そんな中でも大会の資料作成や練習場所の確保など人知れず陰でTeamからだ塾を支えてくれました。
縁の下の力持ちとはまさにこの方のことを言うのではないかと思います。
さらに自分自身の成長の為にも時間がある時はランニングをしたりしていました。
実は、今回の打ち上げ前には親子でマラソン大会に出場してきたそうで裏方サポート以外にも頑張っているお母さんです。
そんなお母さんの姿を見た子供も凄く嬉しそうでした。
今後も親子で共に成長して行ってくださいね。
家族賞
5歳の頃から運動指導してきた子供も今では10歳になりました。
こちらの家族とは5年も共に過ごしています。
良い時も悪い時も両方の状況を見てきたからこそ、今回の「家族賞」を贈りたいと心から思いました。
誰よりも大きい声で息子を鼓舞する父、子供の為に懸命にサポートする母、4年生の彼は素晴らしい両親に恵まれてここまで成長してくれました。
昨年の全国大会では大きな失敗を犯しチームに多大な迷惑をかけた彼も、今年の全国大会では見事に失敗を取り消す活躍をみせてくれました。
お父さんもお母さんも我が子以外の子供の面倒も献身的に行ってくれる姿は本当に素敵です。
お二人のサポートあってのTeamからだ塾です。
今後も何卒宜しくお願い致します。
そして、来年は彼も5年生で学業も忙しくなると思いますが、さらに成長できるように家族みんなで頑張ってください。
表彰式を終えた後に、今年でTeamからだ塾を卒業する子供たちへみんなからプレゼントを渡しました。
そして、メンバー全員から監督やコーチへ嬉しい感謝の品を下さいました。
卒業する子供たちはそれぞれ新しい道に進んで行きますが、私としてはいつまでもTeamからだ塾の一員ということに変わりありません。
節目として卒業という言葉を使っていますが、永遠にTeamからだ塾メンバーだと私は思っていますので、いつでも気軽に遊びに来て下さい。
早いもので今年も終わりに近づいています。
Teamからだ塾の打ち上げが終わると私の中で何かが燃え尽きる感じがします。
しかし、子供たちにとって良い環境作りはまだまだ出来ていないので、ここで燃え尽きてはダメです。
そして、私自身もまだまだ成長しなければいけないので、今後もTeamからだ塾関係の皆様宜しくお願い致します。
来年は更に良いチームになるよう皆で頑張っていきましょう!!