· 

スポーツ鬼ごっこ全国大会2018

10月28日に開催されたスポーツ鬼ごっこ全国大会、Teamからだ塾はU-9、U-12の2チームが出場してきました。

 

全国大会も今年で7回目ということで、年々チーム数が増えてきていて、U-9の部が21チーム、U-12の部が22チーム、U-22の部が9チームの全52チームが参加しました。

 

遠くは島根県からの参加チームもあり、全国的にスポーツ鬼ごっこが知られてきているようです。

 

昨年の全国大会は朝から雨が降り一時は土砂降りの中で試合も行われた悪天候の中の開催だったのですが、今年は晴天に恵まれ素晴らしい環境で開催されました。

 

会場は例年なら八王子市で開催せれることが多いのですが、今年は初めて神奈川県大和市にある大和なでしこスタジアムで行われました。

 

Teamからだ塾もスポーツ鬼ごっこを始めて4年目、全国大会に参加するのも4回目になるのですが、なかなか日本一になれずにもがいています。

 

昨年は、U-12が予選敗退で、U-9はベスト8という結果だったのですが、今年はどうだったのでしょうか。

 

気になる結果ですが・・・

 

U-12は予選敗退、U-9は3位という結果で、残念ながら今年も日本一にはなれませんでした。

 

勝った負けたの勝負の世界、勝った者だけが味わえる最高の喜びや達成感を、今年も子供たちに味わせてあげられませんでした。

 

これも全て監督である私の責任なので言い訳はしません。

 

負けた原因は自分の中にあり、自分を変えなければ勝った者だけが味わえる最高の喜びや達成感を味わえませんし、自分自身が成長出来ないと思っています。

 

もちろん、これは試合をした選手にも言えることです。

 

なので私は、「子供たちは頑張った」「悪い事は何もない」なんて甘い事は言いません。

 

試合後に子供たちと話し合う中で、負けたのは自分の中に何か原因があるのだから、悪かったところを改善出来るようにこれからも一緒に頑張ろう!と話をしました。

 

もちろん、子供たちが頑張った事は言うまでもないのですが、頑張ったのは子供たちだけではありません。

 

大会に向けて色々なサポートをして下さった親御さんも本当に頑張ってくれました。

 

思い返せば昨年の全国大会で負けた要因の一つに親御さんの子供に対する甘さがあるとブログでは書いていました。

スポーツ鬼ごっこ全国大会2017

 

上記のブログに書いてある通り、それを改善するべく親御さんには厳しくすると宣言しました。

 

さらに言えば「親を変える」とまで書いていました。

 

こんなこと書いて大丈夫?と心配したかもしれませんが、Teamからだ塾の親御さん方はしっかりとそれに応えてくれました。

 

子供に厳しくする前に自分に厳しくなって欲しいという思いから、親御さんも一緒にスポーツ鬼ごっこをするべきだと考え、「今年から親も一緒にスポーツ鬼ごっこをしましょう」と私が声をかけたところ、初めは1~2名の参加だったのが、全国大会前の練習では14~15名の親御さんが参加してくれるまでになりました。

 

驚くことに私が何も言っていないのにスポーツ鬼ごっこの審判免許を取得しに行ってくれる親御さん方も出てきています。

 

本当に有難い事です。

 

それ以外にも「スポーツ鬼ごっこは出来ないけど○○はします」と言って、栄養士のお母さんが熱中症対策の講座を開いてくれたり、保育士のお母さんが夏合宿に参加してくれ裏方作業をしてくれたり、自前のカメラを片手に写真撮影をしてくれるお父さんがいたり、全国大会に合わせてお揃いのユニフォームを作ってくれたり、あげればきりがないほどのサポートを親御さん方がして下さっています。

 

「自分の出来る事をチームの為にやる」

 

役割は違えど一人一人が主役になれるのがスポーツ鬼ごっこです。

 

それは選手以外でも言える事のようです。

 

応援する人、審判をする人、大会運営をする人、駐車場整備をする人など私たちの見えない所でサポートしてくれる人がいたからこそ今回の全国大会は行われたことを忘れてはいけませんね。

 

試合に勝つことも大切ですが、私は勝ったり負けたりした時に何を考えるかがとても重要な気がします。

 

今回の大会では自分の思うような結果は得られませんでしたが、悔しさ以上に親御さん方への感謝の気持ちの方が強いです。

 

 

大会では試合の合間に親御さん方からカステラと手作りクッキーの差し入れを頂きました。

 

悔やまれるのが、この中身を見たのが大会終了後の自宅についた時でした。

 

というのも、試合の合間も常に子供たちの事や次の試合の事ばかり考えていたので食べる余裕がありませんでした。

 

考える事も大切なのですが、ちょっとした息抜きも大切です。

 

親御さんからの差し入れを頂いた時にすぐ食べるべきでした。

 

そうすればもっと力が出ていたはずです。

 

このようなちょっとしたミスをなくさなければいけませんね。

 

勝負の世界はちょっとしたミスが明暗を分けるのです。

 

これは今回の大会で痛いほど思い知らされました。

 

この事については、後ほど書いていくとします。

 

それよりも何よりもTeamからだ塾の親御さん方、素敵な差し入れ本当にありがとうございました。

 

大会終了後、私の声が出ない事態になってしまい申し訳ありませんでした。

 

今後はしっかり喉の管理をしていきますのでどうぞお許しください。

U-12

昨年同様に予選で敗退してしまったU-12、予選では今大会の優勝チーム「アスとれ」千葉県の強豪「いんばジュニア」と同組になりました。

 

予選からなかなか厳しい戦いになると思っていましたが、1試合目に4~5年生中心の「いんばジュニア」と対戦し10-2で勝つことが出来ました。

 

この勢いにのって「アスとれ」にも勝つぞ!というメンバーの気持ちはひしひしと伝わってきて昨年のチームにはない逞しさを感じました。

 

そして、迎えた2試合目です。

 

前半は3-5。

 

負けてはいたものの、強豪相手を戸惑わせました。

 

ただ、ちょっとした差が勝負の明暗を分けます。

 

そして、その差が積もり積もって最後に大きく表れた形になりました。

 

後半は3-6。

 

結果6-11で敗れました。

 

攻めるべきタイミングで守ってしまい、相手にちょっとした隙をつかれて点数を取られる。

 

強豪チームはその隙を絶対に見逃さないですね。

 

うちとしては攻撃的に宝を取りに行けるよう準備はしてきたのですが、相手をリスペクトするあまりどこか守備的になってしまう。

 

このような場面が非常に多かった気がします。

 

U-12のメンバーは内に秘めた力があるのにそれを信じて出そうとしないのが欠点でしょうか、もっと自分の殻を破って前へ進み、相手に立ち向かっていって欲しかったのですが、なかなかそれが出来ませんでした。

 

とはいえ、自分の殻を破って前に進むってなかなか難しくて、大人も出来ませんよね(笑)

 

攻撃的か守備的かといったら、私は守備的です。

 

私は学生時代にサッカーをしていましたが、バリバリのセンターバックです。

 

なので1対1の守備には絶対の自信をもっています。

 

ただ、攻めるのはめちゃくちゃ下手くそです(笑)

 

そんな監督の指導を受けている子供たちですから、自然と守備的になってしまうのも当然でよね。

 

なので、子供たちには「自分の殻を破って前に進め!」と偉そうに言っていますが、私自身にも言い聞かせて「子供を変える前に自分を変える努力」をしてきました。

 

今年に入ってから私もスポーツ鬼ごっこデビューして、得意の守備ではなく、苦手分野でもある攻撃を専門とするポジションでプレイしてきました。

 

そんな甲斐あってかU-12のメンバーは少しづつ自分の殻を破って前に進んでくれたと思っています。

 

ただ、全国大会という大舞台です。

 

この緊張感はやっている本人たちにしか分からないものがあると思います。

 

その緊張感を解きほぐす声掛けも監督は学んでいかなければいけませんね。

 

子供たちもまだまだですが、監督の私もまだまだです。

 

口で言うのは簡単ですが、やるのは非常に難しいのがスポーツ鬼ごっこでもあります。

 

今後はU-12のメンバーに見本となれるようなプレイを実際に見せていこうと思いますので、おじさんずの皆さんご協力宜しくお願い致します。

 

ちなみに、U-12のメンバーに昨年の大会でスープの飲み過ぎで腹痛を起こし、試合中にトイレに行った子供がいたのですが、そのメンバーは凄く頑張ってくれました。

 

以前は守備的で大胆に攻めれなかったのが、今大会では積極的に攻めて大事な場面で得点も取ってくれました。

 

このように大舞台で失敗しても翌年の舞台で取り返す機会があるのも子供にとっては良い環境ではないでしょうか。

 

毎年変わらず大規模な全国大会を主催して下さる協会関係者の皆さんに感謝です。

 

 

U-9

昨年はベスト8、今年は3位なので去年より成績がよかったといえるのですが、やはり日本一になりたかった。

 

とはいえ、予選では強豪チームの「いんばジュニア」、昨年の覇者「スポーツ探検隊」と同組になり2連勝出来た事は評価できる点ではないでしょうか。

 

「スポーツ探検隊」は主力チームではなかったのですが、とても勢いがあり簡単には勝てないと思っていましたが、結果は17-6で勝ってくれました。

 

そして、「いんばジュニア」は千葉県大会で優勝をかけて戦ったチームです。

 

千葉県予選で戦ったときは前半は4-1で勝っていたのに、後半になって同点に追いつかれ、最後の最後で1点を取られて逆転負け、惜しくも準優勝になりました。

 

あの時の悔しさを晴らすべく全国大会での再戦にメンバーも気持ちが入っていました。

 

いざ試合が始まると両チームともガチガチに緊張していましたね。

 

立ち上がりは「いんばジュニア」に流れが行き0-2でうちが追いかける展開になります。

 

次の1点が勝負の分かれ道だった気がします。

 

その1点をうちのヒーローがとってくれました。

 

1点差に追いつくも、次の1点を「いんばジュニア」がとり1-3になったくらいにキャプテンと次期エースが得点を重ねてくれ、4-3と逆転に成功し前半を終えました。

 

勝負は後半です。

 

取られては取り返し、取られては取り返す、まさにシーソーゲームが続き、一時は同点に追いつかれるも最後の最後でU-9唯一の女子メンバーが守っている位置から積極的に攻め上がり1点を取り、7-6で試合終了。

 

いやーこの試合はかなりしびれましたね。

 

試合終了のホイッスルを聞いた瞬間に感動で涙が出ていた気がします。

 

そして更に泣かせるのが、メンバーが「決勝トーナメントではいんばジュニアの分まで勝とう!」と言い出したことです。

 

ただ勝って喜ぶだけではなく、対戦チームのことも考えてあげる、こんなことを小学校低学年で出来るなんて本当に凄いことですよね。

 

そして、その言葉の通り決勝トーナメントでは何度も日本一になっている「アスとれ」に13-11で勝ち、準決勝に駒を進めてくれました。

 

「いんばジュニアとアスとれの分まで勝つぞ!」と言い出すメンバー、なんともいいヤツばかりですね。

 

その言葉の通り準決勝の「桜フレンズ」との戦いでは6-3とリードした状態で前半を終えます。

 

そんな時にある事件がおきます。

 

メンバーの一人が水筒に水が入っていないと慌てふためくのです。

 

これは試合が始まる前に「水筒に水が入っているか?」と親御さんに言われていたのに確認せずに「大丈夫!」と言っていたメンバーです。

 

それが大事な場面で悪い方向にでます。

 

そのメンバーの頭の中には「水筒に水が入っていない」ということで顔が真っ青・・・私がすぐに近くにいた親御さんに声をかけて水をもってきてもらい、大丈夫!と言っても、そのメンバーの頭の中は水筒に水が入っていないということでいっぱいになり試合に集中出来ません。

 

その空気は他のメンバーにも移り、チーム全体の集中力が散漫になります。

 

後半開始からいきなり1点を返され、こちらも負けじと1点取り返すも相手の連続得点により、ついに9-9の同点になり終盤を迎えます。

 

1点取った方が勝利というところで、うちのメンバーが宝を取るもタッチの判定で得点が認められず、その数秒後に相手チームに1点取られて9-10になり試合終了。

 

前半6-3で勝っていたのに、後半に逆転されて負ける・・・これは千葉県予選の優勝をかけた1戦でも同様のことがありました。

 

あの時にも前半を終えたハーフタイムでメンバーの一人が水筒の中身を体育館の床にこぼしてメンバーが気を取られてしまったということがおきました。

 

まさにあの時と同じ事が全国大会の準決勝でもおき、メンバーの注意力が散漫になったというのが悔やまれる点です。

 

勝負の世界ちょっとしたところで明暗が分かれるのだと思い知らされました。

 

これは私にも責任があります。

 

練習では攻撃のことしか言わなかったのに、慎重になった私は準決勝のハーフタイムに守りについてのアドバイスをしてしまいました。

 

これによりメンバーが守備に意識を向けてしまい積極的に攻めることができませんでした。

 

「たった一言が人を変える」

 

この時の私の一言は子供たちを消極的にさせてしまいました。

 

今大会では子供たちの力を100%引き出すべく、野外でも音楽を流せるスピーカーを購入し練習中に聞いていた音楽を全国大会の舞台でも流してリラックスさせたり、千葉県大会の時の写真を拡大印刷して見せて気持ちを高ぶらせたり、いろいろな工夫をしてみました。

 

しかし、最後の最後のちょっとした一言で子供たちを消極的に変えてしまいました。

 

一生懸命に頑張った子供たちには申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

ただ下を向いてばかりもいられません。

 

準決勝を終えた後に子供たちと話し合いの場を設けて、今後は普段の生活からまいっかーと思えるちょっとした所を改善出来るように一緒に頑張ろうと伝えました。

 

勝負の世界で勝つことが一番嬉しいですが、負けた時こそ成長出来るチャンスがあると思っています。

 

今回の全国大会で子供たちは何を思い何を考えたのか非常に気になる所ですが、今後の行動をみればすぐに分かるでしょう。

 

以上が全国大会の報告になります。

 

この1年間はいろいろなことがありました。

 

今年の2、3月に主力メンバーが3名が諸事情により辞める事になりチーム内に動揺が走りましたが、残ったメンバーがしっかりと立て直してくれました。

 

親御さん方の協力も素晴らしいものがありました。

 

お父さん方も仕事が終わったあとに練習に参加してくれたり、お母さん方も練習参加や裏方のサポートをしてくれたり、本当に素晴らしいチームです。

 

日本一という結果は手に入れることは出来ませんでしたが、日本一素晴らしい子供たちや親御さん方は手に入れることが出来ました。

 

今のTeamからだ塾は過去最高のチームだと思っています。

 

このようなことが来年も言えるように更に頑張っていきたいので、Teamからだ塾の関係者の皆様、今後とも宜しくお願い致します。

 

最後に、今回の全国大会で素晴らしい舞台を作り上げて下さった鬼ごっこ協会関係者の皆様、審判団の皆様、対戦して下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

そして、「アスとれU-12、U-22」の皆様、「つくばランナウェイ」の皆様、優勝おめでとうございます。

 

山梨と茨城の両チームの攻める姿勢は大変勉強になりました。

 

Teamからだ塾も攻撃的なスポーツ鬼ごっこが出来るように頑張りますので、今後とも宜しくお願い致します。

 

またTeamからだ塾を陰ながら応援して下さった方々ありがとうございました。

 

これからもご声援宜しくお願い致します。