7月に書いたブログ「人の本」では、私たちが当たり前のように扱っている体をただの道具のように使うのではなく、かけがえのない本だと認識して扱うことで人生が大きく変わるということを書きました。
学校の勉強もろくに出来ないバカな私ですが、体に対する愛は半端ないです(笑)
ですから、体を道具のように扱ったり、体に悪い事をしている人をみるとすごく悲しくなりますし、そのような人とは会話が弾みません。
しかし、自分の体を更に成長させようと日々努力している人をみると心から嬉しく思いますし、口下手な私もついつい饒舌になり話が凄く弾みます。
会話が弾まない人と弾む人であれば、どちらの人と一緒にいたいかと言えば間違いなく後者の人ですが、なかなかそのような人たちに囲まれて毎日を過ごすのは難しい世の中です。
というのも、職場であれば様々な人がいて、一緒に仕事したいと思う人だけで仕事ができる訳ではなく、時には一緒に仕事をしたくないと思う人と仕事をしなくてはならない時もあります。
そのような時は我慢しながらでも仕事をしなくてはならないので、毎日過ごす事がとても苦痛で辛いのでストレスがたまる一方です。
現代社会はストレス社会と良く言われますが、人間関係がうまくいっていない人が世の中には多いということでしょうか。
だからこそ「誰でもいいから人を傷めつけたい」という理由で見ず知らずの人を殺める事件が発生してしまうのでしょうか。
巻き込まれた人やその家族は本当に悲しくやり切れない気持ちで一杯になるでしょう。
そんな痛ましい事件が起きないようにする為にも、自分の体を知ることが楽しいと言ってくれる人が一人でも増えたら、自分や他人の体を傷つけようとする人が減るかもしれません。
一人でも多くの人が自分自身を成長させる為に時間とお金を使い、自分の能力を最大限に伸ばして人の役に立とうとする人が増えていくことを願いながら、私は現在の活動をしているのですが、どうやらその願いは着実に叶えられているようです。
というのも8月に入りセントレを希望する方が増えてきています。
セントレについてご存知ない方は下記をクリックしてご覧ください。
セントレは、82歳の方でも安心して出来る世界一軽いトレーニングなのですが、45分で確かな効果が現れているようで、セントレを受けたら膝の痛みや足首の痛みや肩こりが改善して全身が軽くなったという報告も受けています。
もちろんホントかどうかはやってみないと分からないので、全て鵜呑みにしないで下さいね(笑)
セントレの効果は自分自身で感じ取って頂ければ幸いです。
さて、今回のブログでは「膝に痛みを出さない方法」を書いていきたいと思っているのですが、膝の痛みで悩まれている方は結構多いようですね。
ご年配の方であれば変形性膝関節症で手術、スポーツ選手であれば半月板損傷などで手術、メスを入れると言えば聞こえはいいですが、切れ味鋭い包丁で大切な体に切り込みをいれて処置しています。
体をこよなく愛する私は、体を傷つける行為の手術以外で膝の痛みを改善する方法がないか模索中なのですが、今年の1月にサッカーの試合中に相手と接触し半月板損傷損傷と診断された高校生を1ヶ月で復帰させるような施術が出来るようになりました。
通常は半月板損傷でサッカーができるようになるには、2~3ヶ月はかかりますし、手術をする人が多いです。
しかし、からだ塾では手術なし1ヶ月で復帰させることをしました。
そして、その高校生は今では膝にまったく不安を抱える事無くサッカーしていて更なる進化を目指して猛特訓中です。
高校最後の1年を怪我で思うように競技が出来なくなる人は世の中を探せば結構多い多いと思いますが、からだ塾に来てくれる高校生は半年前に半月板損傷で医師から手術を申告されたとは思えないくらい進化していて、今では半年前に膝を傷めた事を本人も忘れているくらいになり、親御さんも感謝して下さっています。
一応そんな事をしている人が今回のブログを書いていきますので、膝に問題を抱えている方はどうぞ安心してお読みください。
それでは、膝に痛みを出さない方法について書いていきます。
まずは膝に痛みが出る原因について書いていきたいと思います。
といっても私は医者でもないただのおっさんですから、詳しい説明は権威ある整形外科医の先生に聞きましょう。
日本整形外科学会のホームページには、変形性膝関節症について以下の事が書かれてありました。
------------(以下、日本整形外科学会より転載)
症状
男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。
原因と病態
原因は関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因(遺伝子)も関与しています。また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。
加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、遣い過ぎによりすり減り、関節が変形します。
診断
問診や診察、時に触診で膝内側の圧痛の有無、関節の動きの範囲、腫れやO脚変形などの有無を調べ、X線(レントゲン)検査で診断します。必要によりMRI検査などをします。
予防と治療
予防(日常生活での注意点)
- ふとももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。
- 正座をさける。
- 肥満であれば減量する。
- 膝をクーラーなどで冷やさず、温めて血行を良くする。
- 洋式トイレを使用する
以上のことなどが挙げられます。
治療
症状が軽い場合は痛み止めの内服薬や外用薬を使ったり、膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。また大腿四頭筋強化訓練、関節可動域改善訓練などの運動器リハビリテーションを行ったり、膝を温めたりする物理療法を行います。足底板や膝装具を作成することもあります。
このような治療でも治らない場合は手術治療も検討します。これには関節鏡(内視鏡)手術、高位脛骨骨切り術(骨を切って変形を矯正する)、人工膝関節置換術などがあります。
-----------------(転載ここまで)
なるほど、さすがは権威ある整形外科の先生です。
膝の痛みの原因は、関節軟骨の老化だそうです。
その他、肥満や素因(遺伝子)も関与しているそうですが、加齢により関節軟骨が弾力性を失い、遣い過ぎによりすり減り、関節が変形することもあるようです。
使いすぎにより軟骨が擦り減る、だからこそ予防として正座や和式トイレの使用を避けさせ、膝の運動を控えさせるわけですね。
つまり「痛いときは動かすな、サポーターや包帯で固定しろ!」というのが整形外科医のお約束事なのでしょうか、耳障りの良い言葉ではありますが本当にそれだけでよいのでしょうか。
本当にやるべきことは、どれだけ使い過ぎても軟骨が擦り減らない膝の使い方を知ることであり、正座や和式トイレを使っても問題ない状態にすることではないでしょうか。
出来ることが減るのが老化、増えるのが成長です。
年齢や体の不具合を言い訳に「私には出来ない」といって、やるべきことが出来ずに成長を止める人が世の中ほとんどだと思いますが、整形外科に行くと更に出来る事が減っていき老化街道まっしぐらに進んでいくことになるでしょう。
賢い人は気付いているかと思いますが、整形外科へ行ってもやってくれることは全てその場しのぎの対処療法です。
整形外科医は「うまく痛みとつきあっていきましょう」などと言って通院を促して完治を目指しません。
膝に水が溜まれば注射で水を抜き、膝に痛みが出れば注射で痛みを麻痺させ、膝が変形していれば骨を削って人工関節を入れる手術をする。
その処置をして治ったかと思ったら、また数日、数年後に再発します。
関節軟骨の老化を改善する方法は、注射でも手術でもなく、日頃の行いを変えるしかありません。
では、日頃の行いとは何か?
それは、膝の使い方です。
最近の整形外科は、リハビリという名のもと膝の使い方を教えてくれるところもあるようですが、どれも的外れなものばかりです。
例えば、大腿四頭筋を鍛えましょうといって、先程の転載記事にも書かれてあったSLRという運動を行います。
実はこのSLRは膝を伸ばす動作のように見えて、股関節や腰を曲げてしまう動作になります。
皆さんも試して頂ければわかりますが、膝を伸ばしたまま足を持ち上げると股関節の前側に力みや重みを感じると思います。
それが股関節を曲げた時に感じるものです。
しかしながら一般人からしたら股関節を曲げる事の何が悪いの?と思われるでしょう。
そのように思われた方は、腰や背中が丸くなったご年配の方を想像してみてください。
背中や腰から丸く、頭が前に傾き目線は下向き、お尻の筋肉もだるだるで、膝が曲がったまま、あの姿勢を想像してみてください。
あのような姿勢は、股関節が曲がったまま伸びない状態です。
人間は腰や背中を伸ばす動作で全身運動を行っているのですが、股関節が曲がったままの状態ですと全身が伸びた動作が出来ず、体を屈めたような状態で体を動かす事になります。
様々な健康誌などで全身運動が大切ですよ!とよく言われていますが、股関節が曲がったままだと全身運動が出来なくなります。
つまり、膝のリハビリといってSLRをたくさんすればするほど股関節は曲がったままになり、腰や背中が伸びなくなってしまい全身運動が出来なくなります。
全身運動が出来なくなると、日常生活でも快適に体を動かせなくなり、体が重く感じるので疲労もたまりやすく怪我もしやすくなります。
なんとも皮肉な話ですが、膝のリハビリを一生懸命にやると全身運動が出来なくなり姿勢が悪くなるのです。
膝の痛みで困っていてこのブログを読まれた方は、直ちに大腿四頭筋を鍛えることをやめましょう。
大腿四頭筋を鍛えると膝の痛みは改善しません。
大切なのは部分ではなく全体です。
膝一部分をみるのではなく、体全体をみる必要があります。
からだ塾は体全体をみたトレーニングをしているので、膝が痛い人が45分のセントレを受けたら膝が痛くなくなります。
「痛いときは動くな、包帯やサポーターで固定しろ」という考えが整形外科なら、「痛い時こそ動いて、全身へ酸素をまわせ」という考えがからだ塾です。
痛みは酸欠が原因でおこることを以前にも言いましたが、酸素を取り込める体になることが一番体によい治療法です。
残念ながら包帯やサポーターで固定すると、痛みのある場所の関節運動が制限されるばかりでなく全身の関節運動が制限されます。
ですので包帯やサポーターは、酸素を取り込みにくい体にする魔法のアイテムですから使用する際は十分注意してくださいね。
もちろん骨折や脱臼だどで関節が動くことで痛みが強くでる場合や緊急で外科的な手術が必要な場合は「包帯やサポーター固定」という考えが一番適切な対応になりますが、捻挫や打撲など整形外科でみられている多くの疾患が「痛い時こそ動いて、酸素を全身へまわせ」で解決できます。
このように膝に痛みが出ないようにする方法は、整形外科医とからだ塾ではまったく正反対なのですが、完治率は後者が圧倒的に高いようです。
からだ塾は、膝の使い方を改めれば全て解決するという考え方なのですが、どのような膝の使い方がよいのでしょうか?
この説明が出来なければ何の解決にもなりませんので、続いて具体的にどのような膝の使い方が良いのか説明していきたいと思います。
まずは、下記の動画をご覧ください。
膝に痛みを抱える人にとって嫌な動作は、階段の上り下りや椅子から立ち上がったり座ったりする動作ではないでしょうか。
上記の動画は椅子から立ち上がったり座ったりする動作で、膝に痛みが出ない方法を紹介しているのですが、皆さんが椅子に座ったり立ったりするときに必ずやることはなんでしょう。
「よっこっらせっ!」
ついついこのような声が出てしまいますよね(笑)
そうです。
この掛け声と共に椅子に座ったりする時に、まずは手を膝や太ももに乗せていませんか?
はたまた、机や手すりなどに手を乗せてから座ったり立ち上がったりしていませんか?
実は、その何気ない手を何かについてから立ち上がる動作は膝にとって非常に悪い動作です。
つまり、椅子などに座る時に手を膝や太ももにつく癖は、膝に痛みを出す座り方になります。
もちろんすぐに痛みが出る訳ではないのですが、その癖を何年も続けていくと膝に痛みが出てきます。
ですので、そのような座り方や立ち方は卒業しましょう。
では、どのような方法がよいのか・・・
それが動画でも紹介しているように腰と背中を使って、椅子から立ったり座ったりしましょう。
なんて・・・言っても出来る訳ないだろー!という声が聞こえてきそうですね(笑)
確かに腰と背中を使って座ることや立つことなんてやったことがない人が多いでしょうから、何を言っているのか最初は分からないと思います。
ただ、以前にもブログで書いた「腰の使い方」を参考にしてやってみてください。
そうすると前回のブログ「セントレの効果」でYさんが言っていたことや上記の動画で一般の方が言っている感覚が分かると思います。
腰と背中を使って座る立つができるようになると、椅子に腰かけてもすぐに立ち上がれるので座ったら立ち上がるのが億劫になるなんてことは確実に減ります。
食卓について子供や旦那から「あれとって!」と言われる事が多い主婦の皆様、腰と背中を使う癖が身に付くと身軽に動けるようになり、「なんだよめんどくせーな」とか「座る前に言えよ」とか愚痴が減る事間違いなし(笑)
子供や旦那から「あれとってー!」と言われても「はい!喜んで―!」と笑顔で取りにいけるようになるので、食卓も明るくなりますよ(笑)
もちろん、子供や旦那も腰と背中を使って椅子から座る立つが出来るようになると「おれがとってくるー!」と日頃から家事や育児で大変な主婦を労われる好男子になれます。
やっぱり男子は女子の手助けをしてあげなくてはいけませんよね。
とはいえ、旦那も日頃の仕事で大変な思いをしていますし、子供も大人には分からない様々な事情で大変な思いをしています。
ですので、子供も大人も父も母も、おじいちゃんもおばあちゃんも、みーーんな腰と背中を使って生きていきましょう。
そうすれば年齢や体の不具合を理由に自分の能力を低下させていく行動が減っていきますから人生楽しくなりますよ。
なーーんて考え方は、整形外科医は絶対に出来ないと思います。
なんせ彼らは一部分だけを見て物事を判断している方々ですから・・・
そのような方々とは私は違います。
私は、膝という一部分だけをみて膝を良くしようとするのではなく、体全体をみて体全部をよくしてあげようとしています。
驚くことに体の要となる腰、体の軸である背骨を使えるようにしていくと膝の痛みはまったくなくなります。
このことを分かりやすく説明する為に、体のことを家族で例えて話しましょうか。
まず、「ぐれた子供=膝の痛み」と覚えておいて下さい(笑)
ぐれた子供はどうしようもないと世の中では言われますが、悪いのは子供だけでしょうか。
いいえ違います。
ぐれた子供の大半は家庭環境が悪いです。
ギャンブルや酒におぼれた父親に、男やお金が好きな母親、このような家庭環境で育った子供は間違いなく同じ道に行くでしょう。
つまり家庭環境が悪いからぐれた子供がいるのであって、ぐれた子供だけを何とかしても父親や母親を更生しなければ意味がありません。
仮にぐれた子供を強制入院させて更生させても、退院後にギャンブルや酒におぼれた父親と男やお金が大好きな母親の元で生活すれば、またぐれた子供になります。
これは膝の痛みも同じです。
普段から体の事を気にせず飲酒や喫煙など好きなものを好きなだけ食べたり飲んだりして、休日は運動もせずテレビばかり見てる人は、確実に体全体が歪んでいきます。
そんな人は必ず肥満になりますし、膝に痛みがでます。
そんな堕落した生活を送っている人が膝が痛いからと言って膝だけを何とかしようと病院へいって、注射をうったり薬を飲んだりしても膝の痛みがなくなるわけありません。
何事も順番や順序があります。
膝が痛む人は、まずは生活環境を見直して体全体の状況に目を向けましょう。
現代人は普段から定期的に運動をしない人が多いかと思いますが、そんな人の顔やお腹など全身むくんだ様に膨らんでいます。
本人はそれが当たり前なので気付かないのでしょうが、見る人がみればすぐに分かります。
また、そのような人の目は輝きがなく、どんよりとした状態になっています。
私は人の目を見るとその人の脳がどのような回転をしているか分かるのですが、運動を定期的にせずテレビばかり見ている人の脳の回転は物凄くゆっくりしていて、体の動きや口調、思考スピードが遅く鈍いです。
そのような傾向の人は理解力が乏しいので考えることを億劫がり、何をするにも「めんどくさい」とか「疲れた」と言います。
もしかしたら皆さんの周りにもそのような人いませんか?
理解力が乏しく考える事を億劫がる人の多くは60代~70代の方なのですが、ここ数年は30代~40代の人にも見られますし、悲しい事に小学生にもみられます。
我が子が何かにつけて「めんどくさい」「疲れた」と言い始めたら注意が必要ですよ。
少し話がそれてきましたが、たかが膝の痛みといってもほっておくと体全体の歪みが酷くなるので、頭の回転つまり脳の働きが悪くなります。
そんなことにならない為にも、膝だけを治すのではなく体を動かす原動力の腰、体全体へ力を伝える軸の背骨を調整して、体全体を整えましょう。
膝に痛みがある人は、このことを理解することが大切です。
膝が痛いと膝に問題があるように思えるかもしれませんが、実は体全体が歪んでいるのです。
特に、普段の生活で腰と背中を使う意識がない人が多いので現代人は肩こりや腰痛、膝痛など体に悩みを持つ人が多くなっています。
この事実に一人でも多くの人が気付いて欲しいと願って今日のブログを書きました。
どうが私の願いが叶いますように、皆さんも腰と背中を使う意識を持って生活してみてください。
そうすると、体が良くなるだけでなく日々の生活にも良い影響がでるかもしれませんよ。
てな具合で膝の痛みを出さない方法を書いてきましたが、皆さん理解出来ましたか?
今後も体の扱い方について分かりやすく説明できるように頑張っていきますので、何かご質問や書いて欲しい事があればメールでお問い合わせください。
答えれる範囲でお答え致します。
それでは、またのブログ更新をお楽しみに。