1年に1回の大行事であるスポーツ鬼ごっこの全国大会が
11月23日に八王子上柚木陸上競技場で開催されました。
今年は、U9とU12の2カテゴリーで出場しましたが、
朝から雨が強く降り続け過去に類を見ない全国大会でした。
Teamからだ塾が全国大会に参加するのは今回で3回目、
1、2年生中心のメンバーで初めて参加した大会では、
予想を覆すベスト8に進出して周囲の人たちを驚かせてくれました。
2回目の全国大会では、更に記録を伸ばして全国大会3位の成績を残して
日本一の称号が射程圏内に入るまでに成長してくれた子供たち、
今年は優勝か?と誰もが期待して臨んだ今大会でしたが、
結果は、U9はベスト8、U12は予選敗退でした。
正直、とても悔しかったです。
おそらくこの結果に満足している子供はいないと思います。
今年は7月にTeamからだ塾初の夏合宿をしたり、
普段の練習でも全体練習をする前に自主練習の時間を設けたりして
体力的、技術的な部分は他のチームに負けないものを
持てるようになりましたし、大会の参加数も経験値も増え、
昨年以上の準備をしてきたつもりでしたが、
全国大会で子供たちが持つ能力を100%出せたかと問われると、
残念ながら出せていなかったと思います。
これが負けた原因です。
もちろん他のチームの力がうち以上にあったのは
言うまでもないですが、それを言い訳にしていては絶対に成長が
ありません。
「子供たちの持つ能力を100%だせなかった」
これが今大会の負けた原因です。
「練習ではできるが、本番では出来ない」
このような言葉をスポーツ選手がよく口にしますが、
まさにTeamからだ塾の子供たちも同じことが言えました。
「1対1で負けてはいけない場面で簡単に負けた」
「宝を取りにいく場面で、自陣に戻って守ってしまった」
「点数をとったのに、みんなで喜ばなかった」
「試合前の練習で、ふざけてしっかり準備しなかった」
「夏合宿でやってはいけないことをして痛い思いをしたのに、
それを全国大会で同じ事をしてチームに迷惑をかけた」
あげればきりがないほど出来ていないことがたくさんありました。
ここにあげた事は、過去にも同じ事をしているので、
全国大会前までに何回も練習してきたことです。
練習して改善してきたのに、それが本番では出来ない。
これも実力だと言われてしまえばそれまでですが、
絶対に改善策はあるはずです。
では、その改善策は何か?
更に練習時間を増やして、出来なかった事を重点的に
改善する努力をするべきなのか、それとも他に方法があるのか、
全国大会を終えて5日経過した今でも様々な事を考えていますが、
おそらく、この問題は練習だけでは解決できないものだと
結論つけました。
この問題を解決する方法は、「親が変わる」です。
こんなことを言ったら誤解を招くかもしれませんので
詳しく説明させていただきます。
Teamからだ塾の親御さん方は本当に協力的で
どんな時にも率先してチーム活動の手助けをして下さっていて
おそらく私が出会った親御さんの中で、一番子供の事を
思う気持ちを持った素晴らしい親御さん方ばかりが集まっています。
いわゆる「子を思う愛情」は断トツで、常に子供のことを中心に考えて
生活されているのをひしひしと感じています。
ただ、その「愛情」が強いあまりに子供に対して厳しく出来ないのを
感じています。
いわゆる、我が子に対して甘いということです。
もちろん我が子が一番かわいいという気持ちは分かるのですが、
その表現方法が少しズレている気がします。
優しくすることだけで、本当に子供が成長出来るのか?
厳しさの本当の意味が分かっているのか?
家では子供に厳しく出来ないからチームで厳しく育てて欲しいという
考え方のままでいいのか?
子供を思う気持ちが強いがあまりに、子供の成長を止めてしまう事を
分かっているのか?
子供の自立は、親が子離れすることです。
親がいなくなっても子供が一人で生きていけるようにしてあげるのが
本当の教育です。
何でもかんでも子供のためにやってあげるのは、
本当の教育ではありません。
こんなことを全国大会を終えて考えさせられました。
今後のTeamからだ塾では、子供に対してだけでなく
親御さん方に対しても厳しくしなければいけないと
決めましたので、親御さん方は覚悟をしておいてください(笑)
今大会の負けた原因を改善するべく皆で戦っていきましょう!
全国大会を終えた後のU9メンバーです。
今大会では、自己管理の欠如や日々の甘えが如実に表れて
メンバー全員が1つになって戦うことが出来ていなかった気がします。
試合中に守りの中心メンバーが腹痛でトイレにいくアクシデントがあり
メンバーの集中力が散漫になってしまいました。
腹痛の原因が冷えだったら仕方ないことですが、
休憩時間にスープをたくさん飲み過ぎたことにあると聞いて
ガックリしました。
試合に日々の行いが現れるとは、このことを言うのだとつくづく思い
今後の接し方を変えていかなければいけませんね。
とはいえ、写真に写る子供たち一人一人の表情を見ていると
本当に良い笑顔を見せてくれています。
こんな顔をされたらかわいいと思ってしまうのは当然ですが、
それは気持ちだけにしておきます。
この笑顔をもっと光り輝かす為にも
子供以上に私が成長しなくては・・・
そんな思いでいっぱいです。
大会を終えた後のU12メンバーです。
メンバー全員が長男長女で責任感が強く、
試合に向けて自主的に作戦会議をしたり、
自分たちの試合がない時間には対戦チームの戦況を偵察したり
Teamからだ塾の見本となる行動を全員でとってくれました。
結果は、思うようなものを得られなかったかもしれませんが
来年に繋がる大きな学びを得られたと思っています。
とはいえ、このメンバーに足りない物があります。
それは感情を表に出すことです。
長男長女の宿命でしょうか、普段から喜怒哀楽の表現を
抑えている気がするので感情を表に出す方法が
まだ分かっていない気がします。
その表現を遠慮なく出せるようになった時に本当の意味でチームは
一つになります。
来年は、そんなチームで全国大会へ出場して欲しいと思います。
以上が第6回スポーツ鬼ごっこ全国大会の報告になります。
最後に、
私たちに貴重な経験を積ませて下さった
鬼ごっこ協会の方々や関係者の皆様、審判団の方々に
心から感謝致します。
本当にありがとうございました。
また、U9、U12の優勝チームであるスポーツ探検隊の皆様
U22の優勝チームであるアスとれの皆様、本当におめでとうございます
決勝戦では、レベルの違いを見せつけられました。
いつの日か皆様と互角に戦えるように頑張っていきますので
何卒宜しくお願い致します。