先日、大宮競輪場で開催された
日刊スポーツ杯争奪戦グラチャンで
成清貴之選手が優勝しました。
成清さんは、
1月の防府競輪でも優勝しているので
今年2回目の優勝になります。
※詳しくは下記をクリックしてご覧下さい※
皆さんは、競輪について
あまりご存知ないかと思いますが
強者がしのぎを削る競輪界では
年間に1回も優勝出来ない
選手が大半です。
そんな世界で成清さんは
結果を出し続けています。
更に、驚くべき事に
成清さんはある問題を抱えています。
誰もが頭を悩ます
ある問題を抱えながら
2回も優勝しています。
その問題とは・・・
骨折
実は、手を骨折しています。
それは、
昨年12月のレース中に
落車した際に負ったものです。
当然、
整形外科では手術を勧められました。
それもそのはず、
成清さんの骨折は
手の骨折の中でも非常に治りにくい
舟状骨骨折というものだったからです。
しかし、
成清さんは手術を拒否しました。
なぜか?
理由は2つあります。
1つ目は、
手にメスを入れて
手の感覚を狂わせたくなかったからで
2つ目は、
からだ塾で行っている事を
継続したいからだそうです。
これを聞いて
私は俄然やる気が出てきました。
医師から
手術をしないと偽関節になって
手の動きに制限がかかるかもしれないと
言われても手術を拒否した
成清さんの気持ちに応えたい!
そんな思いで
ここまで一緒に取り組んできました。
そして、
骨折中にも関わらず
2回の優勝をしました。
これは、
誰しもが出来る事ではありません。
からだ塾には過去数十名の競輪選手が
来ていますが
骨折中に優勝をしたのは
成清さんたった1人です。
本当に凄い人です。
当然、
手術を選んでいたら数ヶ月は
自転車に乗れなくなるので
優勝は出来なかったと思います。
そもそも
手を骨折しながら自転車に乗れるのか?
そんな疑問を持たれるかもしれません。
自転車に乗る時は必ずハンドルに手を
置きます。
ペダルは足で漕ぐにしても
激しいレース中は、
ハンドルも握るので
手に力が入らないと支障をきたします。
しかし、
からだ塾で行う事を継続していけば
問題ありません。
それは、なぜか?
体の動く順番
体には動く順番があることを
以前のブログでお伝えしました。
※詳しくは下記をクリックしてご覧下さい※
体の動く順番の中でも
手は5番目に動きます。
もし、手が1番目に動くように
できていれば
成清さんも結果は出せなかったと
思います。
しかし、
1番目に動く場所は手ではありません。
例え、手を骨折していても
1~3を順番通りに
動かすことが出来れば
競技には支障をきたしません。
もちろん
普通の考え方であれば
そんな話は信じられないと
思います。
しかし、
成清さんが結果で証明してくれました。
このように
体の動かす順番をしっかり守って
練習を重ねていけば
怪我をしても結果を出せます。
怪我をしたら休むのが
一般的な考え方だと思いますが、
からだ塾では違います。
「怪我をした時こそ、動け」
こんな考え方だからこそ
整形外科や他の医療機関では
改善しない症例を
解決してしまうのだと思います。
常識的な考え方を捨てて
からだ塾の考え方に変えてみると
思いもよらない効果を実感できます。
なかなか治らない怪我で悩んでいる人や
成績が伸び悩んでいるスポーツ選手は
一度、からだ塾に来てみてはいかがですか?
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