Teamからだ塾メンバーである
小学2年生のそら。
彼は、妹の七五三で訪れた
神社で絵馬へお願い事を書きました。
「全国大会で優勝出来ますように」
全国大会とは、
今週末11月6日(日)に開催される
第5回スポーツ鬼ごっこ全国大会の事です。
彼は、その大会で
優勝出来るように神様へお願いしました。
私は、
この写真をそらの母親から見せて
もらった時には、思わず
涙が出そうになりました。
というのも、
私は彼が幼稚園の年中から指導をしていて
3年の付き合いになります。
思い返せば、彼との3年間ほんとうに
色々な事がありました。
彼が初めて体操教室の体験会に来てくれた時
彼は、体操よりもお絵描きで遊びたいと
言い出しました。
私が
「一緒に体を動かして遊ぼう」
と言っても
「お絵描きしたい」
と言って聞きませんでした。
とても頑固でワガママな男の子
そんな印象が3年前の私の記憶として
残っています。
それでも、母親に連れられて
何度か教室に通うたびに
「からだ塾楽しい!!」と
言ってくれるまでになりました。
しかし、
相変わらず頑固でワガママで
他人を思いやる事ができない男の子でした。
そんな彼に、
母親も手を焼いて大変な思いをしている
様子でした。
月日は流れて
彼も小学1年生になり
Teamからだ塾へ入る事になりました。
練習は、週一回19時から20時半まで
行います。
小学3年生でも夜の練習参加に躊躇する
親御さんが多い中で
小学1年生で夜の練習に参加する
事は並大抵の覚悟では出来ません。
そらの母親としては、
何とか彼に変わってもらいたい気持ちが
強かったのだと思います。
しかしながら
Teamからだ塾で行うスポーツ鬼ごっこは
自分勝手な行動ばかりして
仲間を思いやる気持ちがない人には
不向きな競技です。
正直
その当時のそらにとっては、
非常に不向きな競技で
どこまで出来るか私も不安でした。
そして
その不安は、現実になります。
練習中は、自分勝手に動き回り
自分が犯したミスを他人のせいにする。
仲間に指摘されるとふてくされる。
ミスをしても悪びれる様子をみせない。
そらのTeamからだ塾1年目は、
私の不安がズバリ的中した形となりました。
そんな良いことのない彼でしたが、
小学2年生になりガラリと
変わります。
まず、Teamからだ塾が大好きだと
言うようになります。
それは、一緒に汗を流す仲間たちとの
時間が非常に楽しいという事。
それは、練習参加に対する姿勢に
現れます。
以前は、何か行事があると
練習を休みがちだったのが、
どんな行事があろうともTeamからだ塾の
練習参加を第一優先に考えてくれる
ようになりました。
練習中も、自分のミスを他人のせいに
しないで、まずは自分で責任をもって
処理することが出来るようになりました。
またあるときは、帰省の予定があるので
練習試合を休むと母親が言うと
「俺は休まない!」
「何のために練習してきたんだ!」
「練習試合に出てから帰省する!」
などと言い出して休まないで
練習試合参加後に帰省しました。
これには、親御さんも驚きを隠せなかった
ようです。
しかし、彼のその変わり様に母親は
とても安心したようでした。
そんな彼の努力の甲斐あって
今年の夏に行われたランクラカップでは
見事に守護神賞を受賞しました。
大会主催者からは
「小学2年生で、ここまでしっかり
守れるのは、凄い!!」と
絶賛されました。
彼と出会った当初は、
どうなることかと思いましたが
責任感をもち、物事に真剣に取り組めば
彼のようになれるのだと
強く思いました。
また、親御さんの協力なしではこのような
変化はなかったと思います。
そらが伸び伸びと成長出来るのは
そらがやりたいという事に対して
全力でサポートしてあげる親御さんの
並々ならぬ努力があったからだと
思います。
このような親子が一組でも増えていく
事が子供たちの環境をよくする事でも
あると思うので、
私も全力でサポートしていきたいと
思います!!
「全国大会で優勝出来ますように。」
彼は、そのように神様へお願いしました。
彼の素晴らしい所は、
神様へお願いするだけでなく、
全国大会へ向けて
自分で出来る最大限の努力をしています。
それは、
練習場まで走って通うこと。
「大会までに体力をつけるんだ!」
そのように言って
自転車に乗る母親と並走しながら
走って通い続けています。
ここまで責任感をもって物事に取り組む
彼を見て心から嬉しいと思います。
そして、
その強い責任感で全国大会に
挑み活躍してくれることを
期待しています。
がんばれ!!
そら!!