· 

体力テストA判定

 

社会問題の一つとして

 

最近の子供たちは

 

体力低下が特に心配されています。

 

外遊びが減り、体を動かす機会が減り

 

体の扱い方を知らない子供たちが

 

急増しています。

 

走るとすぐ疲れる・・・

 

疲れるとすぐ座る・・・

 

長時間立っていられない・・・

 

姿勢が悪い・・・

 

しゃがむことが出来ない・・・

 

走り方が不自然・・・

 

ボールを投げられない・・・

 

このような子供は珍しくありません。

 

 

そんな子供が成長して社会人になったら

 

世の中どうなってしまうのか・・・

 

 

そんな子供が大人になり結婚して

 

子育てをすることになったら

 

生まれてきた子供は

 

どうなってしまうのか・・・

 

私は、本当に心配です。

 

といっても

 

子供は何も悪くありません。

 

悪いのは子供を取り巻く環境です。

 

つまり

 

子供を取り巻く環境を作り出している

 

大人が子供を

 

どんどん弱くさせています。

 

悪いのは大人であって

 

大人が変わらなければ苦しむのは

 

子供たちです。

 

私は、子供たちの為にも

 

環境を変えてあげたい。

 

そんな思いで始めた

 

私の活動ですが、

 

少しずつ結果が現れ始めています。

 

その結果とは、

 

今年度行われた小学生の体力テストで

 

Teamからだ塾のメンバーが

  

A判定を受けました。

 

彼は、市川市内の小学校に通う

 

小学2年生です。

 

彼は、外遊びが大好きで

 

暇さえあれば友達と近所で

 

鬼ごっこやボール投げや

 

虫取りや川での石投げなど

 

外遊びを行っています。

 

運動系の習い事は

 

目と耳の体操教室と

 

Teamからだ塾だけです。

 

彼は、週2回

 

からだ塾で体の扱い方を

 

覚える事をしていますが

 

それ以外は外遊びが主に

 

行っていることです。

 

いわゆる特定のスポーツをせずに

 

体力テストでA判定を獲得した

 

貴重な存在です。

 

テスト結果の中身を見ると

 

走る、飛ぶ、投げるといった

 

基本的運動動作の全般において

 

全国平均を上回っています。

 

特に、20mシャトルランでは

 

64回を記録しています。

 

小学2年生の全国平均は

 

28.9回です。

 

これは、からだ塾が行う

 

背中とおしりで走る

 

疲れない走り方が実を結んだ

 

結果だと思っています。

 

また、

 

ソフトボール投げも

 

22mを記録していて

 

全国平均の12.1mを

 

10mも上回っています。

 

これにも

 

からだ塾が少し役に立てたと

 

思っています。

 

というのも

 

目と耳の体操教室では、

 

走るだけではなくボール投げや

 

風船バレーなども行っています。

 

といっても、

 

特にボールの投げ方を

 

細かく教えているわけではありません。

 

教室で行っているのは、

 

目標物を決めてそれに向かって

 

ボールを投げるだけです。

 

これには、少し訳があります。

 

 

それは、

 

ボールを投げるのに

 

肘の角度や、足の位置

 

ボールの握り方などを

 

細かく教えるよりも

 

自分自身で創意工夫して

 

投げ方を研究することが

 

子供にとって何よりも

 

楽しいことだからです。

 

子供たちに環境を与えれば

 

子供は勝手に工夫して

  

ボールを投げます。

 

工夫して投げていくことで

 

上達していきます。

 

話はそれますが、

 

最近のスポーツ指導は

 

子供たちへ

 

教えすぎる事が多いと

 

感じています。

 

それは、子供たちの考える時間を

 

奪う事になります。

 

つまり、

 

教えすぎる事は

 

子供たちの楽しみを減らしているのです。

 

大人が親切心で事細かく

 

教えすぎると

 

子供は苦痛で仕方ありません。

 

私も、指導する際には

 

教えすぎないように気を付けています。

 

大人は、

 

ある程度のゆとりやあそびをもって

 

子供に接することが大切な気がします。

 

とはいえ、

 

やってはいけないことをしたら

 

厳しく叱ります。

 

このバランスを保つことが

 

とても重要になると感じています。

 

叱りすぎてもよくないし、

 

叱らないのもよくない。

 

教えすぎてもよくないし、

 

教えないのもよくない。

 

誉めすぎもよくないし、

 

誉めないのもよくない。

 

このバランスを保つ為に

 

私は、常に自問自答を繰り返しています。

 

とはいえ、

 

彼のA判定の結果を受けて

 

とても嬉しかったですが

 

これは、何もからだ塾が

 

結果を出したと偉そうに

 

言っている訳ではありません。

 

からだ塾は、彼の持っている力を

 

最大限に出せるようなサポートを

 

しただけです。

 

このような結果が出たのは

 

やはり、彼の両親が作り出す環境が

 

非常に良かったのだと思います。

 

子供のやる気を上手く導き出して

 

子供のサポートを徹底的にしてあげる。

 

とはいえ、

 

両親が出しゃばり過ぎずに

 

一歩引いた姿勢で子供をサポートする。

 

子供へ干渉しすぎない程度に

 

子供のサポートを全力で行う。

 

細かい事を

 

言い過ぎず、言わなすぎずの

 

子供へのサポートの仕方が

 

とてもバランスよく出来ている

 

両親の力は素晴らしいと思います。

 

また、その環境で全力で遊んで楽しむ

 

彼の素行が素晴らしかった

 

のだと思います。

 

 

からだ塾としては

 

このような親子が一組でも

 

増えて行くように

 

子供たちの取り巻く環境を

 

整えていきたいと思います。

 

変わるべきは子供ではなく

 

大人です。

 

大人である私は、

 

子供の為に私欲を捨てて

 

日々変化して進んでいきたいと

 

思っています。