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父親として

4歳の娘を持つ父親として

 

最近、思うことがあります。

 

それは、「躾」についてです。

 

言うことを聞かない子供を

 

反省させる意味で山道で置き去りにして

 

一時問題になった躾について

 

様々な意見があると思います。

 

インターネットやテレビの情報を

 

通じて人のうちの躾を他人が

 

とやかく言うことが出来る現代ですが

 

現代の子供たちへの躾は、

 

昔に比べて優しくなっていると思います。

 

昔は虐待と言われかねない

 

躾が普通にあり

 

まったく問題になりませんでした。

 

そのような厳しい躾が良かったのか

 

悪かったのかは、それぞれの考え方で

 

判断すれば良いと思うのですが、

 

あまりにも極端に偏り過ぎた考え方に

 

なってもいけないと思います。

 

 

 

最近、よく聞くのが

 

叱らないで、誉めることを重視した子育て

 

良いと言われています。

 

叱るべき時には叱り

 

誉めるべき時には誉めるのが躾だと

 

私は思います。

 

叱ると子供が泣きわめくから

 

叱ると子供がかわいそうだから

 

叱ると子供の自由がなくなるからといった

 

理由で叱らないのであれば

 

親として無責任だと思います。

 

また、現代の躾は両親や祖父母を含めた

 

家族全体でするのではなく

 

母親か父親のどちらか一人で行っている

 

傾向を感じます。

 

というのも

 

共働きの家庭も多く、

 

仕事が忙しくて子供と

 

しっかり向き合う時間が少ないからです。

 

もしかすると、

 

父親は夜遅く帰ってきて

 

朝早く出社する為に

 

母親の負担が大きくなっているようにも

 

感じます。

 

 

このような事からも、

 

母親は

 

どのように育てたら良いのか悩む事も

 

多くなってきます。

 

昔ならそんな時に相談にのってくれる

 

祖父母、親戚、近所の人がいたのでしょうが

 

今は、話を聞いてくれ

 

アドバイスをしてくれる人が

 

まわりにいなくて

 

どうしたら良いのか困り果てた母親が

 

多いのではないかと思います。

 

祖父母とは、離れて暮らして

 

会うのは大型連休のみで

 

日常生活を共に過ごす時間が極端に

 

減っている。

 

連休中の楽しい時間に

 

家族に子育ての悩みを

 

話すのも気が引ける母親も

 

多いのではないかと思います。

 

父親も、

 

母親の話を聞いてあげたい気持ちは

 

あるのでしょうが、

 

仕事が忙しく睡眠もろくに取れない

 

日々を過ごしていたら

 

話を聞くよりも早く寝たい気持ちに

 

なってしまうのも分からなくないです。

 

ただ、

 

一番の犠牲者は子供だと思います。

 

両親は、その時の感情で

 

子供に接してしまいます。

 

イライラしていれば、

 

子供にも強くあたってしまいます。

 

両親も人間ですから

 

平静を保つことは難しいと思います。

 

ただ、両親に求められることは

 

平静で子供を観察して

 

必要な時に手を差し伸べて、

 

育てていくことだと思います。

 

だからこそ両親も

 

日々成長していかなければならないのだと

 

思います。

私の娘は先月で4歳になりました。

 

3歳と4歳で何か変わるのか、

 

1つ歳を重ねるだけでは

 

何も変わらないだろうと思っていましたが

 

実情は違っていました。

 

4歳になった娘は、以下のように変わりました。

 

助かった面

 

・着替えや準備の身支度を一人で全部出来る

・お風呂で体や頭を一人で洗えて体も拭ける

・トイレに一人でいける

・料理の手伝いをする

 

困った面

 

・お友達と喧嘩するようになる

・親に口答えをするようになる

・ワガママがひどくなる

 

何でも「自分でやる」と言って

 

両親の手を借りずに身の回りの事を

 

出来るようになったのは非常に助かり

 

お姉ちゃんになったなと安心しました。

 

その反面、

 

自我が強くなってきた為か

 

お友達や両親と言い争えるようになり

 

言う事を聞かない場面が増えてきました。

 

自我が出てくることは悪い事では

 

ないのですが、それを自分でコントロール

 

出来ないのは良くないことだと思います。

 

妻は時に厳しく叱って分からせることを

 

徹底していました。

 

その甲斐あって少し

 

自分でコントロール出来るようになりました。

 

それでも、言う事を聞かないワガママが

 

続いたので、私も厳しく叱ることも

 

ありました。

 

最近は、夜ご飯を食べないで

 

お菓子を食べると言って

 

聞かなかったので

 

泣きわめく娘を抱きかかえて

 

家の外へ連れて行き

 

「あまりワガママをいうなら捨てる!」と

 

言いました。

 

夜にそんな事をされた娘は

 

本気で怖がり抱きかかえた私の体を

 

必死で掴み「捨てないで~!!」

 

「ごめんなさい!」と言いました。

 

それを聞いて、自宅へ戻りました。

 

すると娘は母親の元へいき

 

シクシクと泣きながら抱きかかえられ

 

妻から優しく声をかえられて

 

安心していました。

 

今回の一件で

 

4歳になった娘は

 

父親の厳しさと母親の優しさを

 

強く感じたのではないかと思います。

 

その後は、驚くほど聞き分けの良い

 

娘に変わっていつもニコニコしています。

 

 

子育ては、

 

今回のように上手くいくことばかりでは

 

ないと思います。

 

ただ、子育てや躾は両親が一緒になって

 

行うべき事であり

 

父親や母親の一方に負担がかかっては

 

いけないと思います。

 

親としては、子供に嫌われたくないという

 

思いから子供に厳しく言えない親も

 

多いと思います。

 

ただし

 

いつも子供から好かれる為に

 

接しているようでは

 

子供の将来の為にはならないと思います。

 

私は父親として

 

娘が間違った道にいったときに

 

娘に嫌われない様に接するのではなく

 

娘に嫌われてでも、手を引っ張って

 

正しい道へ連れ戻すことをしたいと思います。

 

間違った道は、日常の些細な事から

 

歩んで行けます。

 

その為にも、日常の些細な子供の変化に

 

気を配る必要があると思います。

 

また、子供の変化に対して

 

冷静に対応出来るように

 

常に平静でいる努力をしなくてはならないと

 

思います。

 

 

 

私は父親として

 

今後も正しい道を探し続けて

 

娘の前を歩み続けるようにしたいと思います。

 

 

 

なんてことを

 

父の日を迎えて思いました。

 

 

娘に嫌われても

 

妻には嫌われないように加齢臭に気を付けて

 

いこうと思います。

 

ちなみに、父の日に妻から

 

大好きなワインをもらいました。

 

おそらく加齢臭はあっても

 

まだ嫌われていないと思います。(笑)

 

今後も娘の為に夫婦でしっかり話し合って

 

歩んでいきたいと思います。 

  

 

 

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