「元Jリーガーだけを集めて
サッカースクールを開きたい」
「Jリーガーの引退後の
キャリアをサポートしたい」
「今までにないサッカースクールを
作ってサッカー界の常識を変えたい」
このような夢を持つ
男がいます。
その男は、加藤大志という
元Jリーガーです。
彼とは
9年前にJリーグの京都サンガFCで
出会いました。
私はトレーナーとして
大志は選手として共に仕事をしました。
彼とは年齢も同じだった為、
初対面でも
気兼ねなく話す間柄でした。
とはいえ、
彼のケアや治療を
私が担当していた訳でもなかったので
そこまで強い信頼関係があった訳でも
ありませんでした。
そんな彼とは1年間共に仕事をしました。
その後、彼と連絡を取る事もなく
年月が経って行きました。
そんなある日、
彼から突然電話がかかってきました。
今から4年前
私は東京で仕事をしていて
彼も東京にいるという事で
食事に行きました。
お互いの職場が近かった事もあり
さっそく
人形町のインド料理店で
近況を報告し合いました。
当時の彼は選手を引退して
親父さんの経営する運送会社で
営業の仕事をしていると
聞きました。
その話の中で、
冒頭に書いた夢を聞きました。
将来は、数百人の従業員を抱える
会社を引き継ぎ社長になり
新たな挑戦をしなくても
安心して暮らせるのに
彼は将来の夢を掲げて
挑戦すると言っていました。
ちょうど、
私も独立開業する為の
準備をしていた時期だったので
お互いに夢を実現させる為に
熱く語り合いました。
その1年後に
私は、からだ塾を立ち上げて
活動を始めました。
私が活動を始めて2年後に
また大志から連絡があり
上野の居酒屋で食事を
する事になりました。
そこでは、以前の夢を
実現させる為の具体的な
話を聞きました。
既存の運送会社の事業以外に
スポーツ事業を立ち上げて
Jリーガーのセカンドキャリアを
受け入れられる環境を作り
会社として将来の人材を
確保しながら
引退したJリーガーには
運送会社の仕事と
サッカー指導者の仕事を与えて
今までの経験を生かしてあげる。
その話は
人形町で聞いた話の内容に
さらに厚みが出て
彼の本気度を感じました。
それから、1年・・・
彼から連絡があり
指導者講習会を開いて欲しいと
依頼を受けて
先日開催しました。
からだ塾に来たのは
大志と中田健太郎くんという
元Jリーガーです。
大志のサッカースクールでは、
他のスクールにはない独自の
メニューを作りたいという事で
ウォーミングアップやクールダウンも
まったく新しい物にしたいと
言っていました。
そこで講習会では
体の仕組みと体の扱い方の話から
怪我をしない方法、
競技能力を向上させる方法
などの理論を説明して
その後は
実際に体を動かしてもらいました。
体の扱い方や仕組みは
理解出来たが
それを体で表現できなければ
意味がありません。
2人には、
理屈を体でしっかり表現できる
事を実感してもらいました。
2時間ほど講習会をしたのですが
私が伝える体の扱い方を
実践して体が想像以上に動きやすく
なる事に驚き
2人は、口を揃えて
「もっと早く知りたかった」と
言っていました。
大志は、現役時代に
体の扱い方や仕組みを知って
実践していたら
確実に日本代表になれたとも
言ってくれました。
また、これを子供の頃から
知っていたら凄い事になるとも
言っていました。
健太郎くんは、
体の仕組みと扱い方を
理解したら
現役時代の苦手な動きが
解決出来たと喜んでいました。
そして
時間があっという間に過ぎている事に
驚き、体の事について
もっと知りたいとも
言ってくれました。
2人ともプロの厳しい世界を
渡り歩いてきたので
体の感覚が違います。
私が伝えた事をすぐに
体で表現してくれます。
このような人が相手だと
教える私も楽しくて仕方がありません(笑)
だから私ももっと教えたくなります。
2人のような指導者が
どんどん増えて行けば
サッカー界も大きく変わっていくのでは
ないかと思いました。
近年はサッカースクールの数も増えて
サッカー指導者も増えてきました。
そんな指導者の元へ夢を持った
子供たちがいきます。
そんな指導者から
サッカーのことだけではなく
体の扱い方や体の仕組みについて
教えてもらえたら
子供たちはどれだけ嬉しい事でしょう。
シュートやパスやトラップを
体の仕組みを理解した指導者から
教えてもらえたら
子供たちはサッカーがもっと楽しく
なると思います。
加藤大志と中田健太郎という
2人の男がサッカー界の常識を変えて
世界に羽ばたく人材を育ててくれると
思います。
今後の2人の活躍を心から
願っております。
皆さんも2人の活動を
応援して下さい。