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手術、入院で思う事。

前回のブログでは

フルマラソンで

自己ベスト更新からの

手術そして入院という

天から地に落ちた私の

ストーリーを書きました。

このような経験をする人は

世の中には少ないと思いますので

後世に残る

何かを書きたいなと思います。

と言うことで

今回は

初めて入院と手術を経験して


私が思った事を書きたいと思います。

手術時間は、2時間30分。

夕方6時30分から始まり

夜9時に終わりました。



その後、

翌朝8時までの約11時間は

起き上がる事も禁止の

ベットで完全安静です。

完全安静と聞こえは良いですが

正直、

この12時間は本当に長く感じました。

なんせ、痛くて眠られない。

下半身麻酔が効いて

足が動かないのに

なぜか痛みは感じるのです。

もちろん、その痛みは

患部からの痛みではなく

上半身からくる痛みです。

特に強く感じたのが

背中でした。

手術の刺激で

背中の筋肉は硬く収縮しっぱなし。

また、寝返りも出来ず

常に圧迫されているので

硬い筋肉の間を通る

神経、血管にも影響を及ぼし

血流が悪くなります。

それは背中〜腰やお尻まで全部が

重く痛い感じです。

いわば肩こりの、ひどい症状が

背中や肩、腰、お尻全部に出ている

感じでしょうか。

このような状態で一睡もせずに

12時間横になっていろ!

という事ですから

それはそれは

大変でした。

しかし、

このような経験を

運が悪かった、

自分が悪いんだと

捉えずに

何事にも

貴重な学びと

捉える

からだ塾 塾長は

この痛みを通して

からだ塾で行っている事は

間違っていない事だと

確信出来ました。




その真意を書く前に

これから

私が行った術後の

過ごし方について

書きたいと思います。

手術した翌朝、

ベット上で医師団の回診、

看護師の検査を受けた後は

痛みに耐えながら

私はすぐに立つことに

挑戦しました。

少しでも力が入れば

腹圧で傷口に響き痛みが出る状況。

それでも、

何とか前かがみになりながら

立ち、

そして出来る範囲で

一歩一歩、歩みを進めました。

2日前に42.195km走った男とは

思えない程の

ゆっくりとした歩み。

一歩踏み出すのに1秒

また

一歩踏み出すのに1秒。

2日前には

1kmを4分30秒で走っていた男が

1日後には

50m歩くのに5分かかる男に

激変です(笑)


そんな歩みを

続けるとお腹に

激痛が走り

息が出来なくなるので立ち止まり、

落ち着いたら

また歩みを進める。

もうこれ以上厳しいと思ったら

通路にあるソファへ

腰掛け一休みする。

健康な人であれば

何ともない距離が遠く感じられる。

私が設定したリハビリコースは

病室を出て同じフロアの

東端まで行き、

北側へ移動し

そこから

西端まで行き、

南側へ移動し

病室に戻る周回コース。

病室をスタートとして

周回して

戻って来たら

1周としました。

そして、

この日の私は

1周も出来ませんでした。(笑)

結局、歩いた距離は

周回コースの4/1くらいしか

歩けなかったです。

それでも少しずつでも

歩みを進めようと

午前1回

午後1回

夕方1回と

と時間を空けて

リハビリを進めました。

「痛くて辛ければ

休めば良いのに」

と思われる方もいらっしゃると

思いますが

不思議な事に

このような大変なリハビリも

私のからだは

喜んでくれているのを

実感出来るのです。

というのも

朝の1回と比べて

夕方の1回は

動き方が良くなり

痛みが減るのです。

私自身もリハビリを

無理矢理やらされてる感はなく

やることで

体が喜んでくれるのだから

やらない訳にはいかない気持ちでした。

ここでリハビリ1日目終了。




術後2日目。


リハビリ2日目です。

今回の私の、手術では

下腹部を斜めに5cm切り

炎症を起こしている

虫垂を切除し

切った腹部を閉じるという

工程でした。

言ってしまえば、

この手術の段階で

痛みの原因は解決しています。

あとは、

私自身の良くなりたい気持ちが

どれだけあるかによって

予後が変わってくるといっても

過言ではないのです。

この手術をした後に

考える事は人それぞれ違うと思います。

しかし、

その考え方一つで

予後が大きく変わるのです。

私は、

成人してから

一番年の近い姉に言われ続けてきた

「全ての事に意味がある」

という言葉を大切にしています。

今回の手術も

私へ誰かが何かを伝える為に

起こしている事であり

悪いのは、

私自身でも他の誰かでもなく

今回の事で多くの事を

学びなさいと

誰かに言われているのだと

思いリハビリをしていました。

そういう考え方だと

「何で俺だけこんな目に・・・」

というマイナス思考にはならず

今の状態が一番ひどい状態だから

何をしたら良くなるのか

実験感覚でリハビリに望めて

その結果が良くも悪くも

プラス思考で

進めていけました。

そのような思考回路だと

やりたい事なども出てきたりして

それが

良いモチベーションになりました。




私が早く回復してやりたかった事は

妻と一緒に

病院の外にある花壇で

プリンを食べたかったので

それを目標に頑張りました(笑)

また、

夜やリハビリの空き時間の

過ごし方は読書です。

妻が、市川中央図書館で

本を借りてきてくれました。

私がこんな本を持ってきてくれと

言ってもいないのに

まさに、読みたい本を

チョイスして持ってきてくれる

妻は、さすがだなと思いました。

この辺りのもの選びの

センスの良さは

結婚前から

気づいていましたが、

ここまで良いとは

思いませんでした。

改めて妻と

結婚して良かったーー。と

思いました(笑)


話が少しそれましたので

リハビリ2日目の話に戻します。

リハビリ2日目は

1日目には

出来なかったことが

出来る様になりました。

それが、

歩く距離が

周回コース4/1で

終わっていたのが

周回コース5周

出来るまでに

なったのです。

そして

距離が増えただけでなく

歩く姿勢も前かがみに

丸くなっていたのが

背中を伸ばせるようになり

歩くスピードも出てきて

腹部の痛みの緩和もしました。

まさに、

からだ塾がモットーとしている

「もっと動く、からだへ」の元

積極的に体を動かす事で

一日前に

出来なかった事が

出来るようになり

顔にシワを寄せて

耐えていた痛みも

軽減しました。

そして、

炎症を起こして

動きが停滞していた

腸も動くようになり

聴診器で聞く

腸の音も良く出ていると

看護師からお褒めの

言葉までも頂きました。

これは早く退院できるなーと

思って安心していると

また一つ体の変化を

感じる事になりました。

お腹の痛みの次に

痛みが出て来たのが

なんと、

肩甲骨周りです。

人間は瞬時に1箇所にしか

痛みを感じないと

私がからだ塾へ来られる方に

お伝えしている言葉を

自身でも改めて

実感出来ました。

腹部の痛みが緩和すると

次に

違う場所から

痛みが出る。

これは、

からだが悪くなっているのではなく

からだがして欲しい事の

声だと

私は思っています。

つまり、

からだは

肩甲骨周りから痛みを出して

主人に

肩甲骨が動きにくいから

肩甲骨を動かして

周りの筋肉へ

酸素を多く含む血液を

流してよ!

と言っているのだと

解釈するのです。

でも、

なぜ肩甲骨が動きにくく

なったのでしょう?

入院した原因は

虫垂炎でお腹の問題でしょ?

それなのになぜ?

ここに、

人間という動物の面白さを

私は感じます。

人間は、

何処かに強い痛みが出ると

全身でそれを守ろうとします。

医療用語でいう所の

筋制防御という物です。

これは、

一時的に

全身の筋肉を縮めて

緩みにくい状態にして

患部を守ろうとする反応です。

原因が解決されていない

緊急事態の時には

これはなくてはならない

反応です。

しかし、痛みの原因となる

炎症の起きている

虫垂を取り除いた後は

一刻も早く

筋制防御を取り去り

縮んだ筋肉を緩めないと

いけないのです。

そして、

この筋制防御を取り除くには、

しっかりと自分自身の体と

向き合わなければなりません。

体と向き合うとは、

痛みの出ている肩甲骨周りに

湿布や塗り薬を塗ることでは

ありません。

痛みの出ている場所へ

電気やマッサージをする事でも

ありません。

自分の体と向き合うということは

からだが何をして欲しいのかを

しっかり聞いてあげる事です。

ちなみに

私が、この時にした事は、

歩きながら

肩甲骨、背骨、骨盤を

揺らし続けました。

私が気持ち良く

歩く時にイメージする

体の感覚があります。

それは、

私の背面全体が

こんにゃくのようになり

その中で

肩甲骨、背骨、骨盤が

正しく連動し合い揺れるという

感覚です。

この感覚を出しながら歩くと

驚くほど背中は軽くなり

先ほどまであった

肩甲骨の周りの痛みが

消えていきます。

この不思議な感覚こそが

自分の体と向き合うという事なのです。

自分の体に起こる痛みを

周りの環境のせいにして

塗り薬や湿布を貼る。

体に起こる痛みを

悪い物だと思い込み

痛み止めなどの

飲み薬などで

体から消し去る。

このような考え方は

自分の体と向き合っていません。

そのままの考えで

体と向き合い続ければ

必ず痛い目に合います!!



なんて・・・

体と向き合っていると豪語する

私が虫垂炎で

痛い目にあっているのですから

少し説得力にかけますね(笑)

ただし、

今回のリハビリの

私の回復は

常に

私が自分自身の体と

向き合っているから

成せる技だと自負しています。

と言った所で

リハビリ2日目は

1日目に、比べ

歩く距離やスピードが増し

お腹の痛みが緩和し

肩甲骨の周りの痛みが出た。

それを、肩甲骨、背骨、骨盤を

正しく揺らした事で

痛みは消えたといった所でしょうか。

ここで、

リハビリ2日目の話を終了します。



しかし、

すごい本の量でしょ?

これを買うとしたら

いくらかかるのでしょうかね。

しかし、

望月家は

0円で読んでいます(笑)

市川市中央図書館は

館内はとても広く

本の種類が充実しています。

それを全て0円で利用出来るなんて

ありがたい限りです。

私たちが納める税金の

恩恵を実感できる場所の

一つですね。

市川市には、

益々このような事を

多く実感出来る

街になってもらいたいものです。

さて、

リハビリ3日目ですが

体に感じる痛みは

なくなりつつあります。

当然、手術をした患部は

くしゃみや咳、

起床動作などで

腹圧が上がると出ますが

この痛みは時間と共に軽減していく

でしょう。

よーし!

このまま退院だーー!!と

思っていた所で

また、

私の体から痛み付きメッセージが

届きました。

どれどれ、中を見て見ようと

PCに届くmailを見るように

ポチッと押すと

内容は、

ひどい頭痛でした。

それもリハビリ3日目の

午後3時がピークです。

酷い時には

目を空けてられない程の痛みです。

近くにいた妻も

心配した顔をしていました。

そんな心配してくれる

妻には悪いですが

私は、こんな強い頭痛を感じながらも

人間という動物のカラクリは

本当に良く出来ている物だと

感心していました。

人間は瞬時に感じる痛みは

1箇所で

一つの痛みが消えれば、

また違う場所へ

痛みが出る。

これを痛い程感じて

とても勉強になりました。

痛みを感じながら

よくそんなに

余裕でいられるな!と

ツッコミが入りそうですが、

これは

市川総合病院の

素晴らしい医師が

手術前の説明で

術後に起こる痛みの一つとして

伝えられていたから出来たのです。

医師の説明によると

この痛みの原因は

下半身麻酔で注射をした際に

背骨の中を通る脳脊髄液が

外へ出るからだそうです。

痛みを感じなくさせる為に

行った注射の代償が

頭痛だという事でしょうか。

しかし、その代償となる痛みは

半端ないですね。

しかし、

これも体からの痛み付きメッセージ。

体からは

少し動きすぎだよ。

そんなに無理しないで

まーまーまー

少し休みなさい。

そんな事を言われているようで

ベットで横になり眠りました。

そうして、目を覚ますと

不思議とスッキリとして

頭痛も消えていました。

その後、看護師と相談。

この痛みはどうしようもないと、

ただし、水をしっかり飲むと

回復は早くなりますと。

すぐにLINEで妻へ、

ドンキで水を3本買って来て、


ハート付きメッセージを送りました。

ここでリハビリ3日目が終了です。

そして、

翌日はリハビリ最終日の4日目です。

そうなんです。

私の順調な回復ぶりを

医師が見ていて

3日目の夕方に

5日目の朝に退院と

判断してくれたのです。

この言葉は嬉しかったですね。

長々と書き綴ってきましたが

いよいよ終盤です。

最後に大切な事を書きますので

しっかり最後まで読んで下さいね。



こちらは、

病院北側にある

私のリハビリロード。

リハビリ4日目の朝は

ここを歩く事から

始まりました。

朝日が眩しく

目に光が差し込みますが

心地よい風が

歩く私の背中を優しく

押して

歩みを進めてくれます。


ここを、

30分間

往復して

歩き続けました。

リハビリ1日目は

50m歩くのに5分

かかっていたのが

30分休まず

しっかり

歩けるようになったので

人間の体の回復力とは

凄いものです。

早くこの体を使って

子供たちや、

からだ塾を

頼ってきて下さる方々の

お役に立てる様になりたいと

強く思えた

気持ちの良い朝でした。

そして、お昼には

病院を飛び出して

周辺を散策しながら

歩き

4日目のリハビリを

終了しました。

そして

翌日に退院しました。





ここまで

4日間のリハビリの様子を

長々と書き綴って来ましたが、

そろそろ総括します。

最後は

今回のリハビリで

からだ塾で行っている事が

間違っていないのだと

私が確信出来たという

真意を書きます。

人間は、痛みを必ず感じます。

それは

無くてはならない感覚です。

しかし、

その痛みに対する

考え方は人それぞれです。

痛みを無くして排除したいという

人もいるでしょう。

「あーこの痛みさえ無ければ

あれが出来るのにーー!!」と

嘆く人もいるでしょう。

痛みを環境や周りのせいにして

やれる事が出来ないと

苛立つ人もいるでしょう。

しかし、

痛みは体からのメッセージです。

体が何とかして欲しいから

痛みという物を通して人間に

何かを伝えてきてくれているのです。

そのメッセージの中身を

確認しないまま

歩み続けていく事は

どうでしょうか?

私は、とても非効率な

歩み方だと思います。

どうせ歩みを進めるなら

楽しく、気持ちよく

体を動かしながら

進んで行く方が

良いと思います。

私が

からだ塾で皆さんに

お話している事は

痛みとの向き合い方、

自分自身の体との向き合い方です。

痛みが出た時に、

体とどう向き合えば良いのか

痛いからと言って

何でもかんでも休むべきなのか、

痛みがありながらも

体を動かす事で

体と対話出来て

痛みの本当の原因が

分かる様になる。

そのような事を

からだ塾では

伝えています。

私が今回の入院と手術を

経験した事で

身を持って知りました。

体と正しく向き合い、

体を正しく動かす事が

どれだけ大切な事か・・・

だからこそ、

皆さんには

「もっと動く、からだへ」

の道を歩んで行って

欲しいのです。

以上で総括とします。

今回のブログで

からだ塾の施術に

興味を覚えた方は

ぜひ一度

施術を受けに来て見て下さい。

ここまで長い文章を

しっかり読まれた方なら

必ず満足して

お帰り頂けると思います。

ご予約は

こちらまで0473145619

ご連絡お待ちしております。