顔と服を真っ黒にしながら、真夏の太陽の下で
汗びっしょりになって遊び回る子供たち。
冬の北風にもめげず、鼻水をすすりながら公園で
走り回る子供たち。
このような姿を見て、私は「子供らしさ」を感じます。
遊びや走り回る事で、子供達は様々な経験をして
成長していきます。
しかし、今の子供達に「子供らしさ」を感じる事が少なく
なってきました。
その原因は、どこにあるのでしょうか?
スマートフォンやゲーム機器が手軽に手に入るようになり、
子供達の遊びが外遊びから家遊びに変わりました。
からだ全身を使っていた遊びが、
指先や目だけで出来る遊びに変わり、
公園では、元気にはしゃぎながら走り回る子供たちの光景が
滑り台の上で、ゲーム機器を使って遊んでいる光景になりました。
原因は、便利になった世の中ではないでしょうか?
便利になった世の中は、とても良いことだと思います。
ただし、その世界を子供たちに早く見せすぎだと思います。
便利になった世の中を子供たちに早く見せすぎた為に
失った物があります。
それは、子供達のライフスタイルです。
子供達は日中からだを動かす事が少なくなり、疲れません。
そうすると夜遅くまで起きてられます。
夜はテレビやゲームをして夜遅くまで起きています。
そうすると朝は起きられず、朝食を取らずに学校へ行きます。
このように、子供たちのライフスタイルは悪化の一途を
たどっています。
子供のからだに起こる6つの問題。
ライフスタイルの崩壊で子供の体には6つの問題が起きています。
1、体力が低下している
文部科学省「体力・運動能力調査」の結果によると、
今の子供たちは、走・跳・投といった基礎的な運動能力や筋力が
1985年前後をピークに著しく低下の傾向にある。
柔軟性や敏捷性などのからだをコントロールする能力も低下し、
最近になってますます拍車がかかってきた。
2、顔面や手首の怪我が多い
遊びやスポーツの中で肘や膝の擦り傷、切り傷などの
怪我をすることは昔もあったが、
今の子供達の怪我の様子は昔と違っている。
整形外科医によると、顔面の擦り傷や切り傷、手首の骨折が
増加しているとの事です。
原因は遊びの減少によって転び方を知らない子供が増えていて、
危険な状況になってもうまく対処できないからだろう
ということです。
3、動くことが嫌い
今の小学生の平均歩数は14,000歩で、30年前の小学生は27,000歩です。
30年間で日本の小学生の歩数は半減したことになります。
中には1日に5,000歩まで達しない子供もいます。
4、疲れを訴える事が多い
「疲れた」「からだがだるい」「眠い」といった言葉を発する
子供たちが急増しています。
現代社会でストレスを感じることが多いのは
子供も例外ではないようです。
5、肥満と生活習慣病が急増している
2002年の文部科学省「学校保健統計調査報告書」によると
肥満傾向にある6年生 男子11.7% 女子10.1%
25年前と比べると2倍に増えているとのことです。
これは、40人クラスで4人が肥満傾向ということになります。
6、アレルギー体温異常が現れている
日本学校保健会によると、小学生5・6年生で
医師からアレルギーがあるといわれたことのある子供は約50%
朝起きた時に体温が36度に達しない子供が4~5人に1人の割合で
存在している。
<参考文献 公認ジュニアスポーツ指導員養成テキスト>
このように、ライフスタイルの崩壊は子供達のからだに
多くの問題を起こしています。
また、これからもこの問題がますます進んでいくでしょう。
だからといって便利になった世の中を捨てる事は、出来ません。
しかし、子供達に「子供らしさ」を取り戻させる事は出来ると
思います。
からだ塾では、子供達が「子供らしさ」を取り戻す為の
運動プログラム 目と耳の体操教室を行っています。
教室では、様々な遊びやスポーツができるような授業が
受けられます。
ボール投げ、キャッチの遊び
鬼ごっことケンケンパを「からだ塾式にアレンジ」した遊び
鬼ごっこ、ケンケンパ、だるまさんが転んだ、紙鉄砲、
飛び石など昔からあった遊びは、子供たちの運動能力向上に
とても必要なものばかりです。
しかし、今の多くの子供達はその遊びを知らないです。
からだ塾では、昔の遊びをアレンジして様々なスポーツを提供し
子供たちの成長をサポートします。
からだ塾の授業風景の動画をご覧になりたい方は
下記を再生してご覧下さい。
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